2015年09月05日

世界の美しき鳥の羽根(藤井幹 誠文堂新光社)を寄贈いただきました

誠文堂新光社 より表記本を寄贈いただきました。ありがとうございました。
きれいな羽根を写真で紹介してある本です。「羽根ってきれいだね」と楽しむのがこの本の趣旨だと思いますが,
世界で一番羽根の長い野鳥がクジャクじゃなくてカンムリセイラン(長さ170cmを超えるそうです)だということを知ることができました。
出ていた羽根の中で,ぼくが,いちばん,おっと思ったのは,フキナガシフウチョウの羽。掲載されている羽根がそもそもボロボロになっていましたが,構造も,羽づくろいなどの手入れも大変そうな羽根なので,はえてからいったいどれくらいちゃんとした形状を保っていられるのだろうかと思いました。

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発売日: 2015年09月01日頃
著者/編集: 藤井幹, 松橋利光
出版社: 誠文堂新光社
ISBNコード: 9784416715536

posted by ばーりさ at 15:20| 書籍紹介

2015年04月26日

図書紹介:わたしの森林研究(直江将司)

森林総研の直江くんが本を書いたということで,著書を寄贈していただきました。

この本は,中学生/高校生くらいでもわかるように鳥の種子散布について書いた本で,茨城県北部の小川の森で行なった種子散布についての研究をわかりやすく紹介しています。直江くんは知る人ぞ知る大食漢なので,小川の森の調査では,そのあたりにある木の実を食べて,どこかで雉撃ちをして,種子散布にも貢献したんだろうな…と想像しながら楽しく読めました(調査を攪乱してしまうので,そんなことはしていないかな?)。
また,京都で行なったハシブトガラスの種子散布についても紹介されています。カラスは大きいので大型の種子を散布できるとか,長距離散布するということだけでなく,森から外に持ち出すことがほかの鳥と違うんだということなど,「なるほど」と思いました。


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■わたしの森林研究 〜鳥のタネまきに注目して〜
直江将司著

定価:(本体1400円+税)
ISBN978-4-378-03917-6
http://saela.co.jp/isbn/ISBN978-4-378-03917-6.htm
posted by ばーりさ at 16:54| 書籍紹介

2015年04月21日

図書紹介:藤田祐樹著 ハトはなぜ首を振って歩くのか

出張で新幹線に乗ります。そして、窓の外の景色を眺め、通り過ぎる富士山、空を舞う猛禽、あっ!あの田んぼに群れるカラスは・・・ミヤマガラス!??
このとき、僕の目玉は、自分で言うのもなんですが、とても器用に、そして正確に動いてくれます。だから、もの凄い早さで通り過ぎる外の世界に焦点を合わせ、網膜にくっきりと見たいものの姿を映すことができます。なんと素晴らしい僕の目玉でしょうか。
そう、鳥たちの目玉は僕の目玉のように美しい球形をしていません。ラケットにあたった瞬間の軟式テニスのボールのように押しつぶされた形をしているので、目玉を動かしてみるべき対象を常に視点の真ん中に捉えることができないのです。彼らは、いったいどうやってこの問題を解決しているのでしょうか?

藤田祐樹_歩くハト表紙ss.jpg公園に出かけて、ベンチに腰かけて、ただただぼーっとする、という機会は意外とあるようでないのですが、一度チャレンジしてみてください。目の前を通り過ぎるドバトが目に入ってくると思います。彼らの動きを見ていると、なぜか首を前に後ろに動かしながら歩いています。歩く速度があがると、首を振る速度も速くなります。ちょっと不思議な行動です。この行動に注目した研究者がいます。藤田祐樹さんです。斬新な視点から行われた研究はとても面白く、バードリサーチニュース2006年3月号にも記事を寄せていただきました。その藤田さんの研究のをまとめた本をご寄贈いただきましたので、ご紹介します。
藤田さんの文章はとても読みやすいのですが、本書では、人の歩行と鳥の歩行の違い、首を振って歩く鳥とそうでない鳥がいること、なぜ、その違いがあるのかなどについて、鳥の体の仕組みや生態の知識を上手に織り交ぜながら、一般の人にも、研究者にも、わかりやすく面白く解説されていて、たくさんの知識がすっと頭に入ってきます。じっくり鳥を観察する、調べることの楽しさを感じることができる1冊です。ぜひ、どうぞ。
高木憲太郎

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岩波科学ライブラリー 237
ハトはなぜ首を振って歩くのか
藤田祐樹 著  岩波書店
1200円(税別)
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詳しい内容は、岩波書店のサイトに載っています。しかも、動画つき!
岩波書店 more info
posted by ばーりさ at 18:45| 書籍紹介