2019年11月12日

ベトナム前半(守屋・佐藤)

11月5日からベトナムに来ています。
ベトナム南部の重要な湿地を地元の専門家とともに見てまわり、モニタリング調査に関する報告を行います。
ハノイ経由でホーチミン(旧サイゴン)の南170kmの都市カントーに到着し、翌日そこから250km離れたベトナムの南端カマウ国立公園を訪れました。クリークが無数にあってマングルーブ湿地に町があるといったところです。水面と家が近いので増水したらすぐに浸水そうなんですが、滞在中の豪雨でも特に危ないところはなかったです。そして驚くほど蚊がいません。時期的なものなんでしょうか。ホテル(カラオケ屋?)の設備は下水もちゃんとなさそうなので、まあそれなりです。
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ほぼ南端の町DAT MUI
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平坦な土地で、携帯アンテナの塔が最も高い

広大なマングローブの中で、アジアコビトウやアジアヘビウのコロニーを観察したり、河口から外に出て海上のプラットフォームからマングローブの観察をしました。ダイサギ、コサギ、アカガシラサギ(ジャワアカガシラサギもいるのですが識別が難しい)が多く、カラシラサギもいました。ただ、潮位がたかく干潟がそれほどでなかったので、マングローブ内かプランテーションの池に分散しているのか、数は多くはありません。ほかはナンヨウショウビンやヤマショウビンをクリーク内をボートで移動しているときによく見ました。
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アジアコビトウ
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アジアヘビウ
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ナンヨウショウビン
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海上のプラットフォーム

公園事務所によると鳥類の専門家はおらず、調査も20年ほど公式にはなされていないようです。しかし、NGOもなく、調査を行う人材がいるかというと難しいようでした。また密猟も深刻で、規制する法律はあるそうですが、広範囲をフォローする取り締まりの機関が機能してないとのことでした。
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移動中見かけたカゴに入った野鳥(アジアコビトウやシロハラクイナなど)

次のバクリュウバードサンクチュアリは、カントーの100km南にある農業関係のセクションが管理するサンクチュアリです。ここでは、ウやサギの塒入り調査をしました。壊れそうなはしごを登ってタワーに立つと、周りは田園が広がり海の方には風力発電所が建っていました。15時ころから18時まで観察し、なかなか壮観な塒入りが観察できました。また、樹冠にはハリオハチクイやムネアカアオバト、セアカハナドリなども観察できたので、個人的になかなか忙しかったです。
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信用のおけないはしごのついた塔
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日が暮れるまで数えていました
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ムネアカアオバト

さて、後半はホーチミン市の南カンザーに移動してきました。
やっとシギが見れますかどうか。

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ベトナムの食べ物は全般美味しく、野菜多めでヘルシーです。
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posted by ばーりさ at 15:28| 活動報告

2019年11月09日

長野カヤの平からICレコーダ帰ってきました

カヤの平からICレコーダが戻ってきて,今年設置したICレコーダがすべて戻ってきました。

まずは照度計のデータを取り出してみます。森の中の明るさを測っているので。葉っぱが開いて森の中が暗くなってきた時期を知ることができます。
6月上旬に急激に暗くなっていて,この時期に展葉がすすんだことがわかります。例年5月中下旬なので,今年はキセルの進行が遅かったみたいです。ICレコーダのさえずり状況がどうなのか,聞き取りを進めようと思います。


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で,まず録音開始の4/26の録音を聞いてみます。


いきなりフクロウの声! 気分があがりますね。
聞き取りは地道な作業ですが,コツコツ行きます。

posted by ばーりさ at 16:46| 活動報告

2019年11月05日

旭川・札幌で繁殖分布調査の報告会開催

11月3日に旭川で,11月4日に札幌で全国鳥類繁殖分布調査の報告会をしてきました。

旭川は40名を,札幌は30名を超える方に参加いただきました。

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全国的な鳥の現状や変化,北海道の状況などをご報告し,各種鳥類の分布図を見ながら,分布情報の精査や今後の情報収集についても議論することができました。
また,終了後の懇親会も夜遅くまで交流を深めることができて,良い会になったと思います。会場のアレンジや広報をお手伝いいただいた皆様,ありがとうございました。

なお,今回の報告会はセブン-イレブン記念財団の助成をうけて開催しました。ありがとうございました。

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posted by ばーりさ at 16:35| 活動報告

ベトナム『カンザーの鳥』販売についてのお知らせ

2013年に支援プロジェクトに採択された「001 ベトナム戦争・鳥たちの復興(越山洋三 学術博士・野生動物画家)」の成果として、『カンザーの鳥』販売についてのお知らせを越山さんから頂きました。

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越山さんたちは、ベトナム南部のカンザー地区で植林活動から始めエコツアーなどの環境学習に活動を広げており、そのツアーに使用できるようにツアーが催行される主に8月の鳥類を掲載しているそうです。
ガイド本として、また越山さん描き下ろしの鳥類絵本としてお楽しみください。

お申し込みは以下からどうぞ


そしてなんと今日から佐藤と守屋はベトナム南部に出張です。
また報告します。
posted by ばーりさ at 00:43| 活動報告

2019年11月02日

11月2日中央公園調査報告

清々しく晴れた公園。
木々の葉も黄色く色づいてきました。
周囲からシジュウカラやヒヨドリの鳴き声に交じってシメの鳴き声も聞こえてきます。

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    (黄色味を帯びたユリノキの並木)

今朝は、待ちに待った冬鳥や山地の林で繁殖する鳥たちで賑やかでした。
ケヤキの梢で鳴き交わすシジュウカラ。
時折、か細い鳴き声が聞こえてきます。
キクイタダキです。
さらに、ヒガラ、ヤマガラの鳴き声も。

リズミカルな鳴き声がケヤキの樹冠から聞こえてきました。
ウソです。
声を頼りに探すと雌でした。
移動途中に立ち寄ったのでしょう。
ここでは2013年12月以来の記録です。

留鳥たちも元気に飛び回っていました。
池の周りの芝生ではハクセキレイやセグロセキレイが忙しげに動き回っていました。
近くに雌の姿もありました。

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  (池の柵にとまるハクセキレイの若い雄)

ただ、相変わらずカルガモは少ないままです。
それでも今朝は17羽を記録しました。
さらに、珍しくコガモ2羽が下りてきました。
しかし、すぐ飛び去ったらしく、帰りにはもういませんでした。

昨年はシロハラなども記録されましたが、今朝はまだでした。
次回にはツグミやシロハラも記録されるかもしれません。

参加者7名 記録種数25種 記録個体数123羽
次回は11月9日午前7時からです。担当:BR平野

posted by ばーりさ at 12:19| みにクル報告(宇都宮)