2018年11月10日

11月10日中央公園調査報告

昨夜までの雨も上がり、暖かな朝。
1週間前よりユリノキの並木が黄色く色づいてきました。
周囲の木々からヒヨドリの鳴き声に混じってメジロやシジュウカラの鳴き声。
今日は、鳥たちとの出会いが期待できそう。

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 (だいぶ黄色く色づいたユリノキの並木)

大池でカモ類を探していると前方にアトリの群れが出現。
近づくと20羽ほどの群れがケヤキの枝で休憩中でした。
ここでは15年冬以来の群れの出現です。

15年とは違いカエデの実は不作です。
しかし、2008年のようにケヤキの実は豊作です。
少しでも長く滞在してくれると良いのですが…。


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   (ケヤキの枝で羽繕い中のアトリ)

さらに、シジュウカラの群れを観察しているとキクイタダキのか細い鳴き声。
鳴声から2羽いるようです。
姿を見たことが無いというS君。
みんなで声を頼りに探しましたが姿は見られませんでした。

この公園でのキクイタダキ。
最近では2015年11月7日に2羽が記録されています。
2012年冬には最高6羽が3月まで越冬しました。
今シーズンは今のところ他の調査地でも数はさほど多くないようです。
とすると、移動途中に立ち寄ったのかもしれません。

一方、この公園の常連たちも増えてきました。
ウグイスは今までせいぜい3羽だったのが、今朝は7羽。
周囲の植え込みからしきりに鳴き声が聞こえていました。

10月に少なかったキジバトも姿が目に付くようになってきました。
多くは木立から飛び立つ姿が記録されました。
しかし、地上で歩きながらついばむ姿も見られました。

久しぶりに充実した朝でした。
大型ツグミ類は次回以降に期待です。

参加者6名 記録種数23種 記録個体数173羽
次回は11月17日午前7時からです。担当:BR平野

posted by ばーりさ at 12:10| みにクル報告(宇都宮)

2018年11月03日

11月3日中央公園調査報告

公園の木々もうっすらと色づき始めました。
冬鳥の季節の到来です。

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(うっすらと黄色く色づくユリノキの並木)

ヒヨドリの騒々しい声に混じってシメの鳴き声
見上げると3羽が通過していきました。
さらに、高木の木立ではシュリーと鳴き交わす声。
飛び出したのは2羽のシロハラ。
ここではこの秋の初認です。

池の縁のヤナギのてっぺんにはジョウビタキの雄。
今朝は、少し離れた公園の縁に雌の姿もみられました。

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(ヤナギのてっぺんにとまるジョウビタキ)

1年中見られる鳥たちも増えてきました。
シジュウカラとエナガの群れにメジロが加わって30羽ほどの群れに。
コナラの植え込みから出てこないため数えるのが一苦労です。
それでもシジュウカラは全部で17羽、メジロが少なくとも16羽、エナガ11羽。

先月まで個体数が少なかったキジバト。
今朝は9羽を記録しました。
そのうち5羽は地上で採餌中の記録です。
採餌中の姿を見るのは久しぶりです。
ケヤキなどの木の実をついばんでいるようです。

一方で、カルガモは少ないまま。
昨年の同時期の調査では65羽を記録しました。
今朝は44羽のみ。
しかも、広い大池にはまったくいません。
そのほとんどが日本庭園の小さな池に集まっていました。
大池の様子は昨年までと同じです。不思議です。

今のところ、アオゲラ、ヒガラ、ヤマガラはまだ記録されていません。
アトリ類が採食するカエデの実は不作。
今冬の鳥たちの渡来状況が気になる朝でした。

参加者8名 記録種数20種 記録個体数146羽
次回は11月10日午前7時からです。担当:BR平野




posted by ばーりさ at 12:04| みにクル報告(宇都宮)

2018年10月20日

10月20日中央公園調査報告

9月以降の調査で久々の晴天。
冬鳥を期待しての調査です。

集合場所では鳴きながら飛びまわるカワラヒワ3羽。
ヒヨドリの声に混じってメジロの声も。
さらには上空から一声、ケ、ケーの鳴き声。
見上げると1羽のツグミが通過していきました。

幸先の良いスタート。
きっとジョウビタキやアカハラなどが見られるに違いない?

しかし、期待もむなしく鳥達の姿は少なめでした。
大池のカルガモも少ないままでした。
すべての池を含めても44羽のみ。
しかもカワセミの姿はありません。

それでも、メジロやシジュウカラは順調?に増えてきました。
ケヤキの茂みで鳴き交わしながら採食するシジュウカラ。
声を頼りに手分けしてのカウント。

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   (茂みで動き回るシジュウカラ)

結果、シジュウカラは4群で15羽。
メジロは少なくとも10羽を記録しました。

しかし、期待したジョウビタキは記録できませんでした。
さらに、ヒガラやヤマガラ、アオゲラの鳴き声も確認できず。
今秋は山に木の実が多いのでしょうか。

昨冬はイカルやシメ、ルリビタキが楽しませてくれました。
しかし、公園のカエデの実は不作です。
ケヤキは多くの実を付けているようです。
はたして、アトリやマヒワ、イカルの飛来状況はどうなのでしょうか。
早くも今冬の飛来状況が気になります。

参加者9名 記録種数18種 記録個体数207羽
次回は11月3日7時からです。担当:BR平野

posted by ばーりさ at 12:11| みにクル報告(宇都宮)

2018年10月13日

中央公園10月13日調査報告

今朝もどんよりとした曇り空。
10月ってこんなに天気が悪かった?
昨年の記録を見返すと昨年も小雨のち曇りでした。
人間の記憶は当てにならないものです。

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     (まだ青葉が茂る公園)

でも、昨年の14日には26種も記録されました。
エゾビタキやキンクロハジロ、ホシハジロ、アオバトに加えマミチャジナイも。
一方、今日のカモ類はカルガモだけ。
ヒタキ類はまったく影も無し。
期待したアオバトもダメでした。

さらに、昨年は9月下旬から連続してモズが記録されていました。
今秋はまだ1度も記録されていません。
気になって過去の記録を見返してみました。
すると、12年以降では毎年9月下旬には記録されていました。
たまたま今年だけなのでしょうか。
気になります。

一方で、昨年に比べてヒヨドリの群れが多く記録されました。
少なくとも6群190羽。
南へ向か旅の途中に立ち寄ったものです。
一休みすると、次から次へと飛び立っていきました。
お蔭で彼らの鳴き交わす声で他の鳥たちの鳴き声が聞きとりにくくなっていました。

今朝はカケスも飛来していました。
カケスの渡りはもう終盤です。
そのまま越冬してくれると嬉しいのですが…。

参加者7名 記録種数16種 記録個体数265羽
次回は10月20日(土)午前6時30分からです。
担当:BR平野
posted by ばーりさ at 11:49| みにクル報告(宇都宮)

2018年10月06日

10月6日中央公園調査報告

雨上がり直後の公園。
今日もうっとうしい曇り空です。

濃霧のため視界が悪いからでしょうか。
ハシブトガラスが多く、園内をしきりに飛び交っていました。

一方でカルガモは今朝も少ないままです。
全部の池を足しても29羽でした。
例年なら9月から10月はカルガモが増える時期です。

下の図は、8月下旬から11月にかけての3シーズンの10日ごとのカルガモの数です。
9月中旬までは順調?に増加していました。
しかし、下旬以降また減少してしまいました。
2016年の10月上旬には103羽が記録されたのとは大違いです。

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(8月下旬からの3シーズンのカルガモの記録個体数の比較)

今年の春に西側の住宅地の調整池がすべて埋め立てられたためかもしれません。
今秋はオナガガモなど他のカモ類も姿をみせません。

雲が低く垂れこめているせいか、小鳥たちも静かです。
それでも茂みからエナガやシジュウカラの鳴き声が聞こえてきました。
カの襲撃に辟易しながら探すとメジロの群れも加わっていました。

宇都宮の公園ではメジロは冬鳥です。
今朝は少なくとも9羽記録できました。
メジロは順調に増加しているようです。

今朝はアオバトやエゾビタキを期待しましたが見つかりません。
ヒタキ類は鳴き声が聞こえたので植え込みから出てこなかっただけかもしれません。
でも、そろそろ青空のもとで調査がしたい…。

参加者7名 記録種数18種 記録個体数103羽
次回は10月13日午前6時30分からです。担当:BR平野


posted by ばーりさ at 12:00| みにクル報告(宇都宮)