2014年06月16日

今年は早かったヤマガラの繁殖+カツ皿

埼玉秩父の巣箱からロガーを回収してきました。
今年は繁殖の失敗も多かったのですが,成功した巣箱の巣立ち日は,6月1日,2日,そして12日が3巣でした。まだヒナがいた巣が1つありましたし,去年は6月上旬巣立ちだったので,やや遅いくらいでした。でも,例年と比べるとかなり早い時期の巣立ちです。大雪で遅くなったりするかと思いましたが,そんなことはありませんでした。最後のヒナが巣立ってから気象との関係を解析してみたいと思います。

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週末は自然保護協会のお手伝いで静岡富士市に里地の鳥類調査の研修会をしてきました。40人以上の参加者で盛会でした。ここにはカツ皿という食べ物があり,それも目的の1つでした。紅生姜はいらないけど,なかなか美味しいものでした。

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posted by ばーりさ at 16:10| その他

2014年05月22日

今年も緑のカーテンをつくりはじめました

今年もゴーヤを用いた緑のカーテンをつくりはじめました。
一番手前があばしゴーヤ、奥の二つが願寿ゴーヤです。
まだ、ツルが伸び始めたところですが、これからの成長が楽しみです。

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posted by ばーりさ at 13:50| その他

2014年05月02日

環境省からオジロワシの風車衝突映像公開

少し前になりますが,環境省からオジロワシが風車に衝突する瞬間のビデオが公開されました。

https://www.youtube.com/watch?v=CxGyVF9abSk&feature=youtu.be

これは,日本気象協会とバードリサーチが受託している調査「平成25年度海ワシ類における風力発電施設に係るバードストライク防止策検討委託業務」で設置した風車監視のWEBカメラに映ったものです。

Youtubeのせいか,オリジナルの映像よりも画面が暗くなってしまって,ちょっと見にくいのですが,3羽飛んでいるワシのうちの1羽が,別の1羽に追われながら風車に接近し,衝突してしまったことが映っています。

今回の映像では撮影したWEBカメラの画質の限界でワシがどういう方向を見て飛んでいるのかなど詳細はわからないのですが,ほかの調査地で観察していると,別個体に追われたりすると,そちらの方を見てしまい,前方を見ずに飛ぶことがよくあります。
もしこのシーンでもそのようなことが起きていて,うかつにも風車に近づきすぎてしまったとすると,近づいたことにより,ワシの網膜上での風車のブレードの速度が速くなる「モーション・スミア」といわれる現象が起き,ワシにはブレードが見えなくなってしまいます。
こうしたことが重なってバードストライクが起きてしまったのかもしれません。

風車の周囲でワシを観察していると,明らかにワシは風車を認識して避けて飛んでいます。天気が悪くて視界が悪いとバードストライクが起きるのかな? と思いますが,天気の良い日におきることの方が多いようです。今回の映像でこうした「他個体の干渉」が衝突原因になっているのかもしれないな,と思いました。

バードストライクを減らすようにするためには,こうした「ワシの不注意」の起きにくい場所に風車をたてるようにするべきですが,こうした「ワシの不注意」がどういう時,どういうところで起きやすいのか,5月号のニュースレターで紹介する予定です。
またご紹介します。

posted by ばーりさ at 11:20| その他

2014年02月02日

カンムリワシ幼鳥の顔写真調査

カンムリワシリサーチから,調査協力のお願いが届きました。

過去4年間続けているカンムリワシ幼鳥の顔写真を集める調査です。個体差の大きい幼鳥の写真を集めることで,その年のカンムリワシ幼鳥の個体数を調べます。
石垣や西表に行く予定のある方。カンムリワシの幼鳥をみつけたらぜひ撮影してお送りください。

詳細はこちらをご覧ください
http://kanmuriwasi.web.fc2.com/
posted by ばーりさ at 14:24| その他

2013年12月30日

新大学院「兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科」のお知らせ

まもなく新大学院「兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科」ができます。
大学院生募集の案内が,研究科長の江崎さんから届きました。
興味のある学生さんは,以下の案内をご覧ください。

ホームページ / パンフレット / 募集要項

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以下,江崎さんからのメッセージです。
 兵庫県豊岡市に、兵庫県立大学の新大学院(地域資源マネジメント研究科)が来る4月に開設されます。当地は、コウノトリを頂点捕食者とする生物群集と生態系を直視することができる日本唯一の場所です。2005年の再導入以来、すべてのコウノトリが個体識別されているため、国内外でも類のない大規模実験サイトとして機能しています。また、当地は豊かな田園生態系、汽水・淡水魚類が豊富な円山川、ラムサール登録湿地、世界ジオパークなどを有し、それらを保全すべく行政のみならず住民による自然再生が各所において精力的に行われています。したがって、これらを研究テーマとする生態学的、応用生態工学的な研究を行うには最適な場所です。
 本研究科のモットーは「地域における大地・生物・人の歴史的なつながり」を理解したうえで,「地域の生物多様性保全,健全な生態系を前提とした地域社会づくり」に貢献できる人材を育成することです。そのために、ジオ(地球科学)・エコ(生態学)・ソシオ(人文社会科学)の教員陣を、順に3・4・3名、計10名用意し、1学年12名の修士学生の指導にあたります。
 さて、本研究科の着想のもとは、当方が携わってきたコウノトリ野生復帰事業にあります。コウノトリは「地域資源」であり、これを地域の生物多様性保全の有効なツールとして使っているからです。そして、そのためにはフィールドでの生態研究が欠かせません。また上記のように、国内のコウノトリ個体群は私どもが、毎年標識し、ほぼ完全に個体識別をしています。つまり「鳥類の生態研究にとって絶好の材料が目の前にある」というわけです。そして学生さんには「コウノトリあるいはその餌となる魚類を中心とする動物生態学の基礎研究」を行なってもらおうと考えています(むろん、コウノトリ以外の鳥の生態研究も指導します)。ただし、自然科学の基礎研究だけでは、野生復帰も地域社会づくりもできませんので、野生復帰やジオパーク等の社会事業に参加し、地域のステークホルダーと連携することを通して、理論を実践に結びつけるスキルも獲得してもらいます。
posted by ばーりさ at 09:57| その他