2019年02月05日

賑やかだった秩父の調査:鳴き声クイズ付き(植田)

今日は秩父演習林の調査でした。前回同様いやそれ以上にアトリ類がたくさん見られ,さらに昨日の暖かい気温で皆さん盛り上がってきたのか,カラ類のさえずりも活発で,楽しい調査でした。風も穏やかで,録音日和。調査中はまじめに調査しますが,鳥が近づいてきて鳴きだすと,ちょっとソワソワします。10分の調査終了後に,ちょっと録音。


さ,何が鳴いているかわかりますか? 
山の鳥に慣れた人には簡単ですね。あまり慣れてない人は,考えてみてください。
答えはカツ丼の後に。

調査終了後に,食べてきました。ここのところ,何度も行こうと思っている秩父駅前のトンカツ屋さん,今日も閉まっていたので(つぶれたのかな?),商店街のお店に行ってみました。ここも,いくたびに閉まっていた店ですが,今回は空いていました。

わらじカツ丼ではなく,ちょっと変わった感じのお上品な感じのカツ丼。パン粉が大き目だから,ちょっと油の感じが口につきますが,結構おいしいかった。

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さて,そろそろ,鳴いている鳥,答えが出ましたかね。

ヤマガラ,ゴジュウカラ,ヒガラ,アトリ,コガラくらいですかね。
最初にビービービーと鳴いているのがヤマガラです。
続いてフィーフィーフィー と鳴き続けているのがゴジュウカラ。
そしてピーピー ツツ と高い声で聞こえるのがヒガラです。
バックグラウンドでは キュキュキュキュ とゴジュウカラの声と,キョキョとアトリの声,ツピツピツピとヒガラの声もしています。アトリの声は,29秒くらいに大きめに入っているのでわかりやすいですかね。
そして35秒くらいと39秒くらいにジージージーとコガラの声が小さめに入ってます。

ソナグラムで示すとこんな感じです。

ソナグラム.png
posted by ばーりさ at 21:12| 活動報告

2019年02月04日

小笠原諸島〜伊豆諸島のツバメの渡りに関する調査のウェブサイトが公開されました(佐藤)

東京島嶼部で目撃されるツバメがどこからやってくるのかを調べている重原美智子さんのウェブサイトが公開されました。
重原さんの調査は昨年のバードリサーチの研究支援プロジェクトで採択された調査で、その結果もウェブサイトに掲載されています。なんと英語版のページもあります。

今年も研究支援プロジェクトは開催していて、様々な研究を応援しています。
是非、応援(ご寄付)をお願いします!
詳しくはこちらをご覧ください。
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2018年の三宅島調査の際の1枚。東京都鳥類繁殖分布調査のイラストも重原さんに書いて頂きました。
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posted by ばーりさ at 15:56| 活動報告

スズメのくらし(平野伸明 文・写真)

先週末、千葉県に調査に行ったところ、今年初めての雪が降り、2cm程度の積雪がありました。
普段、雪がない場所で突然積雪があった場合、やっぱり鳥たちも困るのでしょうか。
どうしているのか気になるところです。

さて、福音館書店さんから、「スズメのくらし」という本を頂きましたので、紹介します。
写真と文章はカメラマンの平野伸明さんです。

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私自身(加藤)が大学院生時にスズメの生態を研究していたこともあり、こういった本が出版されると嬉しくなってしまいます。
文章は子供向けではありますが、スズメの生態をつぶさに観察し、その姿を写真に収めています。
秋冬の群れでの生活から、春夏の繁殖期まで、スズメの1年をカバーしています。

特に興味深いと感じたのは、巣立ち後のヒナが親離れするまでの記述です。
研究論文を見渡してみると、巣立ちヒナの数や、その時の健康状態についての報告は多いのですが、巣立ち後に何をしているのかについては比較的研究が少ない印象です。
著者の平野さんは、スズメの親離れが他の鳥(例えばシジュウカラ)よりも早いと指摘し、その理由は雑食性だからではないかと考察しています。
また、スズメは1年に4回ほど繁殖を繰り返しますが、それができるのも、親離れが早いからではないかと考えているようです。
一年を通じて観察を続けているからこその気付きだと思いました。

他にも、スズメがツミやチョウゲンボウに捕まってしまった写真もあります。
捕食された姿というのは、なかなかお目にかかれないものですが、著者はその瞬間をカメラで捉え、自然会の厳しさを教えてくれます。
ところが、その一方で、ノスリなどの猛禽類の巣の脇に、巣を作っているスズメも紹介されています。
自然の姿とは、なんとも不思議なもので、好奇心を掻き立てられます。

都市圏でのスズメの姿も、記述があります。
スズメと言えば、瓦屋根の隙間に巣を作るイメージがありますが(私の場合は)、都市圏では瓦屋根が少なくなっているので、電柱や建物の僅かな隙間を見つけて繁殖している姿が紹介されています。
変わりゆく人間のくらしがスズメにどんな影響を与えるのか、人と自然の共生関係を考えさせられます。

最近では、スズメは身近な鳥であり、数を減らしていると話題になったりしていますが、それほど生態が分かっていない鳥でもあります。

子供から大人まで、スズメについて知ることができる書籍です。
興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
posted by ばーりさ at 15:04| 書籍紹介

2019年02月01日

エイジスとの合同調査を実施(佐藤)

1月31日にエイジスの社員4名とともに、鳴瀬川流域(鳴瀬大橋〜木間塚橋)のハクチョウ類のカウント調査を実施しました。

結果はオオハクチョウが124羽、コハクチョウが2768羽でした。

今回、印象的だったのは、エイジス社員さんのカウントの速さです。神山と私は、カウンターで1羽づつ数えていたのですが、エイジスさんは独自の機材を使って「ブロックカウント」という手法でカウントしています。こは「1,23・・」と数えるのでなく、「5、7、7」というふうに固まりで数を捉えて、入力していく手法です。2日間の研修は実施しましたが、ほとんど初めてといっていい鳥類のカウントで私たちよりも早くカウントしていて驚きました。

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民間企業×NPOによる鳥類調査はほとんど例のない活動だったため、エイジスと出会ってから今日に至るまで1年かかりました。
何度も打ち合わせを実施していく中で、鳥類のモニタリング調査の重要性を理解し、企業の社会貢献という形で始めていただいたエイジスには本当に感謝しています。また、企業の持つスキルとバードリサーチのスキルとの融合によって、新しい調査方法の確立などもできるのではないかという新たな野望も生まれました。

エイジスとは今後も鳥類調査を実施していく予定です。このようなNPOと企業の連携が鳥の世界でも広がっていけばいいなと思います。
posted by ばーりさ at 05:39| 活動報告

2019年01月31日

カラ類など増えていた佐渡調査地(植田)

雪の止み間を狙って,佐渡の2回目の調査に行ってきました。
例年ですとしっかり雪が積もっている調査地なのですが,今年は少な目です。10-20pくらいでしょうか。せっかく持ってきたスノーシューはただのお荷物。スパッツとアイゼンで調査地まで登ります。
ウサギ,テンそして,おそらくヤマドリと思われる足跡が点々とついています。

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少ないですが,雪が積もって島の北側から鳥が移動してきたのでしょうか。カラ類などは賑やかでした。
前回は少なかったヒガラやキクイタダキもそこここで記録されました。キクイタダキはめずらしく竹林で観察できました。何やってたんでしょう。ササの葉サラサラの音も入ってしまいましたが,けっこうきれいに録音もできました。


今回は島のやや西寄りの赤泊でカツ丼食べました。卵とじのカツ丼でした。

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なんとなく,島の西の方は,卵とじ(黄色のマーク)が多いような…。
新潟と言えばたれカツ丼なのですけど,島の西側に発着するフェリーの本土側の寺泊や直江津はたれカツ丼じゃなくて,卵とじだったりして,そういうのが影響していたら面白いな,と思いました。
今度調べてみたいです。




posted by ばーりさ at 10:13| 活動報告