2016年09月21日

地球を旅する生き物たち

献本いただきました。

動物の移動に焦点を当てた児童向けの書籍です。
ハチクマなど鳥の渡り研究で様々な面白い成果を上げてきた樋口広芳先生が監修しています。
鳥だけに限らず、哺乳類や昆虫などの移動を科学研究の成果とともに取り上げていて、それぞれの生き物がなぜ移動するのかが、子供が読んでもわかりやすく構成されています。

今はタカが渡っている時期です。子供が興味を持ったら家族で観察に行ってみてはいかがでしょうか。

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地球を旅する生き物たち ツバメからクジラ、トナカイまで(楽しい調べ学習シリーズ)、監修 樋口広芳、PHP研究所、2016年、3000円。
posted by ばーりさ at 15:40| 書籍紹介

2016年04月16日

見る聞くわかる野鳥界<識別編> 石塚徹 水谷高英(絵) 信濃毎日新聞社

著者の石塚さんから表記本を寄贈いただきました。ありがとうございました。

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見る聞くわかる野鳥界 識別編
色と形、声としぐさでの見分け方
山岸哲/監修 石塚徹/著 水谷高英/イラスト
出版社名 :信濃毎日新聞社開発局出版部
ISBN :978-4-7840-7281-1 
税込価格 :2,160円

タイトルからすると 読み物みたいですが,図鑑です。
写真図鑑が多い中,この本はイラスト図鑑です。特徴をわかりやすく示すことができたり,似た種を並べてレイアウトできるイラスト図鑑はいいですよね。
地域や標高による見られる時期の違いが示されているのはありがたいし,生態がコラムや写真で紹介されているのが楽しいです。
鳴き声がカタカナで丁寧に書かれているところも特徴です。でも,カタカナ表記はやはりちょっとキツイかなって思ってしまいますが。

生態編というのがまもなく出るそうです。そちらも楽しみです。

posted by ばーりさ at 14:31| 書籍紹介

2015年12月13日

身近な鳥の生活図鑑 筑摩書房 三上修

三上修さんから本を寄贈いただきました

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身近な鳥の生活図鑑 
三上修 筑摩書房
定価:本体940円+税
ISBN:978-4-480-06859-0

スズメ,ハト,カラスといった身近な鳥たちの生態などの紹介とともに,都市での鳥との共存について,紹介しています。餌付けや飼育の問題や都市の成立の歴史と鳥の環境などについて触れています。
バードリサーチのツバメふん受けについても紹介してくれてます。ありがとうございました。

そろそろ書店に並んでいると思いますのでぜひ手に取ってみてください

posted by ばーりさ at 19:45| 書籍紹介

2015年10月07日

動物行動の観察入門(黒沢令子訳)白揚社

黒沢令子さんが翻訳した本が出版されました

動物行動の観察入門-計画から解析まで 単行本 – 2015/9/28
マリアン・S・ドーキンス (著), 黒沢 令子 (翻訳)
白揚社 (2015/9/28)
ISBN-10: 4826901836   ISBN-13: 978-4826901833

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訳者あとがきで黒沢さんが「本書は主に大学の学部生や修士課程の大学院生向けに書かれたようだが,動物の行動観察を行なう心構えを根本から説いているあたりなどは,ベテランの研究者も初心に返って,謙虚に受け止める価値がある」と書いているように,教科書的な本なので,パラパラっと楽しく読める本ではないので,ごく一般の人にはちょっときついかもしれませんが,しっかり勉強したい人には,参考になる本だと思います。書店で手にとってみてみてください。
posted by ばーりさ at 14:43| 書籍紹介

図書紹介 動物のいのちを考える(高木)

 カワウの広域協議会や広域保護管理指針の作成を一緒にさせていただいた野生動物保護管理事務所の前代表の羽澄俊裕さんから、ご本人が分担執筆された書籍をいただきました。一緒に取り組ませていただいた当時のことが書かれており、思い起こしながら懐かしく感じました。
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動物のいのちを考える
高槻成紀/編著 政岡俊夫・太田匡彦・新島典子・成島悦雄・柏崎直巳・羽澄俊裕/共著
朔北社(税別 2200円)
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 主に題材として取り上げられているのは哺乳類ですが、「いのち」と正しく向き合うために読んでおくと良い本です。動物に興味を持っている人の中でも、野生動物に興味を持つ人もいれば、ペットや家畜などに興味を持つ人もいるでしょう。野生動物を扱う仕事はごく一部で、獣医や動物園の飼育員など飼育されている生き物を扱う仕事の方が多いように思います。本書は、6名の著者が分担し、ペット、家畜、動物園、人工受精やクローンなどに関わる実験動物、野生動物、震災と動物の関係を取り上げた6章で構成されています。鳥でも、鳥インフルエンザなどの病気がきっかけとなって、給餌の功罪が議論されることが増えましたが、根幹には「いのち」をどう捉えるか、という問題が横たわっているように思います。生き物を生態系のひとつの構成要素として見るのか、一つ一つの命として注目してみるのか、によっても、人によって考え方が変わってくると思います。取り上げられているどの分野にも鳥の仕事はありますが、それぞれの視点に触れておくことは、何かと役に立つでしょう。
 本書は、専門書というよりも、どちらかと言えば読みものです。この本は動物を扱う学問や仕事を志す学生の方にお薦めします。自分の生命観を見つめ直し、生き物に対するスタンスやバランス感覚を磨くことを助けてくれることでしょう。
posted by ばーりさ at 11:24| 書籍紹介