2019年06月09日

バードリサーチ・バードソン 観察地点の分布は?

6月1日に始まったバードソンは2回目の週末に差し掛かっています。上位グループは追いつ追われつ順位が入れ替わっていて、現在トップは78種です。
種数と順位はこちらをご覧下さい。https://db3.bird-research.jp/birdathon/ranking.html

6月9日午前9時ごろのデータで集計してみました。

参加者数 109名。
全員の観察回数合計 672回。
観察地点数 518カ所。繁殖分布調査で使っている20kmメッシュにマッピングしました。観察地点が多いメッシュの色が濃くなっています。関東から関西にかけての地域と北海道に観察地点がたくさんあります。

20190609観察地点メッシュ.JPG


観察頻度の高い種トップ10
種名観察回数
ヒヨドリ312
ハシブトガラス295
スズメ293
シジュウカラ277
キジバト232
ムクドリ229
ツバメ221
ウグイス208
ハシボソガラス203
カワラヒワ191

バードリサーチ・バードソンは、インターネットで参加できます。詳しくはWebサイトをご覧下さい。

posted by ばーりさ at 18:07| 活動報告

2019年06月06日

ヤマガラとクロツグミが増えている? 佐渡調査2回目(植田)

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陽が海に沈んでいきます。
急に盛んになる,クロツグミの地鳴き。さえずり始めるコルリ。それらが静まり,闇とともに近づいてくるヨタカの声。そしてジュウイチ。車中泊での調査は最高ですね。
朝は前回はおとなしかったコルリが活発。今年はちょっと鳥の動きが遅めなのかもしれないです。

そうして調査を終え,下山すると車の挙動がどうもおかしい。

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右後輪のパンク。タイヤ交換なんて何年ぶりだろう。スタックしてのジャッキアップはしばしばしてますが。

帰ってから,データを見てみました。調査中にクロツグミが昔は山の下の方から聞こえてきていたのが,最近調査地のそばにもいることが気になったのと,ヤマガラ見ることが多くなっているような気がしたので。
感じていた通りでした。クロツグミこそ,来年の結果次第では傾向がなくなってしまうかもしれませんが,ヤマガラは着実に。

大佐渡変化.png

来年の調査の楽しみが増えました。


今回は新潟で食べました。ずっと行くたびに臨時休業や満員で入れなかった利したお店。
肉の質は今一つですが,衣が香ばしくいい感じでした。

hirai.jpg





posted by ばーりさ at 18:06| 活動報告

2019年06月05日

【みにクル】高山帯鳥類調査 in 富士山植林地 調査後、梨ヶ原高原へ(山ア)

 富士山での植林地の調査とデータ集計が終わった後、調査にご協力頂いた皆さんと一緒に梨ヶ原高原で草原の鳥を観察してきました。植林地の調査の報告については、こちらをご覧ください。

http://blog.bird-research.jp/article/186093365.html


20190602梨ヶ原.JPG 

毎年みられるわけではないと聞いていましたが、到着してすぐにオオジシギのディスプレイフライトをじっくり楽しむことができました。さえずりながら飛ぶヒバリのほか、ホオアカやコムクドリなども観察することができました。

 ホオアカ.jpeg

 また、モズがカッコウを追い払おうとしているところも観察しました。モズの巣が近くにあったのかもしれません。モズに限らず鳥は自分よりもずっと大きい相手に対しても立ち向かっていきます。私は武道をやっていたことがあるのですが、相手が自分より大きいと、投げるのはとても大変でした。それを思うと「鳥ってすごいな」と感じます。


しばらく観察した後、車で移動し観察場所を変えたところ、今度はノビタキに出会いました。

ノビタキ.jpeg

観察場所を変える前、参加された皆さんと「ノビタキに会えないと帰れない!」なんて話をしていましたので、観察できてよかったです。


出現した鳥や調査場所の植生などを記録して比較することで、観察だけでは気づかなかったことが分かることが調査の面白さの1つだと思います。時間をかけてじっくり鳥を見て楽しめるバードウォッチングには、バードウォッチングの良さがあると思います。調査とバードウォッチングの両方を1日の内に体験し、双方の良さやその違いを感じることができました。


ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!

また一緒に調査やバードウォッチができる日を楽しみにしています。

posted by ばーりさ at 09:55| みにクル報告(富士山)

2019年06月04日

【みにクル】高山帯鳥類調査 in 富士山植林地(6月1-2日)(高木・山ア)

 先日、関東圏の会員の方たちと共に富士山北部の植林地にて調査を実施してきました。今回もLASP富士山鳥類調査研究グループ(LASPFG)との共同での調査です。例年は100m標高毎に調査を行ない、垂直分布を調べていますが、今年は標高1300〜1700mほどの一定の標高の植林地で、樹木がある場所と伐採地の違いを調べました。
 6月1日の昼過ぎに東京を出発し、中央高速で山梨県へ。談合坂サービスエリアでツバメのヒナたちを観察したあと、調査地の近くの民宿に向かいました。そこで、現地集合組の参加者と合流し、近くの森に入って調査方法のレクチャーを行ないました。今年は、森林環境の違いを調べて比較する、ということもテーマとしていましたので、その方法についても学びました。そして、温泉から富士山を眺め、夕食後に1時間ほど座学を行ないました。
 富士山植林2019-side1.JPG

 翌朝は3時半に出発し、調査地の近くの森へ。夜明けのコーラスを楽しんだら、植林地に入って調査開始です。スタッフ3名、参加者は13名、車3台体制で調査が始まりました。9時終了予定を10時半まで延長して15地点を2班にわかれて2回ずつ調査しました。調査地には大きく分けて、森林(シラビソやカラマツなどの自生種を植えていて、下草の手入れなどは過剰にしていない天然林に近い管理の植林)、帯状伐採地、皆伐地(伐採直後の場所や次の苗木を植えてある場所もありました)の3つの環境があります。鳥の調査は半径約50mのスポットセンサスで行ない、環境については、地上から樹冠までいくつかの層に分けて植被率などの記録を交代でつけました。
富士山植林2019-side2.JPG
 
 調査後は民宿に戻って昼食をとり、みんなで調査結果の取りまとめを行ないました。出現した鳥の種数は、森林29種、帯状伐採地26種、皆伐地14種でした。皆伐地は草などが生えた草原に近い環境ですが、天然の草原や高原とは違いがありました。皆伐直後の場所はほとんど草原性の鳥もおらず、林縁でハシブトガラスが騒いでいる程度。伐採から数年経った場所でも草原性の鳥は限られていて、むしろ森林性の鳥が記録されました。これは、伐採されている場所の面積が100〜150m四方のパッチ状で小さく、調査範囲に伐採地の隣の樹木が含まれていたことによります。草原とは違う伐採地の特徴として、あえて林縁を除外しませんでした。調査の直後にデータのまとめをすることで、同じような景観でもその広さによって生息する鳥の種類が変わることを実感できました。長時間の調査はかなりシンドイものです。でも、帰りの車や、その後のメールなどから、とても充実した時間だったと喜んで頂けている様子が伝わってきます。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
植林地航空写真CCB20101-C6B-30s調査イメージ.jpg
森林(緑)、帯状伐採地(青)、皆伐地(赤)を上空から見たときのイメージ。調査地周辺の航空写真(2010年撮影)より。この航空写真は調査地から少し外れた場所のもので、調査時の実際の状況を示したものではありません。また、円の大きさは半径50mの円と植生の関係のイメージですが、実際の広さとは無関係です。皆伐地では、このように林縁が調査範囲に含まれていたため、樹上にとまっていたアオジやビンズイなども記録された。

 バードウォッチングに出かけるとき、環境の違いを意識して記録をつけておくと、新しい発見があるかもしれません。調査の記録をつける際、手軽に使えるツール、さえずりナビの「フィールドノート機能もぜひ使ってみてください。6月16日まではこの機能を利用したバードソンも実施しています。

参加者の一部は解散後、梨ヶ原高原にバードウォッチングに行きました。
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posted by ばーりさ at 15:25| みにクル報告(富士山)

イベント「九十九里浜のシロチドリを見に行こう!」(守屋)

以下のイベントを行います。
今回は、青少年対象です!ご家族参加OKです。

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「九十九里浜のシロチドリを見に行こう!」
6月22日(土)10:00〜16:00 
東金こども科学館 第二会議室 & 九十九里浜

対象:幼稚園以上。大人のみの参加はできません。幼稚園生や小学校の場合、保護者が補助しながらの親子参加になります。
(本イベントは、子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動です。)

参加費:50円

内容
午前(10〜12時頃)は東金こども科学館で砂浜の鳥についての講座をし、
午後(14〜16時頃)は九十九里浜(九十九里町〜白子町付近を予定)でシロチドリやコアジサシを観察します。
(昼食、移動は各自でお願いします。)

講師
守屋年史・奴賀俊光(NPO法人バードリサーチ )
佐藤達夫・岩崎加奈子(NPO法人行徳野鳥観察舎友の会) 

詳細、申し込みは、東金こども科学館ホームページ(http://www.tsc.tobunspo.or.jp/2019/annai.html)をご覧ください。


posted by ばーりさ at 13:51| イベント情報