2015年04月27日

ID-BIRD tryの5回目

今回のID BIRDは府中市の雑木林を歩きました。
渡り鳥と植生による鳥の違いの調査の実習だったのですが,残念ながら,鳥が不活発で,渡り鳥は記録できず。また,薮があると生息するアオジやガビチョウといった鳥も見られないか不活発だったので,あまりよい実習にはなりませんでした。でも調査方法や解析の方法はなんとなく伝わったのでは,と思います。

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朝の下見の際はキビタキやセンダイムシクイや薮の鳥たちもいたので,参加はしにくくなるけど,早朝に実施するべきだったのかもしれません。
鳥があまり見られなかったので,終了後,希望者でツミを見に行き,これは堪能できました。

見られた鳥
キジバト,コゲラ,オナガ,ハシブトガラス,シジュウカラ,ツバメ,ヒヨドリ,エナガ,メジロ,ムクドリ,スズメ,カワラヒワ,シメ,ドバト,ガビチョウ

春の花(キンラン)も咲いていました

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次回は5月10日(日)谷津干潟を予定しています
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/id-bird/index.html

posted by ばーりさ at 09:02| ID-BIRD

2015年04月16日

ID-BIRD tryの4回目

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4月1回目のID-BIRD tryは三番瀬で実施しました。時間内で海浜で鳥類を探しました。

9時からの実施だったのですが、7時半頃に沖に大半のシギ・チドリ類が飛んでしまいましたが、少数が潮干狩りの柵に少し残っていました。沖には大量のスズガモの群れ、三番瀬の東の堤防の先にもカモ類、カイツブリ類がいて、ビロードキンクロが1羽混じっていました。羽を閉じていても次列風切の白色が目立ちます。
体の部位についての説明をして、飛翔時と停止時で羽の位置がどのあたりにくるのか、じっくり見てもらいました。スズガモの中から探し出すのは大変そうでしたが、特徴を捉えて観察すると気づくのも早くなると思います。
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ダイサギは婚姻色が出ていました。
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---三番瀬で観察された鳥類(追加があればお願いします)
ヒドリガモ、キンクロハジロ、スズガモ、ビロードキンクロ、クロガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ダイゼン、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、ミヤコドリ、オオソリハシシギ、ミユビシギ、ハマシギ、ユリカモメ、カモメ、セグロカモメ、ミサゴ、コゲラ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ。

次回は、○第5回 2015年 4月26日(日)
 『雑木林で渡り鳥を観察します』
渡り途中の夏鳥を観察するとともに,植生の違いによる生息鳥類の違いについて 簡単な調査と解析の実習をします(植田担当です)。
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/id-bird/index.html#plan
posted by ばーりさ at 17:22| ID-BIRD

2015年03月24日

ID-BIRD tryの3回目

ID-BIRD tryの3回目は、行徳鳥獣保護区の中を見学させていただきました。

干潟の埋め立てのためその代償のために作られた人工湿地です。
2時間半中を見学させていただきました。ご案内頂いた行徳観察舎友の会の野長瀬さんありがとうございました!

住宅地と高速道路に囲まれたなかに、相当広い様々な環境がありました。
アシ原、池、干潟、樹林、竹林、農地、草地、広さも十分で、あまり中に人も入ってきません。環境が多様なせいで、多様な鳥がいました。カワウ、アオサギは繁殖中でした。ただ、シギ・チドリはあまり入らないようです。干潟がでないとか、餌がいないとか理由があるのかもしれません。

2地点で簡単なスポットセンサスをし、多様度指数を試しに計算してもらいました。

写真を撮るのを忘れました。参加者の方ください…。

観察された鳥
オカヨシガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、クイナ、オオバン、イソシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、ベニマシコ、カワラヒワ、アオジ、オオジュリン(追加修正がありましたらご連絡を)

参加者 各位
Simpsonの多様度指数の計算です。
私のデータを入れて算出してあります。

●Aポイント 7種32個体
ヒヨドリ 6、カワウ 18、ツグミ 1、ムクドリ 3、ハシブトガラス 1、カルガモ 2、オオバン 1

A=1−((6/32)^2+(18/32)^2+(1/32)^2+(3/32)^2+(1/32)^2+(2/32)^2+(1/32)^2)
 =1−(0.0352+0.3164+0.0010+0.0088+0.0010+0.0039+0.0010)
  =1−(0.3672)
  =0.6328

●Bポイント 9種753個体
カワウ 700、キンクロハジロ 5、スズガモ 37、、ホシハジロ 4、カイツブリ 2、アオサギ 2、トビ 1、ハシブトガラス 1、セグロカモメ 1

B=1−((700/753)^2+(5/753)^2+(37/753)^2+(4/753)^2+(2/753)^2+(2/753)^2+(1/753)^2+(1/753)^2+(1/753)^2)
 =1−(0.8642+0.0000+0.0024+0.0000+0.0000+0.0000+0.0000+0.0000+0.0000)       
  =1−(0.8666)
  =0.1334

A>B Aの多様度指数が高い!
Bはカワウの数が圧倒的で偏ったので、多様度指数が減少したということになります。

posted by ばーりさ at 16:49| ID-BIRD

2015年02月23日

ID-BIRD tryの第1回を新宿御苑でおこなってきました。

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参加者11名。
東京マラソン当日で取材のヘリが上空を飛び、天候は弱い雨がぱらつく曇り。フィールド講座の開始としては、雰囲気あったかもしれません。野外は何があるかわかんないですから。けれど初回なんだし晴れてくれても良かったのにと思ったり。
調査道具のことや、鳥を見つけるコツとか、種類を覚えるコツとかを話しながらまわりました。最後に集まって、見過ごされがちな野外活動時のリスク管理とかマナーにも少し触れて、12時前頃に解散しました。天気予報は雨が降るとのことでしたが、なんとか曇りのまま天候はもち良かったです。
初級者を対象としてましたが、それぞれ経験のある方ばかりでしたので、調査のようなことをしても良かったのかもしれません。次回以降に反省点や要望を活かしていきたいと思います。

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新宿御苑 2015/2/22 9:00-13:00 
オシドリ、マガモ、カルガモ、トモエガモ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、ドバト、ホンセイインコ、アオサギ、ハイタカ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、モズ、オナガ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ(時間外のものも含む)
posted by ばーりさ at 10:10| ID-BIRD