2018年06月02日

6月2日中央公園調査報告

今年も早、梅雨入りの話題が聞かれる季節。
でも、さわやかな青空が広がる朝です。
日本庭園のヤマボウシも純白の花で覆われていました。

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   (白い花がまぶしいヤマボウシ)

集合場所の沈床池には新たなカルガモの家族加わっていました。
ヒナの数は7羽。
先週記録されたヒナも全員が揃っていました。
一回り大きくなって、元気に泳いでいました。

茂みからカラ類の騒々しい鳴き声が聞こえてきました。
エナガとシジュウカラの若鳥にコゲラの家族群も交じっていました。
並木の途切れから次の樹木へ移動する数は少なくとも18羽。
騒々しいわけです。

さらに、駐車場付近ではムクドリの騒々しい鳴き声。
南側の農地付近を飛びまわり、異様な雰囲気です。
近づいて覗いてみると、ハシボソガラスがムクドリをくわえていました。

ハシボソは私たちの接近に気が付いてか人家の屋根へ移動。
その後、さらに住宅地の奥へと獲物をくわえて飛び去ってしまいました。

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  (ムクドリをくわえるハシボソガラス)

ハシブトガラスがドバトを襲うのは何度か観察したことがあります。
しかし、ハシボソがムクドリを襲うのは初めて見ました。
参加者の皆さんも初めてのようでした。
いつもは公園の地上をゆっくり歩いているハシボソガラス。
小中型の鳥たちには危険な捕食者なのだと改めて認識しなおしました。

公園の池を元気に泳ぐカルガモのヒナたち。
ケヤキの巣で親鳥の帰りを待つササゴイのヒナたち。
彼らはカラスたちの攻撃から何羽生き残るのでしょうか。


参加者10名 記録種19種 記録個体数100羽
次回は6月9日午前6時30分からです。担当:BR平野




posted by ばーりさ at 12:32| みにクル報告(宇都宮)

2018年05月31日

さえずり検索で類似種を表示、フィールドノート種名直接入力

フィールドノートの使い方 第6回】

フィールドノートではありませんが、さえずり検索の野鳥図鑑をスクロールダウンすると、いちばん下に鳴き声が似ている種の一覧を表示するようにしました。下の画面はホオジロの類似種です。鳴き声を調べていて「この種ではなかった」というとき、類似種の鳴き声を聞くと、鳴き声の主が分かるかもしれません。

類似種.jpg

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posted by ばーりさ at 16:05| フィールドノート使い方

2018年05月30日

今年のシロチドリの繁殖状況(守屋)

今年の九十九里浜では、いつもの調査地にそれほどシロチドリがいません。
荒天がかさなって放棄してしまった巣もありましたが、集まりがどうも良くありません。
彼らは、守護神と頼りにするコアジサシのコロニーの近くに集まってくるので、コアジサシの繁殖が順調でないというところも今年は大きいようです。

それでも少数のシロチドリは営巣しているのですが、人々が海に向かうルートの近くに巣を構えたシロチドリの巣は、釣り師やサーファー、散歩の人などに踏まれそうになりながら過ごしていました。数も少ないのでヒヤヒヤものです。
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自然の中でカラスやチョウゲンボウにやられるならそれも仕方がないことかもしれませんが、人為の影響はできるだけ取り除いておきたいものです。しかし多くの人が利用する場所となると制限区域を作るのにも限界があります。
そのため今年も危険な場所には60✕60cmの防護柵の設置を行なっています。

物理的な障害はシャットアウト! 先日、柵内でヒナが3羽帰りました。

まだしばらく飛ぶことはできないため、親の保護を受けながら成長していきます。

6月下旬に、砂浜の鳥を対象にミニレクチャーと観察会、保護柵の解説などを予定しています。
あらためてご案内します。
posted by ばーりさ at 19:55| 活動報告

春のシギチ祭り(守屋)

そろそろ春のシギ・チドリ類の渡りも終盤を迎えています。

この春、WEBの動植物図鑑を集めた ​図鑑.jp​(山と渓谷社)でシギチの特集をしていただいていました。
シギ・チドリ類の保全は、​まずは広く知ってもらうことが必要です。 
いろいろとコンテツ協力しましたので、ご覧ください。

おかげさまで全国一斉シギチドリカウントの企画も実施できました。
春に大移動しているシギチドリの1日の分布を皆さんの協力で数えた結果です。

シギチのカウント調査に興味を持たれた方は、バードリサーチが関わっている環境省のシギチドリモニタリングについても知っていただきたいと思います。
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シギ・チドリ類写真コンテスト、冊子の無料閲覧は、明日が最終です。
WEBから無料登録で参加できます。

​○シギチのコラム​ 

​○​シギチの小冊子 
(サンプルを読む(無料)から全部見ることができます) 

​○​シギ・チドリ類 写真コンテストのお知らせ​ 
(商品はミユビシギTシャツ)​ 



posted by ばーりさ at 19:02| 活動報告

愛知県鳥類生息調査1967-2016 50年の記録

日本野鳥の会愛知県支部より標記書籍をいただきました。

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愛知県鳥類生息調査(1967-2016)50年の記録
愛知県環境部自然環境課

力作です。愛知県29地点で1967年から行われている調査の結果をまとめたものです。
全体の傾向としては,スズメやハシボソ,ハシブトガラスがまとめられています。東京ではハシボソガラスが増えている感じがしていますし,愛知と言えば名古屋の街中でハシボソがゴミをあさっているのを見た経験があるので,ハシボソガラスは増えているのかな,と思いきや,減っているところが多いようで,ちょっと意外な気がしました。
また,ウグイスやソウシチョウ,キビタキが分布を拡大していることもまとめられていました。

また,調査地それぞれの状況や鳥の変化などについてもまとめられています。たくさん興味深い記載があるのですが,ウグイスが繁殖するようになったタイミングとほぼ一致してホトトギスが定着していたというデータは特に興味深く見ました。
ウグイス定着後しばらくして,ホトトギスが定着という感じなのかと思っていましたが,愛知のホトトギス,レスポンス速いですね。

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この報告書,すでに希望者多数でなくなってしまったそうですが,以下のホームページからご覧いただけます。
ぜひ,ご覧ください。


全国,東京都,茨城県の繁殖分布調査も見習わねば。

植田

posted by ばーりさ at 11:41| 書籍紹介