2018年11月24日

中央公園11月24日調査報告

ここ数日の冷え込み。
ついにダウンの上着を着ての観察です。
公園のモミジやメタセコイアの木々もやっと色づいてきました。
気が付けば今日は11月最後の調査です。

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   (色づく公園の木々)

一応、冬鳥たちも記録されているものの、少し物足りなさを感じる今シーズン。
アトリは6羽と先週より減っていました。
昨年の11月25日にはツグミが7羽記録されていました。
しかし、今日は1羽も記録できません。
シロハラも0でした。

ここ5年間の月ごとの記録種数を比較してみるとやはりここまでは少なめです。
11月は2016年と同じ29種でした。
14年や17年の同時期と比べると少ないことがわかります。

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(最近5年間のひと月ごとの記録種数の比較。赤が2018年)

留鳥のカルガモもここに来て多少増えましたが、16年や17年に比べると少ないままです。
北の地が本格的な冬になると、もう少し増えるのでしょうか。

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(8月下旬から10日ごとのカルガモの最多記録個体数の比較)

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(紅葉を映した水面に浮かぶカイツブリ)

紅い水面に浮かぶカルガモやカイツブリ。
今朝は、季節限定の鳥たちのいる景色を楽しめました。
来月はもう少し冬鳥たちが増えることを願って解散。

参加者11名 記録種数21種 記録個体数193羽。
次回は12月1日午前7時からです。担当:BR平野


posted by ばーりさ at 12:18| みにクル報告(宇都宮)

2018年11月19日

ドバトの調査をしました(佐藤)

普段、何気なく目に入るドバト。都会では最も身近な鳥の1つで、例えば新宿駅の構内などでも見る事ができます(写真1)。ドバトは羽の模様が1羽ごとに異なっており、地域によって、模様の頻度に差があります。たとえば大阪と東京で比較すると、ドバトの原種タイプと言われている灰二引(写真2)が東京の方が少ない事が分かっています。(室本&三上 2018)。

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写真1 新宿駅西口のドバト 1羽ごとに羽の模様が異なる


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写真2 原種タイプの灰二引



また、海外の研究ではドバトは郊外よりも都心の方に黒っぽい個体が多い事が示されています。今回はそれを検証するために、京王線の新宿駅から多摩センター駅まで8駅でドバトの羽の模様の予備調査を実施しました。

それぞれの駅から半径1km以内でドバトを探し、見つけたらドバトの模様を5つに分類してカウントしました。

1回の調査では、まだまだ結果を出す事はできませんでしたが、郊外の方が都市よりも明るい色の個体が多いように感じました(写真3)。


もし、環境によって羽の模様の割合が異なるのであれば、それは環境の指標として利用できるかもしれません。

それを検証するため、今後、参加型調査として全国のドバトの羽色調査を実施していく予定です!


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写真3 仙川駅(調布市)周辺で見つけたドバトの群れ
新宿駅よりも明るい色の模様が多い?

posted by ばーりさ at 10:10| 活動報告

大阪府鳥類目録2016 をいただきました

表記書籍をいただきました。

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大阪府鳥類目録2016
日本野鳥の会大阪支部
3000円+税 ISBN 978-4-9901127-1-4

大阪で記録された鳥を四季別に分布図にまとめ,紹介したものです。これまでも2002年,1987年に発行されています。こういうものを定期的に出せるのってすごいですね。

今,バードリサーチでも全国,東京,茨城の分布調査に関わっているので,その成果の出し方などで参考にしたいと思います。

ご寄贈,ありがとうございました。

posted by ばーりさ at 09:54| 活動報告

2018年11月17日

中央公園11月17日調査報告

1週間でユリノキの葉がだいぶ落ちてしまいました。
紅葉も色づき始めましたが、例年に比べ今一つです。
公園はヒヨドリの騒々しい声であふれていました。

前回に引き続きアトリの群れが滞在していました。
ケヤキの樹冠でしきりに実をついばんでいました。
下からみると困ったことに。
茶色の葉とアトリの下腹の色が似ていて見つけにくいのです。
少なくとも15羽確認できました。

日本庭園の池には珍しいお客様。
マガモ1羽にコガモ2羽。
どちらも雌でした。
ただ、コガモは慣れていないのか常にオドオド。
すぐに、移動しそうです。

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(休憩中のマガモの雌)

植え込みではヒヨドリに混じってシロハラのか細い地鳴き。
影が動くもののじっくり姿を見られません。
さらにホオジロ属のか細い声。
アオジ?それともクロジ?
しかし、ヒヨドリの騒々しい声にかき消され位置や種を特定できません。
残念!

今朝はほかにジョウビタキが記録されました。
しかし、シメやツグミは記録されるものの、まだ増えてきません。
数日前に訪れた山地の林にはツグミが多数群れて木の実を啄んでいました。
今秋は暖かいせいか、山から下りてきていないのかもしれません。
彼らをじっくり観察できるようになるのはもう少し先のようです。

参加者8名 記録種数21種 記録個体数159羽
次回は11月24日午前7時からです。担当:BR平野




posted by ばーりさ at 12:17| みにクル報告(宇都宮)

2018年11月16日

水場の利用時間(守屋)


です。

水場カメラは11月の初めから、Twitterへの投稿をカメラからビデオに変えて、動作などを確認しています。
15秒のビデオですが、やはり写真より情報量が多く、行動なども観察されて面白いですね。画像は落ちますが…。

行動を見ているとシジュウカラがウグイスに威嚇したり、ヒヨドリがほかの鳥を追い払ったりといった種間の関係も観察されています。




自宅(東京都北多摩)の水場カメラは8/9から始め、9/23を境にヒヨドリが、9/27頃からヤマガラが頻繁に水場に顔を出し始めました。
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図1 シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤマガラの水場への出現日(8/9〜11/13)

ヒヨドリは一回り大きく、強そうです。他の鳥に与える影響はどうなのでしょうか?
そこで、シジュウカラの水場への渡来時間を、ヒヨドリが頻繁に現れだした9/23以前と以降でグラフにしてみました。
出現時間.png
図2 シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤマガラの水場への出現時間(8/9〜11/13)
(最も訪れた時間帯を100%として相対的に表現しています)

青点線のグラフが9/23以前のシジュウカラの出現時間ですが、お昼を挟んだ10時台と13時台にピークがありました。
それが、9/23以降は、ヒヨドリ(灰色)が昼を挟んだ11時台と13時台によく現れるようになり、シジュウカラ(青線)はそれを避けるように12時台の出現が多くなっていました。直接コンタクトしている場面をまだ確認していないので、追い払われているのか避けているのかは分かりません。また、ヤマガラ(オレンジ)はシジュウカラも避けるように15時台がピークになっています。
非繁殖期の力関係は ヒヨドリ>シジュウカラ>ヤマガラ=ウグイス か?

そのあたりのデータも収集できそうなので、注目して貯めていきたいと思います。
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posted by ばーりさ at 23:37| 電子工作戦隊