2018年01月12日

箱ひげ図の見かた

ひとつまえのハクチョウの幼鳥率の記事に「箱ひげ図」というグラフを使っていますが、その見かたをご説明します。

下の図は、幼鳥率の箱ひげ図のあるひとつの調査地を取りだしたものだと思ってください。黒い丸印は実際のデータで、今回は箱ひげ図では表示されていませんが、箱とヒゲの意味が分かりやすいように表示してあります。

この例の幼鳥率調査では、12回の調査をして、最大が20%、最小が5%でした。箱はデータ全体の下から四分の一と上から四分の一を囲むように描かれていて、データの半分が箱の内部に存在します。そしてヒゲは、箱からデータの最大・最小まで伸びています。データの中央値は箱の中の横線や×印(どちらか一方か、両方という描き方もあります)で示されます。この場合は10%あたりが中央値ですね。

箱ひげ図を使うと、大まかなデータの分布を把握しやすくなります。Excel2016のグラフ機能に追加されているので、皆さんも使ってみてはいかがでしょう。

幼鳥率の箱ひげ図2.png
posted by ばーりさ at 10:23| 活動報告

2018年01月11日

ハクチョウ幼鳥率調査(12〜1月)速報 幼鳥は南に多い

12月30日のブログでもハクチョウの幼鳥率調査のお願いをしましたが、成鳥・幼鳥の個体数を毎年送ってくださっている調査協力者の皆さんもおられますので、これまでに届いているハクチョウの成鳥・幼鳥の記録のうち、越冬地の個体数が安定する12月と1月上旬に20羽以上を調査している記録をグラフ化しました。調査結果を送ってくださった皆様、ありがとうございます。

オオハクチョウは8地点の調査があります。北海道から岩手県・宮城県までは幼鳥率が10%未満ですが、新潟県北部と福島県・千葉県では10%を超えており、南へ行くほど幼鳥が多くなる傾向がありそうです。なお、新潟県北部というグラフタイトルにしてあるのは、ハクチョウ類の一大越冬地である新潟中部の記録が含まれていないためです。

オオハク幼鳥率20180111.png

コハクチョウは15地点の調査がありました。オオハクチョウより南で越冬するので、岩手県・宮城県以南で調査が行われています。そして、コハクチョウでも南に幼鳥が多い傾向が見られました。岩手県・宮城県から新潟県北部では幼鳥率が10%以下の調査地が多いのですが、石川県、埼玉県、滋賀県では10〜20%になっています。

コハク幼鳥率20180111.png

まだ全国ハクチョウの越冬地の一部の記録しかありませんが、さらに多くの地点の記録を追加すれば、日本の南北での幼鳥率の違いがはっきりしてくるかもしれません。(神山和夫)

追記: この記事で使っている箱ひげ図の見かたの説明文を、次の記事に書きました。

posted by ばーりさ at 23:11| 活動報告

2018年01月06日

1月6日中央公園調査報告

今日も寒さ厳しい朝。
集合場所には定刻になると参加者の皆さんの姿が。
2018年最初の調査です。

このところ連日の寒さで公園の池はどれもほぼ全面凍結。
大池も約9割が凍結していました。
岸近くの氷の上にハクセキレイがじっとしていました。
まったく動かないので脚が凍った?
と皆さん心配の声も。
しかし、その後元気に広場方向へ飛び去りました。

180106_hakusekirei.jpg
(池の氷の上に佇むハクセキレイ 撮影:Oさん)

12月の調査ではなかなか数が増えなかった冬鳥たち。
今朝は、シメやツグミ、シロハラが増えていました。
シメは同時に4羽がカエデの実に集まっていました。
時折、種子を巡って争いも。

180106_shime.jpg
(カエデの実を食べるシメ 撮影:Oさん)

ツグミは今冬初めて庭園の地上で採食する姿が見られました。
シロハラは5羽。
カシなどの茂みから鳴き声が聞こえていました。

さらに、ヒヨドリが増えていました。
少なくとも35羽。

この季節小さな公園でも多くのヒヨドリが群れています。
過去のデータをみると、やはりどの年も一時的に増加していました。
庭先のカキの実などがなくなり、公園に集まってきたのでしょうか。
それとも、積雪を逃れて山地などから移動してきたのでしょうか。

身近な鳥たちの季節変化、興味深いです。

今朝の参加者10名 記録種数21種 記録個体数187羽
次回は1月13日午前7時からです。担当:BR平野


posted by ばーりさ at 11:50| みにクル報告(宇都宮)