2019年11月16日

バードリサーチニュース、さえずりナビ、Webサービスにアクセスできないことについて

バードリサーチニュース、さえずりナビ、Webサービスにアクセスすると、このサーバーは安全ではないとの表示が出ます。

サーバーにインストールしてあるSSL証明書というものの有効期限が切れてしまったことが原因で、ただいま期限延長の手続き中です。ご不便をおかけして申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。


posted by ばーりさ at 12:50| その他

2019年10月26日

孟宗竹でスズメの巣箱を作りました

うちは団地の5階なのですが、だいぶ前に千葉の本埜白鳥の郷で買った孟宗竹の巣箱の設置場所がなくてベランダの床に置いてあったところ、スズメが巣を作っていました。

巣穴は節に開いています。四角い穴は竿の先に取り付ける使い方を想定した引っかけ穴らしいです。
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この巣箱は開け口がないので、ナタで割ると中はこんな状態。卵は3つで、1つだけ孵化していました。
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孟宗竹の巣箱は自然な風合いで素敵なので、竹屋さんに注文して新しいのを作ってもらいました。子育てが終わったら掃除ができるよう、今度は初めから縦に割ってあります。
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割ってある2枚を、針金で結んで合わせます。

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そして、ベランダの手すりに縛り付けました。ベランダの端っこで、小さな物置の陰になっているので見えにくい場所です。
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スズメは秋になると冬ねぐらを見つけて、そこを翌春の巣にするので、巣箱は秋に取り付けるのがよいそうです。団地にはシジュウカラもいるのですが、彼らは5階までは上がってこないので、巣穴が大きめのスズメ用の巣箱にしました。さあ、やって来い来い。


posted by ばーりさ at 15:44| その他

2019年06月14日

NZからのムナグロの渡り(守屋)

この春のムナグロの顛末。

すこし震えるような経験をしたので報告します。

ムナグロの越冬地であるニュージーランドのPukorokoro Miranda Naturalists 'Trust(以下:ミランダトラスト)が、ムナグロの保全のために衛星追跡発信器を装着した3羽のムナグロ(アマンダ、ジョジョ、ジム)を放鳥したことが始まりです。

4月にニュージーランドを出発した3羽のうち2羽が日本にノンストップで渡来しました。
うち、アマンダは千葉県で発信が確認されたとミランダトラストからの情報が環境省の市川さんに入り、その連絡をもらいました確認しようとしましたが、その後発信器に異常があるのかアマンダの連絡が途絶えてしまいした。また、ジョジョは新潟県十日町で発信が確認されたとのこと、個体は見つかりませんでしたが、周囲の環境についてTwitterやML、BRの会員に情報提供をお願いしたところ水田耕作や環境について多くの人が写真や情報を寄せてくれました。

そんな時、伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田さんの紹介を受けた城県の狩野博美さんから、標識付きのムナグロについて問い合わせがありました。Facebookのシギチドリ標識グループに掲載して問い合わせたところ、ミランダトラストのDavid氏が、行方不明だったアマンダと確認。David氏は再発見に大変喜んでいました。私は全く予想しておらず、こういう偶然もあるんだと驚嘆していました。後々よく見るとアンテナが出ていましたが気づけていませんでした

その後発信器の状況から5月中旬にジョジョはアラスカに向かい、アマンダもどうやら同じ目的地に向かったようで、現在、2羽はアラスカの繁殖地について70kmほどしか離れていないところにいるとのことです。ちなみに残る3羽目のジムは、グアムにしばらく滞在したのち、中国中部沿岸を経由しロシア北極圏の高地に向かっているとのこと。

東アジア-オーストラリア地域フライウェイパートナーシップの枠組みが我々をつないでくれましたまたハイアマチュアの多い日本のバーダーのすごさも垣間見えた気がします。

ムナグロの中継地として日本の水田地帯は重要な役目を果たしているとの報告もあります(水鳥通信7号)。
今後も国際間で協力してムナグロの生態解明や保全が進めばより良いと思いました。

彼らの移動についての詳細は以下のホームページにあります。
Pūkorokoro Miranda Shorebird Centre
http://www.miranda-shorebird.org.nz/

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写真 狩野さんが撮影されたムナグロのアマンダ
posted by ばーりさ at 04:51| その他

2019年04月09日

バードウォッチングのススメ(守屋)

いろいろな鳥がさえずる季節になってきました。

鳥の名前がわかれば楽しいのですが、鳥の名前を覚えるのはちょっと時間がかかりますよね。ただ、コツもあります。
以下は、一歩踏み込んで野鳥の観察を始めて、独りで探鳥へ行けるぐらいを目指している人へ向けたアドバイス用に作ったメモです。双眼鏡と図鑑があれば始められ、始めるにはよい時期です。ご参考に。

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『独りで探鳥へ行けるぐらいを目指している人へ』

■観察しやすい種類をまず目標にする(100種ぐらい:地域によって見やすい鳥は違います)
【参考】
・水辺の鳥
カイツブリ,オオミズナギドリ,カワウ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,ゴイサギ,キンクロハジロ,スズガモ,マガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,カルガモ,バン,オオバン,コチドリ,イカルチドリ,メダイチドリ,シロチドリ,ダイゼン,キョウジョシギ,トウネン,ハマシギ,ミユビシギ,キアシシギ,イソシギ,オオソリハシシギ,チュウシャクシギ,コアジサシ,ユリカモメ,ウミネコ,セグロカモメ,カワセミ

・森や草原の鳥
ミサゴ,トビ,ノスリ,チョウゲンボウ,キジ,コジュケイ,ヒメアマツバメ,キジバト,アオバト,ホトトギス,カッコウ,アオバズク,アマツバメ,アオゲラ,コゲラ,ヒバリ,ツバメ,コシアカツバメ,イワツバメ,キセキレイ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,ヒヨドリ,モズ,ヤブサメ,ウグイス,オオヨシキリ,センダイムシクイ,セッカ,イソヒヨドリ,キビタキ,オオルリ,エナガ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,メジロ,ホオジロ,アオジ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,カケス,ハシボソガラス,ハシブトガラス

■図鑑を読む。
・図鑑はお気に入りを作っとこう。ただし、書き込んだりできるように1冊つぶす覚悟で。
・ここを見れば間違いない種の特徴(姿とか柄)をまず覚える(シジュウカラの胸のネクタイ柄とか)。
・混乱しそうな種(類似種)はチェックしておく。
・よく似た種にどんな鳥がいるか比較して特徴を覚える。
・鳥の季節性(そこには夏いるのか冬いるのか、旅鳥か)、国内の分布、どんな環境にいる鳥か。特徴的な行動があるか?を知る。
・見たい鳥を作っておこう。
   
■探鳥会や調査に参加してベテランや仲間と探鳥する。
・最初は感覚的じゃなく、明確に教えてくれる人、特徴を説明してくれる人がよい。
・探し方やどんな環境にいるのか、普通に見れる種か珍しい種かも聞いておこう。
・自分が質問しやすい人をみつけておこう。仲間がいると続けやすい。
・ついでにマナーも教わっておこう。

■マイフィールドを作る。
・よく通える場所がよい。森でも林でも海でも池でもよい。
・だいたいの散策路・観察ポイントを決める。
・最初は時間をかけて観察しよう。気になる鳥がいたら、引き返して見ておこう。次に会える機会はないと思っとこう。
・フィールドノートをマメにつけよう(どこで、いつ、何をだけでも良いが、情報が多いと思い出しやすい。何羽いたか、何をしていたか、その時の天気は、環境はどんな所だったろうか)
・慣れてきたらマイフィールドで、時間や範囲、距離を決めて簡単なセンサスを継続してみよう。
・センサスをまとめてみよう、あなたのマイフィールドは、どの時期にどんな鳥が多いのですか?そこの場所の特徴は?ほかの場所と比べてみて何か違う?

■わからない鳥に気づく
・よくいる種類の大きさや姿を注意深く観察しておこう(写真やスケッチ、録音もよい)。
・わからない鳥の鳴き声を聞いたら立ち止まって探してみよう。最初は姿が見えるまで粘っておこう。
・普段いる鳥とは声や姿、”なにか”違うことがわかるようになることが大切。

■自信がついたら(ついてなくても)マイフィールドとは違った環境へ出かけよう。
・有名な探鳥地などをネットで探索、さまざまな探鳥会にも参加してみよう。
・できるだけ自分で探して、識別してみる。
・よくわからなかった種は記録、写真、録音などして聞いておこう。
・見たい鳥を見るにはどうしたらよいか考えよう。時期は?どこに行けば?どんな環境にいけば見つかるだろうか。

■さらなる上達のために
・常に最新の情報を気にしておこう。
・環境を見て、どんな鳥がいそうか想像してみよう。
・フィールドで見た観察を大事に、図鑑を疑ってみることも必要。
・自分だけの識別ポイントをみつけてみよう。

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近道はないかもしれませんが、マイペースでじっくりと取り組んでみてください。

ぐっど バードウォッチング!


posted by ばーりさ at 13:38| その他

2019年03月07日

生物多様性のための農業(守屋)

「生物多様性のための農業環境支払い国際シンポジウム」というのに参加するため法政大学に行ってきました。

キャンパスがビルなんてかっこいい...。

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生物多様性のための農業環境支払いというのは、農業は景観や生物の生息地も提供することがあります。
そういった多面的機能を活用するために、自然環境や生物多様性のためになる活動に対してお金を支払いましょうという取り組みです。

独キール大学のローマン教授がお話しされたEUの農業環境政策についての内容だと、地面に巣をつくる鳥類に対して、刈り取り時期のをずらしたり、放牧の密度を減らしたり、農薬を使わなかったり、タゲリやヒバリ用の区画を創出するなど農業が自然環境の保全に利することを対象にしていました。

また支払いに関しては、ヒバリ用の区画の整備は1ha/18ユーロとか、ヒナ1羽を巣立たせたら150ユーロなど取り決めも具体的で、しかも、実際にヒバリが使ったりヒナが巣だったりした結果がないと支払われない仕組みだそうです。面白いですね。

日本の農政にも環境型直接支払制度というのがあり、生態系保全の活動で助成が得られるのですが、草花の植栽や清掃などでも受けられるため、活動の複雑な生態系保全活動はあまり行なわれていないようです。確かに生態系保全活動をやれといわれても何をするかは悩みますね。私なら、なつみずたんぼや ふゆみずたんぼ、素掘り水路の維持管理などを行ってほしいと思いますが、そもそも知らなければ無理でしょう。環境NPOなどが農家と共同で活動できる仕組みがあるといいのかもしれないと思いました。

タマシギの親子を見つけたら、その水田の持ち主に10,000円とかどうでしょう。
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posted by ばーりさ at 22:28| その他