2018年08月04日

8月4日中央公園調査報告

今日も真夏の太陽が照り付ける朝。
公園の鳥たちも夏枯れ状態。

小鳥類はシジュウカラ2羽とスズメ1羽。
7月中には大池の上空を多数飛び交っていたツバメ。
今朝は1羽も記録できません。
渡りに先駆けて郊外へ移動してしまったのでしょうか。

hasibuto_180805.png
(ここ10年間の8月上旬におけるハシブトガラスの個体数変動)

7月下旬から8月の公園はハシブトガラスが主役です。
たくさんのハシブトが早朝から飛来し、セミを捕らえる姿があちこちで見られます。
特に2013年や14年には60羽以上が記録されていました。
しかし、ここ数年減少傾向に。
今朝は調査前に39羽を記録しただけでした。

2013年ごろにはケヤキの枝葉にびっしり付いていたセミの抜け殻。
同じ場所を探しても今朝は4個が付いている葉を見つけるのがやっと。
とすると公園のセミが減ってきたのかもしれません。

180804_semi.jpg
(ケヤキの葉についたアブラゼミの抜け殻)

ただそれでも場所によっては凄まじいセミ時雨。
シジュウカラの鳴き声もかき消されそうでした。

今は我慢の日々です。

今朝の参加者4名 記録種数15種 記録個体数128羽
次回は8月11日午前6時からです。担当:BR平野





posted by ばーりさ at 12:02| みにクル報告(宇都宮)

2018年08月01日

下村兼史写真展のお知らせ

山階鳥類研究所から案内をいただきました。1920年(大正9年)ごろから野鳥の撮影をしていた下村兼史氏の写真展が開催されるということで、みなさまに紹介させていただきます。

100年前にカワセミを撮った男 写真展

IMG_1647.JPG
posted by ばーりさ at 18:05| 活動報告

識別と機械学習

Googleが今年1月に「Cloud AutoML Vision」という、専門知識がなくとも画像認識の機械学習ができるサービスを発表しました。当時は限定ユーザーのアルファ版だったのですが、この7月下旬にベータ版に更新され、一般ユーザーでも利用できるようになったので今回試してみました。

コンピュータに画像に何が写っているか判別させることを画像認識というのですが、それを行うためにはコンピュータにいろいろなものを覚えてもらわないとなりません。そのためのプログラミングには高度な専門知識が必要です。今回のGoogleのサービスは、判別のための画像データ(写真)とそれが何かラベルをつけるだけで、判別のモデル式(分類器)を作成してくれるというものです。

サンプルにはお花の画像が大量に入っていたのですが、そこはバードリサーチなので身近な鳥の判別モデルを作ろうと試しました。コンピュータの学習のために、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ、ウグイス、ヒヨドリなどの画像を各種100-200枚用意しました。ちなみに推奨は1種1000枚以上です。学習教材が多ければ多いほど、様々なパターンを学習し判別率は向上します。
2018-08-01 (1).jpg

画像を登録してTRAINボタンを押すと学習が始まります。コンピュターは画像を読み込み、10分ほどでモデルを作り上げました。
検定率は、以下のようになりました。
2018-08-01 (10).jpg
メジロは100%の識別ができて、シジュウカラは89.7%、ヒガラやメジロと誤ったようです。ウグイスは77.8%、なぜかヒヨドリやエナガと間違えています。地味だから特徴がないからでしょうか。

先日来設置している水場カメラ(Twitter: @CameraMoriya )の写真から、シジュウカラやメジロの写真を使って、この判別モデルがどれだけ使えるか試してみました。

2018-08-01 (4).jpg
82.6%でメジロー正解

2018-08-01 (11).jpg
87.5%でシジュウカラーぶれてるのに正解

2018-08-01 (7).jpg
72.0%でヒガラー不正解

2018-08-01 (14).jpg
判定不能?シジュカラ幼鳥は無理だったか。

しかし、鳥をトリミングしてみると、判別率が上がりました。
2018-08-01 (15).jpg
96.7%でシジュウカラ!

コンピュータに教え込むべき画像のパターンを増やしたり、背景と切り離したりと、まだまだですが今後データを積み重ねたり、入力を工夫すれば、実用に耐えるものになるかもしれません。

ちなみに海外では、Merlin Photo IDといった画像判別のアプリもリリースされています。
日本でもAIが野鳥判別の一助となってくれる日も遠くないかもと思いました。
posted by ばーりさ at 16:12| その他

2018年07月30日

多摩川でツバメのねぐら観察会を開催しました

多摩市ツバメ調査団とバードリサーチの共催で、毎年恒例のツバメねぐら観察会を東京都八王子市の多摩大橋下流で開催しました。

子育てを終えた親ツバメや巣立った幼鳥は、夕方になると河原のヨシ原などに大群でねぐらを作ります。多摩川中流のねぐらは、去年までは堤防から見える場所にあったのですが、今年は河道の中程にあるヨシ原にねぐらができているので、河原を歩いて行って原っぱでの観察会になりました。

写真の大きな双眼鏡と望遠鏡は、ツバメねぐらに詳しい渡辺仁さんの道具です。午後6時過ぎに観察地点に着いて渡辺さんの説明を聞いた後、おしゃべりをしながらツバメが帰ってくるのを待ちました。7時ごろがねぐら入りのピーク時で、激しく飛び回っているので正確には数えられないのですが、"主催者発表で1万羽"と思って下さい(笑)

DSC02400.jpg

ツバメねぐらは下記の地図の位置にあります。8月10日ごろまで数が多くて見ごろですので、お近くの方は観察に行ってみてはいかがでしょう。JR日野駅からバスで小宮町東まで行き、パチンコ店マルハンの横の川沿いの道を通って多摩川に出て、堤防を少し下流に歩くと河原へ入る道が見つかります。

https://www.google.co.jp/maps/place/35°41'21.6"N+139°23'10.9"E


posted by ばーりさ at 11:05| イベント情報

2018年07月28日

バードデータチャレンジ in いわき2018

国立環境研究所では,原発事故後の避難指示区域とその周辺の鳥のモニタリングを行なっています。ICレコーダでの録音をもとにモニタリングしているのですが,それを聞き取るイベント「バードデータチャレンジ」を2015年から実施しています。バードリサーチも後援しています。

今年はそのイベント,10月27日に福島県いわき市の中央公民館で行なわれます。

キャプチャ.JPG

日時 2018年10月27日(土)10:30-15:30
場所 中央台公民館(福島県いわき市)
対象 野鳥に関心のある方(原則、高校生以上)
定員 60名(※先着順。ビギナークラス・チャレンジクラス各30名。)

昨年は,ぼくも参加したのですが,グループに分かれて,話したりしながら識別を進めていく楽しいイベントでした。ご興味のある方は,以下から詳細をご覧ください。申込制なので,参加したい方は申し込みをお忘れなく。
イベントの広報ページ
プロジェクトのページ


続きを読む
posted by ばーりさ at 12:03| 活動報告