2019年05月27日

カルガモ・サバイバル調査 親子のそばにいるオスは誰?

カルガモ・サバイバル調査で近所の池3カ所を見回っています。いずれも公園の池で、そのうち1カ所にカルガモ親子が2家族います。他の二カ所は、一ヶ月くらいカップル状態なのに繁殖しないペアの池と、ペアだったのがオスだけになったので抱卵中かと期待している池、です。

こちらの写真は5月25日の多摩中央公園(東京都多摩市)の池。ふ化後数日と思われますが、5羽とは少ない。ハシブト・ハシボソガラスが周囲に多いので、もう食べられちゃったかな。小学生の男の子たちが投げたパンに食いついています。
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同じ池で5週齢まで育った10羽のヒナ。孵化したときは11羽だったと、朝5時台から餌をあげていたおじいさんに教えてもらいました。早朝から人がいるので、カラスが近づけないのかもしれません。
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しかしカラスは健在。ヒナだけでなく、卵もさらいます。ご満悦なハシボソガラス。
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次は調査参加者から届いた写真です。5月26日、東京の埼玉県寄りにある東村山駅前の池。ヒナは四週齢くらいで、当初の8羽から5羽に減ったそうです。餌台でキャベツやトウモロコシを食べている母子のそばにオスがいます。メスはオスを追い払う様子はなく、オスは首を上下させて求愛していたそうです。ペアのオスなのか、よそのオスが言い寄っているのか分かりませんが、ペアのオスだったら他のオスが近づくと攻撃するかもしれません。何か印を付けて継続観察できたらいいのですが・・・。カルガモ・サバイバル調査では、親子と一緒にオスがいるかどうかのアンケートもしています。
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さて、こういう場所のカルガモは餌をもらっていることが多いようですが、都市部のカルガモのヒナは給餌のせいで生存率が高くなっているかもしれませんね。しかし一方で、都市部では子育てに適した池や水田がなくなってコンクリで固められた池しかないので、繁殖場所が足りなくて、全体としては数は増えないのかもしれません。

posted by ばーりさ at 15:17| 活動報告

2019年05月25日

群馬の繁殖分布調査地へ(植田)

今日は,1日時間が空いて,天気が良いので,夜行日帰りで,全国鳥類繁殖分布調査の調査責任者が決まっていない群馬の調査コースを調査してきました。

やはりいい天気です。森もキラキラしています。

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キビタキが多いです。前回の記録をみるとなんと,記録がないんです。驚きです。全国的に増えているので,その流れですかね。

前回の優占種は何かというと,ウグイスです。そのウグイスは今回は数羽程度。
林床はこんな感じ。

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これだとウグイスはいなくなってしまいますね。そこここでシカを見ましたので,その摂食圧だと思います。真ん中の木は樹皮まで食われていますが,そんな木もけっこうありました。

後変化があったのはノジコの減少,キツツキ類やカラ類の増加,そしてサンショウクイが記録されたことでした。
別荘地の売地看板があって,それが森の中に沈んでしまっていました。別荘開発後に売れずに樹林化が進んでいるようで,そうした森林化がこうした変化につながっているんじゃないかと思いました。

今回の目的の1つがタルタルカツ丼を食べることでした。

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行ってきました。ソース系なのかと思ったら醤油系なんですね。煮込んだネギがカツの下に入っているのですが,ぬるかったのが微妙な感じでした。ここをしっかり温めてくれたら美味しかったのに。




posted by ばーりさ at 16:30| 活動報告

2019年05月23日

宮崎→奈良 モニ1000調査行脚

宮崎の椎葉,奈良の三之公と1回目の調査でまわってきました。

宮崎の椎葉はこんな感じ。5年前も林床のササがシカの影響でなくなってきていましたが,さらにそれが進んでいました。

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ただ,おそらくシカが忌避するような常緑樹の稚樹がでてきていて,それが群落になっているようなところでは,ソウシチョウが拠っていました。

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その結果ウグイスは全くいなくなっていましたが,ソウシチョウは減少した後,現状維持という感じでしょうか。

ソウシチョウの声 

そして前回もそうでしたが,ミソサザイがそこここで見られました。地面が出て,岩が出て,ミソサザイの生息地になったようです。沢音がしないだけにいい音が録れます。


はじめての九州新幹線。そして三之公です。
到着は夜。シカがウロウロしています。光も何もないところだけに久々に見るすごい星空。カツ丼カメラじゃ役不足で,こんな時はいいカメラがほしいですね。

こちらもシカの影響か,いそうなウグイスはなし。モニ1000のコアサイトは奥山の大径木林という特殊環境で,その偏りはありますが,シカの影響どこでも,ですね。


両調査地でもちろん食べて来ました。
熊本人吉のカツ丼は思ったより甘くありませんでした。奈良橿原のカツ丼はちょっと変わった中華カツ丼。もうちょっと濃味が良かった。
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posted by ばーりさ at 21:35| 活動報告

2019年05月20日

佐賀市シギチフェスのサイドイベントを開催しました(守屋)

5月18〜19日に佐賀市で行われたシギチフェスでサイドイベントとしてバードリサーチ主催のトークイベントを土曜日に行いました。日本野鳥の会佐賀支部の中村さんからは有明海の豊かな自然とヘラシギの物語、鳥類標識調査員の澤さんからシギチの標識調査とフラッグ観察のススメ、環境省野生生物課の市川さんからは国際間の渡り鳥保護の枠組み、それと私がシギ・チドリや湿地の現状などについてお話しさせてもらいました。約50名の参加があり内容も好評でした。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
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そして日曜日にはラムサール条約登録湿地東よか干潟で、ヘラシギが観察されました!しかも繁殖羽!最も絶滅が心配される世界的希少種。日本では幼鳥の観察が比較的多いのですが、成鳥夏羽はかなり稀です。(写真がイマイチで申し訳ありません。笑)
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トウネンやハマシギなど数千羽のシギの群飛もなかなか他では見ることが出来ないので、こちらも必見です。
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ブースもあって野鳥の会のブースでカササギの巣を見ました。ドーム状なんですね。
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シギチフェスは佐賀市として恒例行事にしていきたいとのことですので、ぜひ今後とも関わっていきたいと思ってます。

佐賀の美味しいお酒も飲めて言うことなしでした(個人的感想)。

posted by ばーりさ at 04:52| 活動報告

2019年05月18日

夏鳥はまだ少なかった佐渡1回目調査

もうすっかり初夏の陽気ですが,ここはまだまだ春浅い感じ。地面は雪から顔を出したばかり,のっぺりとした林床です。春植物も咲いてます。

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今年も佐渡にやってきました。まずは無事調査できるよう,この森の王様にご挨拶。そして,去年は林道が崩れて挨拶できなかったこちらの巨木にも。

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翌朝は佐渡の北側の大佐渡の調査。標高1000mのここは,まだ時期が早いのか,クロジもコルリもいるけどさえずっていない感じ。それでもしっかりさえずってくれる個体もいます。
クロジのさえずり,ぼくの一番好きな声の一つです。きれいな音と,のんびりした感じのバランスがいいと思いません?


ほかにも鳴いている鳥がいますが何でしょうか? 答えは最後に

翌日は南側の小佐渡です。調査地の農家さんたちの高齢化のためと思いますが,道の手入れがされなくなってしまっていて,定点AとDに行く道を整備しなくてはなりません。今年も2時間かけてブッシュナイフを振り回して草刈り。以前は2年に1度でやっていたのですが,ここ数年は毎年しないと道が消えそうです。

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こちらは標高低いだけに。もう初夏。シジュウカラやエナガは巣立ちビナがいましたし,アカゲラも大きめのヒナがいるような声が巣穴からしていました。録音したかったのですが,巣穴に近づいたら親鳥が警戒して飛んできたので撤退。でもアカショウビンはまだ来ていないのかな? 聞くことができませんでした。

最後,せっかく佐渡なので,録音してきました。
何の声だかわかります?


トキです。あんま頭良さそうじゃない声ですね(失礼な!)

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新潟はたれカツ丼。これ食べると新潟に来たなって思いますね。これだけくると,だんだん新たな店が枯渇してくるのですが,佐渡に2軒まだ行っていない店を見つけたので,次回は安心です。次は6月上旬に行く予定です。

鳴き声クイズの答え クロジ以外の近い奴はコルリ。そして遠くでヒガラキビタキも鳴いています。

posted by ばーりさ at 20:09| 活動報告