2020年02月27日

【みにクル】九十九里浜北部でシギ・チドリ類調査(山ア)

2月25日、九十九里浜北部でシギ・チドリ調査を行いました。参加者は私ともう1名。10時までは晴れていましたが、徐々に曇ってきました。風はあまりなかったです。

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現地担当の奴賀さん(右)と参加者のS氏(左)


九十九里浜は千葉県東部にあり、太平洋に面する日本最大級の砂浜海岸です。モニタリングサイト1000のシギチ調査ではコアサイトになっており、冬の調査は越冬しているシギ・チドリのカウントを12月〜2月の間3回行っています。

また、九十九里浜は東日本大震災の時に津波の被害を受けた場所でもあります。海岸の近くには防風林があり、以前はビンズイやシメ等をたくさん観察することができましたが、震災以降樹木の数が減り、最近はあまり観察することができなくなったそうです。

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この日は、ハマシギとミユビシギがそれぞれ100羽以上記録されました。釣りをしている人や自転車に乗っているたちがミユビシギの群れの近くを通ることがありましたが、飛んで逃げるなど警戒するような気配はなく、波打ち際で採餌していました。「この人たちは自分たちに危害を加えない」と分かっているのかもしれないですね。他にもシロチドリとダイゼンが6羽ずつ記録されました。

海岸の周辺ではホオジロやヒバリ、ウグイスがさえずっていました。また、桜も見れて春が来たなと感じました。

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先週からバードリサーチの職員限定のバードソンが始まりましたので、調査が終わった後、海岸の近くの池で野鳥観察を少ししました。強豪ばかりですが、頑張って1位を目指したいです()

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夏目の堰という海岸の近くの池でオナガガモやマガモ、トモエガモ等を観察できました


次の九十九里浜北部のみにクルは4月以降を予定しております。日にちが決まりましたら、バードリサーチのホームページに掲載します。都合が宜しければぜひご参加ください。


posted by ばーりさ at 09:54| みにクル報告

2020年01月28日

【みにクル】九十九里浜北部でシギ・チドリ類調査(奴賀)

1/27、九十九里浜北部のシギ・チドリ類調査に行ってきました。

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今回の参加者は、海辺の鳥の調査・研究中の大学生のKさん。

天気は曇りで夕方からは雪の予報も出ていたので、たまに吹く風は冷たかったのですが、海は比較的穏やかでした。
観察できたシギ・チドリ類は、ミユビシギ、ハマシギ、シロチドリの3種。個体数は少なかったです。

所々で防潮堤の工事が行われており、いつもの調査地点に行けない場所もありました。

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工事箇所付近は一時的に砂浜面積が少なくなったりしますが、
九十九里浜全体を同時に工事するわけでは無く、工事をしていない砂浜の方が広く存在しているので、砂浜の鳥たちの避難所は確保されているはずです。

シギチ以外では、海が穏やかだったので、海上のカモが観察しやすかったです。
クロガモ、ビロードキンクロは砂浜近くでも観察でき、その他、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、シノリガモなどなど、いろいろ浮いていました。
そういえば、ヒバリのさえずりや、ホオジロのさえずり気味の声も聞こえました。

でも一番良かったのは、

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タヌキに出会えたことでした(笑)
野外に出ていると、鳥以外にも予期せぬ出会いがたまにあります。
posted by ばーりさ at 14:17| みにクル報告

2019年09月12日

【みにクル】秋のシギカウント 鹿島灘ほか

今回は鹿島灘と利根川付近のシギカウントをみにキテもらいました。
参加者1名Jさん
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当初沿岸は深い霧でしたが、徐々に晴れて蒸し暑くなりました。

台風一過でミラーや信号機が曲がっていたりしました。利根川中流付近は屋根が飛んでいる家屋がちらほらしていました。浜には、お疲れ気味のアカエリヒレアシシギがいましたが、そのほかは打ちあがった死体もオオミズナギドリが一体あるのみでした。うまく台風を回避できたのでしょうか?

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アカエリヒレアシシギの幼鳥

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ルアーが嘴にかかったウミネコ幼鳥がいたので、捕まえられないかと近づきましたが飛ばれてしましました。釣り人のマナーの問題ですが、見つけたら釣り具は回収しておきましょう。

鹿島灘 7:20-11:00くもり
1コチドリ1
2シロチドリ8
3メダイチドリ21
4トウネン10
5オジロトウネン1
6ミユビシギ68
7キアシシギ8
8イソシギ1
9オグロシギ1
10オオソリハシシギ11
11ホウロクシギ1
12チュウシャクシギ2
13アカエリヒレアシシギ 1

みにクルは、バードリサーチの調査の様子を見学してもらう企画です。
posted by ばーりさ at 10:29| みにクル報告

2019年05月16日

みにクル シギチ九十九里浜南部と一宮川(奴賀)

5/14、みにクル九十九里浜南部にシギ・チドリ類調査に行ってきました。
今回は九十九里浜南部の2つのコアサイトを回りました。

モニタリングサイト1000のシギ・チドリ類調査には2種類のサイトがあります。
「コアサイト」はラムサール条約登録湿地や、シギチが多い場所、昔から調査がされている場所などの重要な場所で、1シーズンに3回以上調査を行うサイトです。
それ以外の「一般サイト」も、3回以上の調査が望ましいが、最低1回は調査をしてほしい、というサイトです。

参加者は常連のSさん、初めて参加のOさん、Iさんの3名。

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スワロツァイススワロ。

今回は種数、個体数は少なかったですが、トウネンの群れやキョウジョシギの群れをじっくり見れたので、初参加の方にもカウンターでのカウントを体験してもらえました。

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トウネン。

今回見られたシギチは、
コチドリ、シロチドリ、オオソリハシシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、ミユビシギ、トウネン。
海上にはオオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、アジサシが飛んでいました。


みなさん遠方からなので、朝が早く、お腹が減るのも早いので、参加者からの差し入れを食べてエネルギー補給しつつ調査をしています。

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posted by ばーりさ at 21:59| みにクル報告

2019年05月10日

【みにクル】九十九里浜北部シギチドリ調査3回目(奴賀)

5/8、みにクル九十九里浜北部でシギ・チドリ類調査に行ってきました。

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ハマヒルガオ。いい天気です。

参加者は常連のAさん1名。

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シギの群れを観察中。

この写真の波打際の奥に、ミユビシギとハマシギの群れがいます。
近寄ると、

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約500羽。

別の場所では、

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テトラにもりもりいます。ハマシギとミユビシギとキアシシギ。全部で300羽くらいいました。

他にも

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結構遠くから識別できたオバシギ。中央にいます。

本日の結果、調査地の周辺も含めて確認したシギチは、
ムナグロ、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、タシギ、オオソリハシシギ、チュウシャクシギ、キアシシギ、イソシギ、キョウジョシギ、オバシギ、ミユビシギ、トウネン、ハマシギ。
合計個体数は1000羽を越えました!今回は大漁でした。

結構疲れたので、眠気覚ましに、
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ピーナッツもなか。
森●のチョコモナカと同じ気分で食いついたら、硬すぎてびっくりしました。
posted by ばーりさ at 22:27| みにクル報告