2021年12月07日

今年の活動報告(年報)ができあがりました!(守屋・高木)

2021年のバードリサーチの活動をまとめた活動報告(年報)が完成し、刷り上がったものが事務所に届きました。
今年も表紙写真は皆さまからご提供いただいた写真から選ばせていただきました(詳しくはニュースレターで♪)が、高級なアクセサリーやお菓子のパンフレットのようなしっとりシックな仕上がりになりました。いかがでしょう?瓜田英司さん撮影のハマシギです。
表紙の色味は毎年変えたいとは思っていて、表紙写真コンテストのテーマ設定でその辺を考えるのですが・・・。水鳥というテーマでダークブラウンとは、嬉しい誤算、となりました♪

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デザインしてくださったのは今年も、いきものパレットさんです。いつもありがとうございます。
発送は来週を予定しています。皆さまのお手元に届くまでもう少しかかりますが、楽しみにお待ちください!

これまでの年報はこちらで見ることができます。こうして見ると、黄緑系と青系が多いですね。今年のPDFの掲載は、また後日〜。

posted by ばーりさ at 16:36| 活動報告

2021年12月02日

見沼田んぼでとれた無農薬米いただきました

埼玉の大井さんからお米いただきました。大井さんが活動されているNPOで,探鳥地としても知られている「見沼たんぼ」でとれた「にじのきらめき」という品種の無農薬の新米だそうです。鳥見るだけでなく,そこの農業活動もしているなんて,素晴らしい。

「玄米と白米どっちがいい?」と聞かれたので,「ぼくが普段食べているのは玄米だけど,みんなは白米の方がいいと思うから,白米で」と言ったら,玄米と白米両方送ってくれました。

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みんなからは,「それって完全に両方要求してますよ」と言われてしまいましたが…。

うちのスタッフみんなで食べて,健康に,良い活動していきたいと思います。ありがとうございました。

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posted by ばーりさ at 13:24| いただきもの

2021年11月25日

近況報告2020≫ ムクドリが好むねぐら環境の調査 −ヒトとムクドリの共存を目指して−

バードリサーチの研究支援プロジェクト(2020)で、皆様からご支援いただいているバードリサーチのムクドリ調査の近況報告です。

研究支援プロジェクトでは、例年バードリサーチの企画も一つ入れており、今回は「ムクドリが好むねぐら環境の調査
 −ヒトとムクドリの共存を目指して−
」について、皆様からご支援をいただきました。

ねぐら入りしているムクドリをどう追い払うか、ということに主眼を置いたこれまでのムクドリ対策を転換し、人があまり困らない場所にムクドリのねぐらを誘致する方法を考え、ムクドリと人の共存を目指そうという企画です。

今年度の調査では、全国の会員の皆様やバードウォッチャーからムクドリのねぐら情報を募集しました。
これまでのところ、全国から200箇所を超えるねぐら情報をお寄せいただきました。

これまでの成果はムクドリのねぐら調査のページでご覧いただけます。

ねぐら情報は現在も収集中ですので、ムクドリのねぐらを見つけられましたら、ねぐら情報の入力フォームからぜひお送りください!
特に冬季のねぐらについてはまだ情報が少なく、これからの季節の情報をお待ちしております。

これまでの情報をもとに、ねぐら選好性を調べる簡単な解析をした他、東京都や埼玉県、千葉県のムクドリのねぐらでねぐら樹木の計測などの調査を行いました。
樹木の計測にはレーザー距離計を使用して一人でも効率的に調査を進められるようにしましたが、1箇所のねぐらの色々な樹木を計測しているとあっという間に時間が経ってしまいます。

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調査の様子 レーザー距離計で街路樹の幹間距離を測っている様子

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調査道具のレーザー距離計と野帳、愛用のペン


これまでに、計300本を超える樹木を計測し、段々と充実したデータが得られてきました。

現在は主に関東平野のねぐらを対象に計測を行なっていますが、ねぐらや被害の情報が多い関西地方やその他の各地でも計測を重ねたいと思っています。

これまでの結果をいろいろ生きものネット埼玉のサイエンスカフェの話題としてお話しました。
オンライン開催で、ムクドリのねぐら研究をしてこられた越川重治さんや県市町村の職員の方を含む多くの方にご参加いただきました。
ご質問も多く、活発に情報交換できたと思います。
サイエンスカフェということでムクドリの基礎的な生態の説明や、おまけとして街路樹とまちづくりの方針についてなどについてもお話しして、私自身ムクドリとねぐら関連の考えをまとめる良い機会になりました。
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サイエンスカフェの様子

埼玉県や東京都の行政の方とも情報交換を始めており、今後は各ねぐらでの個別の状況も詳しく調べようと考えています。

引き続き皆様からのねぐら情報を募集しておりますので、ぜひよろしくお願いします!


posted by ばーりさ at 11:20| 研究支援(近況報告)

つがる平野でガンカモを見てきました

11/20-21の週末に、野鳥の会弘前支部の松原さん、鳴海さん、竹浪さんに案内していただいて、つがる平野の湖沼を回りました。ガンカモの渡りはピークを過ぎていましたが、廻堰大溜池では1万羽以上のオナガガモや数千羽のマガンなどを見ることができました。

十三湖とそこから南の海岸沿いに、たくさんの風車が連なっている光景には驚きました。十三湖と沿岸沿いの沼沢は、春の渡り時期に本州のガン類が北帰するメインルートになる場所です。十三湖では風車建設前からその影響が懸念されていて、柏木敦士さんたちが調査結果を論文にしています。そのころと比べて風車の稼働後にマガンねぐらや採食地の変化が起きているそうなので、きちんと事後評価することが必要でしょう。人手が少ない地域で調査を続けられている皆さんに頭の下がる思いです。

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十三湖の風車群
posted by ばーりさ at 08:25| 活動報告

2021年11月22日

近況報告2020≫ 世界遺産平城宮跡で寝るツバメはどこから集まってくるのか

バードリサーチの研究支援プロジェクト(2020)で、皆様からご支援いただいている調査の近況報告が届きました。

なら・ツバメらぼ(旧団体名:奈良ツバメねぐら研究部)による
世界遺産平城宮跡で寝るツバメはどこから集まってくるのか
 −6万羽のねぐら入りルートを探る−
です。

奈良県の平城宮跡のねぐらに集まるツバメの個体数は2010年代前半に増加し今では6万羽にもなるそうです。奈良ツバメねぐら研究部では周辺の他のねぐらの消滅が背景にあるのではないかと考え、どこからツバメが帰ってくるのかを調べています。この調査研究プランでは、大勢の参加を得ながら多地点で帰還するツバメの飛行ルートを調べ、その実態を明らかにすることを目的としています。(詳細はコチラ

いただいた近況報告をご紹介します!

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このたびは研究支援プロジェクトでたくさんの方からのご支援をいただきありがとうございました。

今年もたくさんのツバメが平城宮跡のねぐらを利用し、南へと旅立っていきました。今年のツバメのねぐらの状況とご支援いただいた調査の状況をご報告いたします。

●まずは春ねぐら!
今年も例年どおり4月頃から平城宮跡にツバメが集まり出し、100羽程度の春ねぐらを形成していました。前の冬に刈られたヨシの草丈はまだ低く、膝丈ほどのヨシに止まって眠るツバメの姿がよく見えました。このまま夏に向けて順調にツバメの数が増えていくと思っていましたが、今年はちょっと事情が違っていたようです。
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●ツバメがいない!?
例年であれば、5月の終わり頃にはヨシ原に集まるツバメの数は数千羽になりますが、今年はなぜかツバメが集まってきませんでした。4月に100羽ほどいたツバメは5月初めには数十羽に減り、多くても数百羽という状態が6月末まで続きました。
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●ツバメはどこに?
P3.jpg平城宮跡に現れないのであれば、別の場所にねぐらがあるのかもしれない。航空写真でヨシ原がありそうな場所を探して、夕方に様子を見に行ったりもしました。その結果、今まで知らなかったねぐらを発見したものの、その規模は数百羽ほど。去年まで平城宮跡に集まっていた万羽のツバメはどこに行ったのか…。このままツバメが集まらなければ、夏の調査はできないのではないかと不安な気持ちを抱えながら、広報のためのチラシ作成や観察会の準備等を進める日々が続きました。

●ツバメが戻ってきた!
そうこうしているうちに7月になると徐々にツバメが平城宮跡に戻ってきました。これで無事に調査期間を迎えられる!終わってみると、調査期間に設定した7月下旬〜8月上旬には例年並みの5〜6万羽のツバメがねぐら入りしました。今年も無事にねぐら入りを観察できてほっとしました。
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●無事に調査終了!
観察会などで調査参加への呼びかけをしたり、バードリサーチさんを始めとしたいろいろな団体や個人の方がメールやSNSで拡散してくださったおかげで、昨年より幅広い層の方にご参加いただけました。自宅付近で毎日定期的に観察したり、お出かけついでに観察したり、新しい観察地点の開拓を試みたりと、たくさんの人がツバメを気にかけて、空を見上げた19日間でした。「この調査をきっかけにツバメが気になるようになった」といううれしい感想を送ってくださる方もあり、メンバー一同喜んでいます。

●ただいま集計中!
最終的に延べ191人から86か所の情報をいただきました。ありがとうございました。
結果はまだ集計中ですが、昨年に引き続き平城宮跡の西側からの飛来は少なそうなこと、奈良中央部の複数個所では昨年たくさんいたツバメが今年は見られなかったことなどがわかってきました。また、狭いエリアで同日に複数人が観察したことで点と点が結ばれて移動ルートが見えてきた場所もありました。集計の結果は昨年同様、地図に落とす予定です。たくさんの参加者のみなさんとツバメとで作った地図からは何が見えてくるのか…。ワクワクしながら集計しています。
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posted by ばーりさ at 16:26| 研究支援(近況報告)