2016年04月16日

見る聞くわかる野鳥界<識別編> 石塚徹 水谷高英(絵) 信濃毎日新聞社

著者の石塚さんから表記本を寄贈いただきました。ありがとうございました。

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見る聞くわかる野鳥界 識別編
色と形、声としぐさでの見分け方
山岸哲/監修 石塚徹/著 水谷高英/イラスト
出版社名 :信濃毎日新聞社開発局出版部
ISBN :978-4-7840-7281-1 
税込価格 :2,160円

タイトルからすると 読み物みたいですが,図鑑です。
写真図鑑が多い中,この本はイラスト図鑑です。特徴をわかりやすく示すことができたり,似た種を並べてレイアウトできるイラスト図鑑はいいですよね。
地域や標高による見られる時期の違いが示されているのはありがたいし,生態がコラムや写真で紹介されているのが楽しいです。
鳴き声がカタカナで丁寧に書かれているところも特徴です。でも,カタカナ表記はやはりちょっとキツイかなって思ってしまいますが。

生態編というのがまもなく出るそうです。そちらも楽しみです。

posted by ばーりさ at 14:31| 書籍紹介

2015年12月13日

身近な鳥の生活図鑑 筑摩書房 三上修

三上修さんから本を寄贈いただきました

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身近な鳥の生活図鑑 
三上修 筑摩書房
定価:本体940円+税
ISBN:978-4-480-06859-0

スズメ,ハト,カラスといった身近な鳥たちの生態などの紹介とともに,都市での鳥との共存について,紹介しています。餌付けや飼育の問題や都市の成立の歴史と鳥の環境などについて触れています。
バードリサーチのツバメふん受けについても紹介してくれてます。ありがとうございました。

そろそろ書店に並んでいると思いますのでぜひ手に取ってみてください

posted by ばーりさ at 19:45| 書籍紹介

2015年10月07日

動物行動の観察入門(黒沢令子訳)白揚社

黒沢令子さんが翻訳した本が出版されました

動物行動の観察入門-計画から解析まで 単行本 – 2015/9/28
マリアン・S・ドーキンス (著), 黒沢 令子 (翻訳)
白揚社 (2015/9/28)
ISBN-10: 4826901836   ISBN-13: 978-4826901833

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訳者あとがきで黒沢さんが「本書は主に大学の学部生や修士課程の大学院生向けに書かれたようだが,動物の行動観察を行なう心構えを根本から説いているあたりなどは,ベテランの研究者も初心に返って,謙虚に受け止める価値がある」と書いているように,教科書的な本なので,パラパラっと楽しく読める本ではないので,ごく一般の人にはちょっときついかもしれませんが,しっかり勉強したい人には,参考になる本だと思います。書店で手にとってみてみてください。
posted by ばーりさ at 14:43| 書籍紹介

図書紹介 動物のいのちを考える(高木)

 カワウの広域協議会や広域保護管理指針の作成を一緒にさせていただいた野生動物保護管理事務所の前代表の羽澄俊裕さんから、ご本人が分担執筆された書籍をいただきました。一緒に取り組ませていただいた当時のことが書かれており、思い起こしながら懐かしく感じました。
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動物のいのちを考える
高槻成紀/編著 政岡俊夫・太田匡彦・新島典子・成島悦雄・柏崎直巳・羽澄俊裕/共著
朔北社(税別 2200円)
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 主に題材として取り上げられているのは哺乳類ですが、「いのち」と正しく向き合うために読んでおくと良い本です。動物に興味を持っている人の中でも、野生動物に興味を持つ人もいれば、ペットや家畜などに興味を持つ人もいるでしょう。野生動物を扱う仕事はごく一部で、獣医や動物園の飼育員など飼育されている生き物を扱う仕事の方が多いように思います。本書は、6名の著者が分担し、ペット、家畜、動物園、人工受精やクローンなどに関わる実験動物、野生動物、震災と動物の関係を取り上げた6章で構成されています。鳥でも、鳥インフルエンザなどの病気がきっかけとなって、給餌の功罪が議論されることが増えましたが、根幹には「いのち」をどう捉えるか、という問題が横たわっているように思います。生き物を生態系のひとつの構成要素として見るのか、一つ一つの命として注目してみるのか、によっても、人によって考え方が変わってくると思います。取り上げられているどの分野にも鳥の仕事はありますが、それぞれの視点に触れておくことは、何かと役に立つでしょう。
 本書は、専門書というよりも、どちらかと言えば読みものです。この本は動物を扱う学問や仕事を志す学生の方にお薦めします。自分の生命観を見つめ直し、生き物に対するスタンスやバランス感覚を磨くことを助けてくれることでしょう。
posted by ばーりさ at 11:24| 書籍紹介

2015年09月15日

日本のスズメの歴史(田口文男 著)をご寄贈いただきました

 田口文男さんが集めてこられたスズメに関する情報が1冊の本となりました。身近な鳥の代表として、バードリサーチでも調査対象として取り組んでいるスズメですが、「身近」であることを、定量的に表現するのは、難しいものです。書籍や歌や絵画、地名などのなかに現れる頻度は、ひとつの指標になるかもしれません。ぼくらが、さあ、数えてみようと思うのはその中のひとつかふたつぐらいでしょう。田口さんの本の中では、ぼくには思い浮かびもしない日本文化の中に「雀」を見出して、紹介されています。その幅広い興味と探究心に驚きました。研究という分野の「はじまり」に出会えた気持ちがしました。この本の中ではスズメの研究に関する記録もまとめられており、その歴史に触れることができます。また、田口さんは英語に通じておられ、いくつもの論文を翻訳されて多くの研究者を助けて来られたそうですが、この本には日本語版と英語版が両方綴じられていて、海外の研究者の方への日本文化のススメ(スズメ?)にもなっています。

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 ぼくらは鳥について、一般の方に話をすることがありますが、生き物の生態に興味を持っている人であれば、基礎生態から最近の研究でわかってきたことに加えて、珍しい行動などを紹介すれば楽しんでいただけます。しかし、生き物にそれほど興味がない人だと途中で飽きてきてしまいます。そんなときは、生物学だけに頼らず、人の生活との関係に触れるといいですよね。すると、ぱっと話を聞いている方の表情がゆるみます。田口さんの本には、そういう時に役立つ話題がたくさん詰まっています。
 一般の方たち向けにスズメの話をする機会がある方は、その前に一度目を通して、田口さんの引き出しから情報を仕入れておくといいと思います。いくつか紹介したいところですが、スズメとその研究に関するありとあらゆる情報が詰まっていて、目移りして選べませんでした。
 この本、残念なことに300部限定の自費出版ということで在庫はないそうです。バードリサーチの事務所に遊びに来ていただければ、閲覧できますので、興味を持たれた方は、ぜひお越しください。そのほか、いくつかの図書館には献本されているそうなので、お近くの図書館で借りたいという方は、田口さんにお問い合わせください。
高木憲太郎

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日本のスズメの歴史
The History of the Tree Sparrow in Japan
田口文男 著
2015年8月1日発行 (非売品)
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連絡先: 田口文男
passeroitaliano@gmail.com
posted by ばーりさ at 16:26| 書籍紹介