2022年05月10日

秩父演習林から繁殖期のモニ1000調査スタート

ゴールデンウィークをあけたら,雨の続く天気予報に。「今日だけは晴れる」という予報だったので,予定を前倒しして,秩父演習林に調査に行ってきました。


スタート地点は沢とは言えないようなものですが,湧き水がある場所なので,オオルリが鳴いていました。そしてセンダイムシクイも。

センダイムシクイは,以前はたまにしか聞かず,少し標高の低いところにいる鳥だったのですが,最近はほぼ毎回観察されるようになりました。メジロも同様で,だんだん標高分布を上げてきています。

調査終了後には,巣箱も確認してきました。ヤマガラが6つの巣箱で繁殖していたのですが,3卵あって,親鳥がいない巣箱が3つあって,「まだ抱卵前かな・・・でも見事に繁殖時期揃ってそうだね」と思っていたのですが,最後の巣箱は,なんとすでに2羽のヒナがふ化していました。今年は繁殖時期のばらつきが多いのかな? 温度ロガーを仕込んでありますので,次回の調査の様子や,調査終了後のロガーのデータでそのあたりのことわかってくると思います。

繁殖期最初のカツ丼がこれです。立派なわらじカツ丼で,味もちょっと甘めでしたが,なかなかでした。

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posted by ばーりさ at 14:34| 活動報告

「中野区北東部の野鳥記録」ご寄贈いただきました!(高木)

森の学級の吉邨さんから、観察会活動で記録された鳥の記録をまとめた冊子をご寄贈いただきました。
ありがとうございます。

中野区の野鳥記録.jpg

4つの活動エリアごとに出現した鳥や、月ごとの出現記録をまとめているほか、10年以上のデータをもとに種数や個体数の経年変化も示されています。出現した鳥が写真付きで紹介されていますが、渡りの時期には珍しい鳥も多数記録されていて、都内の公園でもいろんな鳥を観察することができることが伝わってきます。
改めて地道な記録がとても大事だと感じました。
posted by ばーりさ at 12:00| 活動報告

2022年05月06日

カオグロガビチョウがいた多摩川

みなさん,ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょう?
ちょっと,GWらしいこともしたいし,でも,人とはあんまり接したくないな,ということで,早朝に多摩川を丸子橋まで自転車で走ってきました。

前回(2-3年まえかな),GWに走ったときには,ガビチョウが下流方向どこまでいるだろう,と気にして走ったので,今回もちょっと気にしてみました。前回とほぼ同じ登戸くらいまでガビチョウの声を聞くことができました。

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ガビチョウ(左)とカオグロガビチョウ(右)。いずれも内田博さん撮影


今回,ちょっと興味深かったのは,登戸のちょっと上流に右岸,左岸共にカオグロガビチョウがいたことです。
去年,稲城あたりの河原でカオグロガビチョウの声を聞いて,こんなとこにいるのかと思ったのですが,その少し下流にあたるここにしっかり定着しているようです。
カオグロガビチョウはガビチョウよりも少し開けた環境にいますが,やはり河畔林に依存する鳥です。
河畔林は狭いだけに,この2種の競争関係に興味が引かれました。共存するのでしょうか? どちらかがいなくなるのでしょうか?
家からはちょっと離れてますが,時折訪れて,動向を気にしてみたいと思いました。


posted by ばーりさ at 15:23| 活動報告

2022年05月02日

今年のツバメは西で早く東で遅かった

5月に入り,ツバメの渡来も一段落しましたので,初認状況の最終結果をまとめました。

まずは全国の様子。

ツバメ-2022比較.png

渡来のピークは3月中旬と,かなり早かったものの,4月上旬にも2回目のピークがあり,ずるずると遅くまで続いたことがわかります。

これを地域別にみると,もう少しパターンがはっきりしてきます。

ツバメ2018-22比較.png

中部太平洋側以西では,例年よりも早かったのに対して,それ以東では,やや遅めでした。関東は1回目のピークこそやや早かったものの,そのピークは低く,4月上旬にも同じくらいのピークがあり,早いとも遅いとも言いにくいものの,やや遅めかなというところでした。

花冷えが関東へのツバメの渡来のピークの頃にきたためにこんなパターンになったように思います。今年からツバメの渡来予報を出しましたが,こういう短期的な温度変化もツバメの渡来時期に大きく影響するので,なかなか正確な予報は難しいですね。



posted by ばーりさ at 11:10| 活動報告

2022年04月30日

日本書紀の鳥 山岸哲・宮澤豊穂 著 京都大学学術出版会

著者の山岸さんから,表記書籍いただきました。ありがとうございました。

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学術選書 104 日本書紀の鳥

山岸哲・宮澤豊穂 著
京都大学学術出版会
四六並製・286頁
ISBN: 9784814004058

日本書紀に出てくる鳥の話題の紹介とそれにまつわる鳥の話題や種の情報などを読むことができます。

きっと,古文の授業でやったのだと思いますが,まじめな生徒ではなかったので,日本書紀というものがあることは知っていましたが,こんなに鳥のことが出てくるの知りませんでしたし,その話題も下ネタというか,下世話なというかそんな話も多いの知りました。鳥の話題の中に日本書紀の話をまじえたら,ちょっと賢そうに聞こえますよね。「賢そう」な人になりたい人はぜひ読んでみてください。また,今の鳥の話題の方も,ぼくは知らなかった情報(昔の論文や応用生態工学系のもの)もあって,よいインプットにもなりました。



posted by ばーりさ at 16:51| 書籍紹介