2022年11月30日

山梨県のバードバスカメラ 初冬

2022-11-30 (2).pngゴジュウカラ

山梨県の八ヶ岳麓あたりに、7月初旬からバードバスカメラを設置して水場にやってくる鳥を自動撮影しています。
これまで渡来数順に、ジョウビタキ、シジュウカラ、ヤマガラ、キビタキ、キセキレイ、ゴジュウカラ、クロツグミ、ミソサザイ、コガラがやってきました。

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青色がジョウビタキ、赤色がシジュウカラ、黄色がヤマガラ

当初から繁殖していると考えられるジョウビタキ(成鳥と幼鳥)は頻繁に来ていましたが、10月16日を最後に飛来がなくなり越冬地に向かったようです。それに代わって、シジュウカラの飛来が増えてきました。ジョウビタキがいるときにも周辺でシジュウカラは観察されていましたので、ジョウビタキの縄張りから排除されていたのかも。そういえばキビタキもあまり来ていませんでした。ジョウビタキは強いのでしょうね。面白いのは、ヤマガラはジョウビタキがいた頃より、シジュウカラがよく来る今の方が、あまり来ていません。3種の関係は興味深いですね。

秋期の渡りは検出されず、渡り鳥らしい種はあまり写りませんでした。周囲は森林なので、環境によるものでしょうか?もっと様々なデータを蓄積しようと思います。

posted by ばーりさ at 12:43| 電子工作戦隊

2022年07月27日

山梨県の水場カメラ

山梨県の八ヶ岳麓あたりに、7月初旬から水場カメラを設置しました。
電源はあるけど、有線LANがないところで、モバイルWi-fi(携帯電話の通信網)を使用してどの程度撮影できるか試しています(市販品のウェブカメラATOM cam2を使用)。
ただ、最近雨も多いし、水場の環境が豊富なためではないかと思うのですが、あまり鳥が来ません。辺りでずっとキビタキが鳴いているような所なのですが、キセキレイ、ゴジュウカラ、ヤマガラは、一度きり...。
ただ、ジョウビタキが幼鳥も含めて日に1回ぐらいやってきます。実際現地でも相当な密度がいるように思います。繁殖が確認されたと思ったら、こんな急激に増えるんだという印象です。どういう要因なんでしょうか、興味深いですね。

秋の渡りや冬鳥の移行は捉えられるか、水場はこれからに期待です。








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posted by ばーりさ at 18:38| 電子工作戦隊

2021年10月12日

ネットワークカメラによる水場モニタ


 バードバス調査は自作したセンサーカメラを使用して、水場をモニタリングしていますが、現在、既製品のネットワークカメラも試しています。
 ネットワークカメラは、カメラ自体がIPアドレスを持っていてパソコンにつながなくても映像を見ることができます。防犯用やペットの見守り用などで、お値段はピンキリですが3,000円程度で販売されている機器もあります。
c100.jpg
 現在、使用しているのはTP-linkのc100(屋内用なので雨の日はしまっています。ちなみに屋外用のc310という製品もあります)というネットワークカメラで、Wi-fiにつなげるタイプでLANケーブルが必要なく、電源があれば使用できます。基本的にスマホがあればよく、専用アプリを入れて指示通りしていけば設定できます。
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 出先でも確認することができ、モーションセンサーで画像内で動きがあればビデオ録画を始め、その時にスマホに通知もしてくれます。カメラの調整も必要なく、ヤモリぐらいしか映りませんが、ナイトビジョンもあり夜も撮影ができます。

 やや面倒なのは撮影された鳥の画像の確認です。専用アプリから抜き出すことも可能ですが、カメラに入れてあるマイクロSDを抜き取ってパソコンに読み込んだ方が簡単です。ただ定期的に確認する必要があります。
 それと、動いているものを何でも検知するので風で枝が揺れるとずっと撮影しています。別種のセンサーと組み合わせればいいのかもしれません。

 他の機能としては、カメラにアカウントをつけると、同じネットワークの中にあるパソコンを使用してYoutubeのLive配信もできます(セキュリティ上、自庭の配信はお勧めしませんが)。

 マイクの音がいまいちとか、細かい設定はできないですが、けっこうな多機能で3,000円ほど、家の中からのバードウォッチングを簡単に試すには良いかもしれません。もし他にも(安くて)よい製品を知っていたら教えてください。

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posted by ばーりさ at 17:59| 電子工作戦隊

2021年08月03日

夜の鳥の鳴き声録音

です。

暑い日が続きます。昼間はセミの声にかき消されて静けさも感じなくなってきました。そこで今回は、ラズベリーパイにUSBマイクをつなげて夜間に鳥の声のモニタリングができる工作物を作ってみました。

ラズベリーパイは教育目的で開発された小さなコンピュータです。センサーやカメラなどを組み合わせて記録を撮ったり画像を撮影できたりします。マイクは、以前買って手元にあった『サンワサプライ USBマイクロホン MM-MCU02BK』を使いました。一応指向性があるので、上に向けて野外では設置しました。

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青いケースがラズベリーパイと黒いUSBマイク 白い線は開発時につなげていたイヤホン

時間帯はセミの声が静まる毎夜0-4時に自動で起動させています。音圧が指定した閾値を越えると10秒録音して音声ファイルを作ります。この設定がちょっと微妙で、感度高く閾値を設定すると夜中録っていました。逆に低くすると全然録れてない…。
何日か試して、なんとか適当な閾値を見つけましたが、それでも一晩に100ファイルぐらいになりました。

一つ一つ聞いていては時間がかかるので、音声ファイルからスペクトログラムに描画して、音が入ってるか一目でわかるようにしてみました。

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12-13kHzの虫の声と1kHzあたりの救急車の音のスペクトログラム

チェックは楽になったのですが、
今のところ、直翅目(キリギリスやコオロギの仲間)、かすかに鳴くセミ、消防車、毎夜出動している救急車のサイレン(お疲れ様です)が録れていて、鳥の声は全く録れていません。ゴイサギの声でも録れないかと思っていますが、繁殖の盛りを過ぎたので時期的が良くないような気がします。秋の渡りに何か録れるでしょうか。

スペクトログラムのパターンから鳥の声が抽出できたら、さらに楽になりそうなので、しばらくモニターしながらプログラムの改良をしてみます。

参考
posted by ばーりさ at 15:56| 電子工作戦隊

2020年04月07日

ライブカメラの鳥たち

家の中で過ごす時間も多くなっているのではないでしょうか。
鳥見成分を補うために、インターネットで見ることのできる鳥や環境のライブカメラをYoutube等から集めてみました。

ビデオライブ 日本
ツバメ

バードフィーダー

ビデオライブ 海外
ハクトウワシ

ミサゴ

ハヤブサ

アメリカワシミミズク

アメリカフクロウ

シロアホウドリ

シュバシコウ

メキシコマシコ

ハチドリ

バードフィーダー


ミシシッピー河


総合ページ

posted by ばーりさ at 11:01| 電子工作戦隊