2018年06月06日

パナソニック補聴器との共同イベントを小下沢で

本日は,パナソニック補聴器とのイベントを裏高尾の小下沢で開催しました。参加いただいた皆様,お疲れ様でした。

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6月6日は「補聴器の日」だそうで,鳥の聞き取りを通して耳の状況を感じようということで,一部の参加者の方には事前に調整した補聴器を使っていただきました。
補聴器の方は,さらなる調整や慣れが必要なようで,装着すると聞こえる音に違和感を感じられていたようですが,それでもこれまで聞こえなくなっていた鳥の声(ヤブサメなど)が聞こえたということで,可能性を感じました。今後もパナソニックの方たちと取り組みをしつつ,「年を取ったから」との限界を感じずに,やりたいだけバードウォッチングや調査ができるようになれば,と思いました。

この企画に合わせて,パナソニックから「聴き取りテスト」というサイトがオープンしました。

スマホ限定ですが,さえずりナビの地図検索機能を利用して,基本60種が聞けるようになっています。
中身はバードリサーチなのですが,見た目はさすが大手作成という感じで洗練されています。

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見てみてください。



posted by ばーりさ at 13:11| 活動報告

2018年06月05日

神津島、式根島、新島、利島に行ってきました(佐藤)

5日間で4島という強行日程で、島の調査をしてきました。
これらの島は比較的近く、先週行った三宅島からこれらの島が一望できました。
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写真の右から利島、新島、式根島です。

これだけ近いにもかかわらず、鳥類相に違いがあります。
まずはヒヨドリの密度。新島や式根島などはどこにでもいたヒヨドリですが、
利島では少なかったです。同じく昨年調査を実施した伊豆大島でもヒヨドリは少なかったので、
本土に近い、伊豆大島、利島ではヒヨドリが住みにくい何かしらの理由がありそうです。
伊豆大島にはタイワンリスやキョンなどの外来哺乳類がいるため、それが原因ではないかと考えていましたが、
利島にはそれらがいません。利島にはニホンイタチがいるようですが、三宅島や八丈島にも分布しているため、哺乳類の分布だけでヒヨドリの密度を説明できそうにありません。
次にイイジマムシクイ。利島と神津島にはいましたが、その間にある新島と式根島にはいませんでした。
同様にアカコッコも利島と神津島では確認できましたが、新島、式根島では観察できませんでした。

このように利島はアカコッコ、イイジマムシクイ、タネコマドリなど、本土で見る事ができない鳥が多く生息している上にオオミズナギドリの繁殖地でもあります。夜中、センサスに行くと、たくさんのオオミズナギドリの声が聞こえてきました。

今年の伊豆諸島調査はこれで終了です。3週間で8島巡ってきました。これからデータをまとめていくので、まとまったら改めて報告します。
posted by ばーりさ at 14:26| 活動報告

2018年06月04日

全国鳥類繁殖分布調査の伊豆半島の3か所の調査地をまわってきました(植田)

金曜日の晩から伊豆半島の3か所の調査地をまわってきました。

まず初日は南端の石廊崎近くの調査地から。
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日の出が近づいてきたら不思議な声が。


最初は何の声だかわかりませんでしたが,最後普通の声がして,わかりました。アオバズクです。
こんな声も出すんだ,と経験値があがりました。

以前の調査では,ハシボソガラスが優占種だったのですが,今回は記録されず。農地や果樹園がほとんど使われなくなってしまった影響でしょうか?

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翌日は松崎町の山の中を調査してきました。こちらは,シカの影響が大きく,林床に藪があるのは沢沿いだけになってしまっていました。

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そのため,優占種だったウグイスは,沢沿いでわずか記録されたのみでした。

最終日の今日は下田市北部の里山。耕作放棄が進んでいます。優占種だったスズメが記録できず,ヒヨドリが増えていました。

今回の調査では,シカの影響に加えて,耕作放棄が優占種に与える影響を感じることができました。そのあたりも考えながら全国解析をしたいと思います。


また,いずれの調査地でも前回には記録されなかったサンショウクイやサンコウチョウが記録できました。


全国調査で分布の拡大が確認されている両種ですが,ここでもそれを確認できました。サンショウクイは亜種が特定できたのは1羽だけでしたがリュウキュウサンショウクイでした。

今回も食べて来ました。でも「伊豆にきたら金目でしょ」ということでカツ丼と寿司のセットにしてみました。

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posted by ばーりさ at 15:15| 活動報告

2018年06月02日

6月2日中央公園調査報告

今年も早、梅雨入りの話題が聞かれる季節。
でも、さわやかな青空が広がる朝です。
日本庭園のヤマボウシも純白の花で覆われていました。

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   (白い花がまぶしいヤマボウシ)

集合場所の沈床池には新たなカルガモの家族加わっていました。
ヒナの数は7羽。
先週記録されたヒナも全員が揃っていました。
一回り大きくなって、元気に泳いでいました。

茂みからカラ類の騒々しい鳴き声が聞こえてきました。
エナガとシジュウカラの若鳥にコゲラの家族群も交じっていました。
並木の途切れから次の樹木へ移動する数は少なくとも18羽。
騒々しいわけです。

さらに、駐車場付近ではムクドリの騒々しい鳴き声。
南側の農地付近を飛びまわり、異様な雰囲気です。
近づいて覗いてみると、ハシボソガラスがムクドリをくわえていました。

ハシボソは私たちの接近に気が付いてか人家の屋根へ移動。
その後、さらに住宅地の奥へと獲物をくわえて飛び去ってしまいました。

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  (ムクドリをくわえるハシボソガラス)

ハシブトガラスがドバトを襲うのは何度か観察したことがあります。
しかし、ハシボソがムクドリを襲うのは初めて見ました。
参加者の皆さんも初めてのようでした。
いつもは公園の地上をゆっくり歩いているハシボソガラス。
小中型の鳥たちには危険な捕食者なのだと改めて認識しなおしました。

公園の池を元気に泳ぐカルガモのヒナたち。
ケヤキの巣で親鳥の帰りを待つササゴイのヒナたち。
彼らはカラスたちの攻撃から何羽生き残るのでしょうか。


参加者10名 記録種19種 記録個体数100羽
次回は6月9日午前6時30分からです。担当:BR平野




posted by ばーりさ at 12:32| みにクル報告(宇都宮)

2018年05月31日

さえずり検索で類似種を表示、フィールドノート種名直接入力

フィールドノートの使い方 第6回】

フィールドノートではありませんが、さえずり検索の野鳥図鑑をスクロールダウンすると、いちばん下に鳴き声が似ている種の一覧を表示するようにしました。下の画面はホオジロの類似種です。鳴き声を調べていて「この種ではなかった」というとき、類似種の鳴き声を聞くと、鳴き声の主が分かるかもしれません。

類似種.jpg

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posted by ばーりさ at 16:05| フィールドノート使い方