2023年07月13日

「オクタマトリカルタ」の販売が始まったそうです

東京の奥多摩にいる鳥の声を覚えることのできる「オクタマトリカルタ」。本日から奥多摩各地のお土産物店,飲食店,ビジターセンターなどで購入することができるようになったそうです。

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このカルタ。バードリサーチも鳴き声図鑑の音源で協力しています。また,売り上げの一部をバードリサーチにご寄付いただけるということで,箱の表面にバーリサマークがついているの見えますかね。

以下のお店や施設で販売中とのこと。奥多摩に行く機会があれば,覗いてみてください。

posted by ばーりさ at 16:57| その他

2023年04月10日

新人スタッフ紹介(野村佳那子)

2023年4月からバードリサーチに入局した野村佳那子と申します。
この場を借りて、皆さまに自己紹介をさせていただきます。

私は一般企業での勤務を経て、オーストラリアに滞在し、帰国後は環境保全団体や人道支援団体でファンドレイジングと呼ばれる活動資金をつのる仕事をしてきました。
3年ほど前に自宅近所で初めてキビタキをみた時「身近にこんなに綺麗な鳥が渡ってくるなんて!」と衝撃を受けて以来、野鳥観察をするようになり、「野鳥の保全に自分も貢献したい」という思いから、この度バードリサーチで勤務させていただくことになりました。

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好きな野鳥はキビタキとメグロです。



私は、野鳥はもちろん生き物全般が好きで、オーストラリアに滞在していた時は、ベースキャンプでテント暮らしをしながらザトウクジラの生態調査ボランティアにも参加しました。


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ボランティアでは、調査小屋から双眼鏡を使ってクジラの頭数やブリーチングなどの動作をカウントしてデータ化しました。


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調査小屋にはこんな落書きも。



テント暮らしをしていた時は、みんなで海に子船を出してよく魚釣りにいきました。
釣りは、みんなで小魚の魚群を狙って集まる海鳥の群れ(海鳥の名前を聞きそびれてしまったのが悔やまれます…)を探し、そこへ船を移動させて行ったのですが、海鳥と同様に小魚を狙って集まる大型の魚が釣れました。

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釣った魚たち。サバ科の魚?


私はその際に、大きな魚が釣れたという喜びの一方で、
間近で見た、海鳥や鯨類、大型魚といった肉食動物と、肉食動物に狙われる小魚たちの命をかけた攻防の迫力と、水族館でのんびり泳ぐ姿とは全く違う、本気で躍動する姿のカッコよさに圧倒されました。

このような経験もあり、帰国後は環境保全団体に勤めたのですが、
そこでは、海洋資源の枯渇データを見たり、森林伐採が続くインドネシアのスマトラ島の現場視察を経験し、多くの生き物が暮らす環境が破壊されている現状に大変ショックを受けました。

そのような経験から、私は生き物の暮らしを見たり、観察することは、
環境保全に関心をもつきっかけにもなる大切な経験だと考えています。

野鳥観察をはじめてまだ間もない若輩者の私ですが、
会員の皆さまにご協力をいただきながら、野鳥観察通じて、野鳥の保全に役立つデータ収集や、
野鳥をはじめとする野生生物の保全に関心を持つ人を増やしてゆければと考えています。
posted by ばーりさ at 11:45| その他

2022年07月05日

テレワーク 宮古島編

実は先週から宮古島でリモートワークをしています。
以前のブログで山口県で2日間リモートワークをしてみたことを紹介しましたが、今回はもう少し長期にしてみました。

朝は、リモートワークができる施設に出勤する前にちょっとだけ趣味的な調査をしています。
9:30に職員全員でzoomをつないで朝のミーティングをして勤務開始、夕方に仕事が終わったら帰りにも少しだけ調査をしたり海に行ってみたりして過ごしています。個室もあって快適な仕事環境です。私は最近は普段も主には東京の家で仕事をしていますが、こういう機会でリモートワークの実践例を積んで、バードリサーチとしてより良い働き方の選択肢ができるようにと思います。
これまで食性データベースにあまり登録されていない南西諸島での鳥の採餌情報も集めようと思っています(^^)

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リモートワークをしているところから、ラムサール条約登録湿地である与那覇湾が見えます

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この時期、路上で見かけることが多い天然記念物のキンバト(オス)


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posted by ばーりさ at 16:16| その他

2021年04月06日

カラーユニバーサルデザインで分布図を作る

鳥類繁殖分布調査の報告書に使う分布図のデザイン案が、事務所のSlack(チャットのシステム)に載りました。それを見たところ、あれれ・・・黄緑が背景の灰色ににじみ込んで、ほとんど見えません。これは私が赤緑色盲(かなり誤解を招く名称で、赤・緑に限らず、色の濃度や色相が近い場合に区別がしにくいのです)だからで、他のスタッフは普通に黄緑が見えているそうです。

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「黄緑が見えないんだけど」と言ったところ、植村君がカラーユニバーサルデザインの配色例を参考に、いろんな色の組み合わせを考えてくれました。そのなかで、私がいちばん見やすかったのが右図の配色です。水色がやや見えにくいのですが、4色の組み合わせで小さな点を見やすい色にするのは、このくらいが限界かなと思いました。

いままでにも図やグラフで、ちょっと見えないなぁという配色に出くわすことが、ときどきありました。色盲でも見える配色は、そうでない人にも見やすくなる場合が多いと思います。そうした配色のことをカラーユニバーサルデザインと呼ぶそうで、ネットを検索するとお薦めの配色セットの例が見つかります。そうした例を参考にして図を作ってもらえたら、うれしいです。Wikipediaによると、日本人男性の20人に1人、女性は500人に1人が赤緑色盲だそうで、けっこうな割合で私と同じ症状の人がいますから。

なお"色盲"を別の言葉で言い換えるべきではという議論があることは承知していますが、取って付けたような新語にも違和感があるので、この文では色盲という言葉を用いました。

posted by ばーりさ at 16:38| その他

2020年12月13日

兵庫県立大大学院オープンキャンパス

うちの運営委員もつとめていただいている兵庫県立大の出口さんからオープンキャンパスの連絡が届きました。

12/20に,通常のオープンキャンパスだけでなく,こんな時期ですので,Zoomでも行なうそうです。遠方の方でも気軽に参加できますので,大学院受験など考えている方は参加してみたらいかがでしょう。


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posted by ばーりさ at 09:05| その他