2018年07月23日

電子工作戦隊創設

鳥類学の調査には、現在、様々な調査機器類が使用されています。
ビデオやカメラはもちろんのこと、各種センサー、GPS、ロガー、レーダー、ドローンなどなど。

人が観察に行けないところもいけます。証拠も残りますし、定量的な調査も可能です。鳥へのストレスも少なく、本来の生態が観察できます。また、人は定点観察し続けるのには限界がありますが(例えば、このとんでもない暑さの時など)、機械は基本電気があればなんとかしてくれます。

しかしながら、精度が高かったり、自由に設定できる調査機器はそこそこ調達コストがかかります。在野の調査者としては、あまりコストを掛けずに便利に調査できるように楽しく乗り越えたいところです。

先日来、Raspberry Pai(ラズベリーパイ)という、教育目的に作られた超小型のコンピュータ(2000〜6000円)を触っています。子供向けに作られたのですが子供な大人に大人気のこのコンピュータはいろいろな電子工作が作られネットで公開されています。

私もネットの情報を参考に、ちょっとしたセンサーカメラを作って自宅の水場を観察し始めました。集電型赤外線センサーを用いて、水場に鳥が来ると感知して写真を撮影し、Twitterに自動投稿します。
(Twitterアカウント @cameramoriya)

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IMG_0966a.jpg設置の状況
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撮影されたシジュウカラ。毎日のように訪れます。

現在、順調に撮影できていて、いつ来ているかリアルタイムで分かります。温度センサーをつければもっと多くのことがわかりそうです。

プログラムやシャッタースピードなど試行錯誤は必要でしたが、思い通りにいくとこれがなかなか面白い。そこで、ラズベリーパイを中心として調査機器を自作して楽しく野鳥調査するサークルを作ろうかと思います。

電子工作戦隊バードリサーチを創設したいと思います。

ブログで不定期に掲載していく予定ですので、初心者の試行錯誤を見てもらって、安心して電子工作に挑戦してもらいたいと思っていますw
こういうもの開発してほしいとかアイデアがありましたら教えてください、隊員になっていただいて一緒に作ってみましょう。
posted by ばーりさ at 15:07| 電子工作戦隊

2018年07月21日

中央公園7月21日調査報告

今日も早朝からうだるような暑さ。
鳥たちの姿も疎らです。

いつもの年なら、ハシブトガラスの若鳥の群れで騒々しい時期。
しかし、今年は多少増加したもののそれほどでありません。
今朝は、上空通過を含めても17羽。昨年並みです。
一昨年の同時期には36羽なのでだいぶ少ないことが分かります。
どうも2013年や14年をピークに減少傾向にあるようです。

シジュウカラは2か所で鳴き声が確認され少なくとも3羽のみ。
しかし、過去の同時期の記録をみると例年とほぼ同じでした。
若鳥は群れで行動するため出会う機会が少ないのかもしれません。
あるいは、昆虫の多い郊外の林へ行っているのかも?

それでも大池では元気に飛び交うカワセミの姿。
人間をあまり警戒せず、お気に入りの岩と手すりを行き来していました。

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   (手すりにとまるカワセミの雄)

鳥はイマイチでしたが、昆虫たちが楽しませてくれました。
日本庭園では真っ赤なショウジョウトンボが3頭草の先で翅を休めていました。

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     (ショウジョウトンボの雄)


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     (アカボシゴマダラ)

エノキの近くでは地上で吸水するアカボシゴマダラ。
この外来種。あっという間に増えてしまいました。
在来種のゴマダラチョウは今ではほとんど見られなくなりました。
昆虫の世界の変化の速さに驚くばかりです。

ここしばらくは鳥が少ないことを記録する調査が続きそうです。
さて今夕は、近くの居酒屋で暑気払い。
どんな鳥の話題で盛り上がるでしょうか。
楽しみです。

参加者4名 記録種数11種 記録個体数128羽
次回は7月28日午前6時からです。担当:BR平野






posted by ばーりさ at 11:57| みにクル報告(宇都宮)

2018年07月14日

中央公園7月14日調査報告

今日の宇都宮は朝から真夏の太陽が照り付け、気温も上昇中。
調査時刻前からニイニイゼミの鳴き声がうっとうしさを増幅しています。
途中でミンミンゼミも鳴き始めました。

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    (ニイニイゼミの抜け殻)

一方、鳥たちは、夏痩せ?
特に小鳥類は、池の上空を舞うツバメの若鳥とシジュウカラのみ。
シジュウカラは個体数もわずかに3羽のみです。

初夏の頃、うるさく騒いで餌を探していたムクドリたち。
今朝は上空を数羽が通過するだけでした。

沈床池のカルガモのヒナたちは相変わらず活発に動き回っていました。
その愛らしい姿に、足を止めて携帯で撮影する散策者の姿も。

今年は4家族が記録されました。
しかし、今朝は最近生まれた11羽と2番目に記録された大きなヒナの2羽だけです。
いつのまにか、先に生まれたヒナたちの姿がありません。
捕食された?
それとも、最初に生まれた大きなヒナたちは池を離れているだけ?
例年と少し様子が違うようです。

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(動き疲れて休むカルガモのヒナたち)

ササゴイの営巣地の地上に卵の殻が落ちていました。
孵化したようです。
ここ数日、二腹目ややり直し繁殖のヒナが孵化しています。
3巣でヒナが孵化し、2巣はまだ抱卵中です。

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(緑のコケの上に落ちていたササゴイの卵殻)

例年、公園では、来週あたりからハシブトガラスが増加します。
ササゴイのヒナたちは無事巣立ってくれるでしょうか。
やきもきする日々がまだ続きそうです。

参加者6名 記録種15種 記録個体数88羽
次回は7月21日午前6時からです。担当:BR平野

posted by ばーりさ at 12:38| みにクル報告(宇都宮)

2018年07月11日

オオタカ調査で帯広へ

先週の名古屋,小松に続き,帯広へ行ってきました。
 帯広の営巣地はカラマツそして平地。スギの営巣地がつづいていると,巣が見やすいし,巣へのアクセスも楽。ヒグマがいるところがちょっと怖いけど(今回も1頭見られました)。

こんな感じです。

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 数年前の台風で営巣地の防風林の木がかなり倒れ,その処理がオオタカに影響を与えているそうです。この営巣地もすぐそばまで伐採が入っています。防風林というと単なるその防風目的の林と思ってしまいますが,材をとるための林業地でもあるそうで,伐採は材の管理やそもそもの目的でもあるので,仕方ないのですが,大径木林がそれなりに残っていて,これまではうまく営巣地を移動させながらオオタカが繁殖してきたのが,台風対応で伐採が多くなると代わりの営巣地がなくならないか心配です。

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 多くの巣は巣立っているか,巣立ち直前でした。北海道のオオタカは渡りをするのに,留鳥の本州と繁殖ステージがそれほど遅くないのが意外です。
 また,今年はヒナが多いということで,3羽の巣が多くありましたが,普段は3羽は珍しいそうで,そうするとヒナ数は本州より少なくなります。今の時期だけみていると,獲物になる鳥は本州よりも多そうなのにちょっと意外でした。渡りと春先の鳥の少なさが卵数に影響するのかな。

 今回もカツ丼に連れて行ってもらいました。北海道らしいシイタケと筍のカツ丼です。ぼく的にはちょっと煮込みすぎで衣がブワブワになっているのはマイナスポイントですが,美味しかった。カマンベールソフトなるものもご馳走になりました。もっとすごいもの想像しましたが,普通に美味しかった。



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posted by ばーりさ at 05:37| 活動報告

2018年07月06日

カワウのコロニー調査 in 淡路島(高木)

 関西広域連合(近畿圏の府県市の行政の集合体)から委託を受けて、6府県のカワウの生息状況を調査しています。実際の調査は、地元におられる会員の方や調査協力者の方に実施してもらっていますが、中には調査が難しいねぐらやコロニーがあります。そこで、調査方法の改善などで、より正確に調査できるようにしたり、調査者の負担を減らしたり、というバックアップをしていく予定です。

 今回は、夏は薮が深く観察地点まで到達するのが大変で、調査ができないと報告を受けていた淡路島のコロニーに行ってきました。そのコロニーは、確かに、周りを住宅や、不法投棄のゴミや、トゲのある木や、濃い茂みが取り囲んでいて、どっから新入したらいいか悩む場所でした。事前に、現地の情報を、日ごろ調査していただいていた方から受け取っていたので、何とか、ねぐらが見える場所まで、行くことができましたが。。。近くを通るだけでは、こんなところに池があるとは思わないですし、カワウのねぐらの存在にも気づかないかもしれません。
 苦労して眼前にカワウのねぐらが見えた時、ちょっと感動しました。最高の立地です。彼らにとって。海に面していて、誰も人間は接近できない場所で、程よい開放水面、岸にせり出す樹木。まさに、楽園です。ここ、当然選ぶよね〜。と思うようなところでした。


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右手奥が海、写真左の池の対岸画面から外れた位置にカワウのコロニーがありました。

調査した日は、豪雨が始まる直前で、雨で調査はできないかもしれないという
可能性もある中、乗り込みましたが、幸運にも雨はほとんど降らず、
陽ざしが陰って、かえって涼しくて助かりました。
(調査後、神戸の宿では、携帯がけたたましく、避難勧告のアラームを
 響かせていましたが。)
そんな、好条件だったので、ついでに、個体数と巣数もカウントしてきて
しまいました。そのせいで、同行してもらった同僚の加藤貴大君は、
ほぼ最終の新幹線で帰宅、家に着いた頃には日付が変わっていた
そうです。ごめんね。(私は翌日大阪で会議のため、宿泊)

さて、本来の目的の、今後の調査のための、改善策ですが・・・。
ちゃんと仕事をしてきました。今まで使っていた調査ルートとは別に、
もう少し楽に観察できる地点に到達できるルートを発見してきました。
これで、少しでも、調査していただいている方の負担が減ると良いのですが(^^;

この冬には、別の場所のバックアップを予定しています。



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明石海峡大橋は立派でした。加藤くんは、お土産にたまねぎをたくさん買って帰っていきました。



posted by ばーりさ at 00:00| 活動報告