2020年12月15日

年報が印刷されました(佐藤)

2020年のバードリサーチの活動をまとめた年報が完成し、印刷したものが事務所に届きました。

年報の制作を担当して今回が3回目ですが、毎回、手元に届くまでドキドキです。幸運なことに今回もきれいに印刷されていてほっとしました。
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表紙は65枚の写真の中から選ばせていただいた、キジの写真です。表紙についてはこちらのニュースレターも是非、お読みください。

年報の記事は職員が書いているのですが、鳥の写真は会員さんからご提供いただいたものを使用していて、みんなで作りあげた年報だと思っています。

もう少ししたらお手元に届くと思いますので、どうぞお楽しみに!

posted by ばーりさ at 01:41| 活動報告

2020年12月13日

モニタリングサイト1000 ガンカモ類調査 調査実習を開催しました(佐藤)

昨日のセミナーに続いて、調査実習を三番瀬、谷津干潟で行いました。

○三番瀬
午前中は三番瀬でスズガモの群れの調査実習です。まずは20羽くらいの小さな群れを各自で数えてみました、すると20羽程度でもなかなか一致せず、カウントの難しさを実感しました。特に、スズガモの中に他の種も混じっていたので、そこに気づくかどうかや、重なっているところを気づくかどうか、が差につながったのだと思います。その後、いくつかの群れを数えたり、識別ポイントを習い、最後に1000羽以上いると思われる群れを数えました。
また、カウント練習だけでなく、調査をするときの時間帯や時期や天候などをどうやって決めているのかなど、調査をする聞いておきたいポイントも教えていただきました。

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講師の箕輪さんのカウンター。一度に最大5種まで数えるとのこと。真似できる気がしませんでしたが、せめて3種は挑戦したいところ。

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○谷津干潟
午後は谷津干潟で実習を行いました。初めに谷津干潟自然観察センターにて、谷津干潟の成り立ちについて、センターの方からレクチャーを受けました。なぜ、あの一角だけ干潟が残ったのか、などを教えてもらいました。なんと、現在の谷津干潟の部分だけ国が管轄していて、周りは千葉県の土地だったので、国の管轄部分だけが残ったのだそう。意図的に残したわけではなかったのですが、結果的に一部でも残されたのは幸いでした。
そして、実習へとうつましたが、なんとカモ類がほとんどおらず、カモのカウントの練習ができませんでした。苦肉の策として、箕輪さんから、谷津干潟にいる全種のカウントをしてみよう、と提案していただき、水鳥だけでなく陸鳥も含めたカウント練習をしました。これが意外と面白く、30分ほどの調査時間、おそらく全員が集中力を切らさずに探してカウントしていました。その結果、なんと40種にもおよぶ種が確認されました。ちょっとした競技のような調査になり、面白かったです。

帰りがけに、こういうイベントをもっとやりたい!という嬉しい感想もいただきました。楽しくスキルを身につけて調査に参加できるような仕組みができればいいなと改めて感じる1日となりました。

ご参加頂いた皆さま、講師の箕輪さん、ありがとうございました。

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谷津干潟について真剣にレクチャーをうける人々

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posted by ばーりさ at 21:30| 活動報告

兵庫県立大大学院オープンキャンパス

うちの運営委員もつとめていただいている兵庫県立大の出口さんからオープンキャンパスの連絡が届きました。

12/20に,通常のオープンキャンパスだけでなく,こんな時期ですので,Zoomでも行なうそうです。遠方の方でも気軽に参加できますので,大学院受験など考えている方は参加してみたらいかがでしょう。


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posted by ばーりさ at 09:05| その他

2020年12月12日

モニタリングサイト1000 ガンカモ類調査 オンラインセミナーを開催しました(佐藤)

モニタリングサイト1000(ガンカモ類)に関するセミナーを2020年12月12日に開催しました。
これまでは、本事業の調査地で開催しているのですが、今年はコロナの影響で、オンラインでの開催としました。
開始するまでどのくらい参加していただけるか不安でしたが、50名以上の方にご参加いただきました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございます。

ここでは簡単に、セミナーの内容を紹介します。

○モニタリングサイト1000について -15分
市塚友香(環境省生物多様性センター)

環境省事業であるモニタリングサイト1000の目的や必要性、これまでの成果を紹介しました。
本事業の目的は「日本の代表的な生態系を対象に、そこに住む生きものたちの種類や数を記録しながら、長い間観察して、生態系の変化や異変に早く気付くことができるようにすること」です。取り返しのつかない環境破壊を防ぐためには、環境の変化を早期に察知することが重要です。名前の通り、約1000箇所でモニタリング調査(継続的に同じ方法での調査)を実施していています。これまでの成果として、シギチドリ類調査(バードリサーチが事務局)によって、国内に飛来するシギ・チドリ類の個体数が2000年と比較して約40%の減少している事がわかった事も紹介されました。モニタリングサイト1000についての詳細は環境省のホームページをご覧ください。


○ガン・ハクチョウ類の増加と、一部のカモ類の減少について -30分
神山和夫(バードリサーチ)

ガン類、ハクチョウ類の世界の動向についての紹介や国内の動向も、モニタリングサイト1000のデータを元に紹介しました。世界的にはガン類もハクチョウ類も増加している場所が多く、国内においてもガン類は増加しています。一方、ハクチョウ類であるオオハクチョウはモニタリングサイト1000の結果では減少している事が示されていますが、これは、個体群の減少ではなく、分布域の変化による可能性もある事を紹介しました。
最後に国内のカモ類について、ハジロ属が全国的に減少していることや、九州では増加している可能性も紹介しました。
ハジロ属の減少や九州での調査結果についてはニュースレターでも読むことができます。


○東京湾のモニ1000ガンカモ調査 -30分
箕輪義隆(千葉市野鳥の会)

モニタリングサイト1000(ガンカモ 類)の調査サイトのうち、葛西、三番瀬、小櫃川河口を担当している箕輪さんから、調査地についてやこれまでの調査結果を紹介していただきました。これらの調査地でスズガモが減少していることが、長年のデータによって示されていました。また、三番瀬では10月ごろからスズガモが飛来し増加し続けますが、12月一度減少して、再び2月ごろに増えることも毎月のデータによって示されていました。
最後に、遠くにいるスズガモの群れから、他の種を見分けるポイントとして、シルエットの違いが挙げられていました。


○カモ類の識別講座 入門編 -30分
佐藤望(バードリサーチ)

カモ類はカラフルな色をしているため、ついつい色を識別ポイントとして使いがちですが、他にも識別のポイントはたくさんあります。今回の講座では、色の他、形(シルエット)や行動、白い部分、なきごえなど8つの識別ポイントを紹介しました。


オンラインセミナーは参加者の顔が見えないため、反応がわからないのが難点ですが、ほとんどの方が最後まで参加してくださったので、少し安心しています。ご意見やご感想などがあれば、是非、佐藤までお寄せください。


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posted by ばーりさ at 01:06| 活動報告

2020年12月06日

モニ1000陸生鳥類調査のオンライン講習会を実施

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12月5日に,モニ1000陸生鳥類調査のオンライン講習会を実施ました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

例年は3か所ほど,各地に伺って,現地で皆さんとお会いして行なってきました。今年は,コロナの問題もあり,オンラインでの実施となりました。

調査の模擬実習は,録音の音源を聞きながら調査用紙に記入していただきました。録音はどうしても音が平面的になってしまうので,聴き取りは難しかったということでしたが,普段は遠方の実施で参加できないのが,参加できて楽しかったと,記入した調査用紙をメールしてくれた参加者の方もいらっしゃいました。

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次回,実施の際はもう少し洗練されたものにしたいと思いますし,来年は,ぜひ,現地での開催したいな,と思います。

こちらから研修の動画をご覧いただけます。

模擬実習の答え合わせ動画はこちら

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posted by ばーりさ at 15:37| 活動報告