2021年05月24日

激坂が大変でしたが,アオバズクを堪能(寝不足ですが)

去年,調査下見でギブアップということで,調査せずに残ってしまった全国鳥類繫殖分布調査の伊豆の調査地に行ってきました。
Googleマップにも載っているような舗装道なので,なめていたんですが,「ブエルタ(激坂で有名な自転車レース)か」と思うのような激坂でした。なんでこんな道つくったんだろう。

調査地の近くの運動公園の駐車場でねぐらをとったのですが,寝ているとアオバズクの声。「これは録音にいいかも」と思って起きだしてとろうとすると,鳴きやんで寝ると,また近くの声で起こされ,録音の準備すると・・・・。3回繰り返しました。朝,調査地に向けて出発するときにも遠くで声がしていたので,夢ではありません。

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調査は,いい感じの中で,できました。激坂は特に下りは足にきました。膝の調子よくてよかった。

前回と比べるとツバメやスズメ,ハシブトガラス,ヒヨドリ,メジロなど,その時多かった種がかなり減っていました。
ソウシチョウ,ガビチョウ,リュウキュウサンショウクイなど,あらたに定着した種とともに,ヤマガラは増えてました。

posted by ばーりさ at 16:09| 活動報告

マミジロの声響く大山沢

なかなか連続して天気のよさそうな日がないので,土日で秩父の大山沢へ夜行日帰りで行ってきました。

車中で寝ていると,夜中に車の屋根をたたく激しい雨音,ちょっと不安になってきましたが,2時半に起きてみると,点々と星が。薄曇りになっているよう。前回の調査で,調査の途中に失くしてしまって,今回新調したヘッドライトを頼りに登っていくと,だんだんと満点の星空に。そして,だんだん明るくなってくると聞こえるこの声。


いい感じです。そしてミソサザイも。そして足元を見ると前回落としたヘッドライトが。前回ミソサザイの声を録音しようとしたときに落としたみたいです。ライトは大丈夫でしたが,バンドの部分がグチャグチャに。獣が嚙んだんでしょうね。

いい調査ができました。

この梅雨の時期らしく,ちょっと美味しそうなキノコがありました。詳しくないので,とりませんでしたが。

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posted by ばーりさ at 15:45| 活動報告

2021年05月16日

ドローンで撮影したガンカモ写真をAIで自動カウント

ドローンで空撮した写真でガンカモやハクチョウをカウントする方法は、遠方でよく見えない群れや、岸から見ると個体同士が重なっている群れを数えるのに役立つのですが、撮影した写真を見て人力でちまちま数千羽を数えるのは、かなり絶望的な気分になる作業です。

そこで、カミエンス・テクノロジー株式会社の協力を受けて、同社のテラドローンという画像処理ソフトに搭載されているAI認識機能でカモのカウントをする実験をしています。なお、この方法は目視カウントより手間はかかりますから、人がカウントできている調査に替わるものではなく、熟練したひとがカウントしないと誤差が大きくなってしまうような大群を数えるための手法になると考えています。

次の写真は茨城県の北浦で昨年12月に撮影した、大半がオナガガモで構成される群れで、AIが認識したカモの種と雌雄別に色が付いています。はじめにカモを種・雌雄別に数百羽ずつAIに学習させ、その後、AIにすべての写真を分析させて、学習したカモの画像と一致する物体をカウントさせました。

北浦AI認識全景.jpg

自動認識できたのは次の4カテゴリーです。なお、オナガガモの雌雄の区別は完璧ではありませんでしたが、私が写真を目で見ても判別に迷うくらいの写真写りなので、AIにも難しかったと思います。まだAIの学習データが不十分なので、認識精度の検証は次の段階で行う予定です。
  • オナガガモ♂    1,018羽
  • オナガガモ♀    2,769羽
  • ホシハジロ♂    74羽
  • オオバン        19羽

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撮影したのはおよそ250m四方ですが、撮影範囲の東側にもかなりのカモがいたようで、残念ながらこの場所の群れ全体をカウントすることはできませんでした。現在の小型ドローンのカメラ性能ではカモ類の識別には高度20m以下での撮影が必要で、そうすると写真一枚の撮影範囲が狭くなってしまい、1回20分程度の飛行時間で撮影できる範囲はこのくらいなのです。バッテリーを交換して何度も飛ばせば広い範囲の撮影も可能ですが、カモの群れは撮影中にも動くので、あまり時間をかけるわけにもいきません。ドローンの性能は急速に向上しているので、近い将来、高い高度から効率よく撮影できるようになることを期待しています。

来シーズンの調査に備えていろんなカモの写真をAIに覚えさせたいのと、北浦ではオナガガモが大半だったため実験できなかった異なるカモの雌同士のAI認識を試すため、4月上旬に北海道のコムケ湖で空撮をしてきました。AI認識はまだ作業中ですが、ちょっと興味深い写真が撮れたのでご覧に入れます。

これはコムケ湖で撮ったスズガモの群れです。オスが先に繁殖地を目指すためなのか、このとき撮影した群れはほとんどオスばかりでした。潜水ガモ類はペア形成が遅くて、春の渡りの途中か、繁殖地に着いてからペア形成をすると言われています。じつは9月に道北で空撮したときにもスズガモはオスばかりということがあったので、雌雄の渡りのタイミングの違いを調べられたらおもしろいなと思いました。

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posted by ばーりさ at 12:59| 活動報告

2021年05月15日

栃木県立中央公園調査報告

早くも5月中旬。
騒々しく鳴き騒いでいるのは留鳥のエナガとシジュウカラ。
4月に巣立ちしたエナガの幼鳥はもう親鳥と同じ大きさです。
少なくとも12羽の幼鳥と成鳥4羽。
どうやら2家族の群れのようです。

さらにシジュウカラも巣立ちビナを連れていました。
こちらは巣立ちして日が浅いようです。
ヒナの尾の長さは3pほど。
口を大きく開けてしきりに親鳥にアピール。
今朝は公園の2か所でヒナ連れが見られました。

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   (枝で休むシジュウカラの巣立ちビナ)

植込みの地上でごそごそしているのはムクドリたち。
彼らも子育てに大忙しです。
地上を休みなく動き回っては虫やミミズを集めていました。
まだ巣内育雛中のようです。
公園に彼らの巣立ちビナが現れるのはもう少しあとです。

一方、夏鳥のササゴイはまだ巣造り中です。
ケヤキの高い枝に巣材を運んでいました。
脚の赤い雄が折り取った枝をくわえて雌のところへ。
雌が受け取って巣に差し込んでいました。

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    (巣造り中のササゴイのつがい)

一時は12つがいまで増加したササゴイ。
しかし、今年はやっと3つがいが営巣中です。
このあとまだ新たなつがいが飛来すると良いのですが…。

先週まで公園で囀りが聞かれていたキビタキやセンダイムシクイ。
今朝はまったく聞かれません。
しかし、まだ渡り途中の鳥たちもいるようです。
遠くでアオバトの独特の囀りが聞こえてきました。
渡り途中のアカハラ2羽はツリーと鳴き交わしながら飛び回っていました。

来週にはカッコウの鳴き声も聞かれるかもしれません。

記録種数:22種 記録個体数:108羽(幼鳥含む)
参加者:7名
次回は5月22日午前6時30分からです。
担当:BR平野


posted by ばーりさ at 15:00| みにクル報告(宇都宮)

2021年05月14日

奥多摩の未調査コースへ(東京都鳥類繁殖分布調査)

今日は天気が良かったので,東京都鳥類繁殖分布調査の奥多摩の未調査コースを調査してきました。
こんないいところです。

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家を3時前に出発。調査を終えて降りてくるころに,自分たちが一番乗りと信じて登ってくる登山者たちとすれ違い,皆驚いた顔をするのがいい気分です。

前回と比べると,オオルリとヤマガラが増えていました。モニ1000の結果でも,ヤマガラが標高の高いところへと分布をひろげていますが,同様のことでしょうか?

調査終了後に,もう1コース,調査ができていないコースを調査できるかの下見を兼ねてアンケート情報を集めてきました。荒れ果てた林道をバイクで走り,予定よりもだいぶ手前にある車両立ち入り禁止のところで,バイクを置いてさらに歩きましたが,最後は登山者も立ち入り禁止と隙間をワイヤーでふさいだゲートが。一昨年の台風で道が崩れたとHPでも見たので,ダメかな,と思ってはいたのですが,やはりだめなようです。このコースは今回はあきらめですね。残念。


posted by ばーりさ at 16:00| 活動報告