暖かい冬ですね。電子工作戦隊です。
現在、稼働中センサーカメラによるバードバスの日々の訪問状況です。
設置した土地や環境によって鳥相も異なりますし、同じ場所でも昨年とは様子が違いました。
●静岡バードバス
ヒヨドリ、スズメ、メジロの訪問が多く、 シジュウカラが少ないことやイソヒヨドリが訪問していることが特 徴的です。冬鳥のジョウビタキが1月後半から確認されなくなりました。きれいなオスだったのですが、 今年は暖かいので移動も早いのでしょうか。
●倉敷バードバス
8月15日のお盆から稼働していたのですが、10月中旬までなにも訪問しませんでした。ちなみに12月は庭の手入れの影響で一月ほど休止しています。
10月中旬以降は、シジュウカラなどの訪問がありましたが、年明けからシジュウカラの訪問がなく、メジロ、ヒヨドリ、シロハラがよく訪れています。ツグミ、ホオジロが少ないですが他では見られていない種です。
●清瀬バードバス
清瀬は2018年11月頃から稼働していますので、昨年と今年の12月から1月末までの冬の状況を比較してみました。□枠が昨年の訪問日で、朱色のマークが今年です。
ヤマガラ、ジョウビタキ、エナガが今年は来ていません。最近も周囲で観察しているので、なぜか水場には来ていないようです。シジュウカラ、メジロ、ウグイスも今年は頻度が減りました。反対にキジバトが12月下旬からよく来ています。キジバトは留鳥なのですが冬によく訪問し、昨年は2-3月に頻繁に訪問していました。今年は一月ほど早まっているようです。
周囲の様子も特に変わりがないように思います。そこで、近くの所沢観測所の平均気温と降水量を、昨年と今年で比較しました。確かに今年は気温も高く、降水日も多いのですが、データを見ると降水日も鳥の訪問はあるので、降り方とか他の要因などとの複合的なものかもしれません。
2018-19年と2019-20年の所沢気象観測所における平均気温と降水量
まだ、数機かセンサーカメラがありますので、ご協力いただける方はご連絡ください。