2017年06月13日

やつひがたサイエンスカフェで話をしてきました(守屋)

先週末は、谷津干潟がラムサール条約に登録された記念の日だそうで、谷津干潟はお祭り状態でした。

その中のやつひがたサイエンスカフェ『干潟の生きもののはなしをしよう』というイベントで東京湾のシギチドリ一斉調査の話をさせてもらいました。小さくて長距離を飛ぶ(かっこいい)シギやチドリの紹介と、東京湾にも多様な湿地環境があることが大事ですと伝えたつもりです。
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ほかに、環境省のレンジャーの方の魚類調査や市民参加の取り組み、国立環境研究所の矢部先生による大量繁茂しているアオサの話、千葉工大の小浦先生の研究室の学生さんによる、水質浄化やホンビノスガイを貝肥にした野菜作りといった話題提供がありました。

個人的に驚いたのは、ミナミアオサとホンビノスガイの話で、生物量も多く、干潟水溶中の窒素や炭素の固定や除去にかなり貢献しているということでした。どちらも外来種なのですが、水質浄化の機能面でいうと無視できない存在のようです。
しかし付近にお住まいの方や昔の谷津干潟をご存知の方からは、景観や枯れて悪臭を放つということで、特にミナミアオサはかなり嫌われています。実際の谷津干潟もこんな感じになって臭っていました。
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しかし周りを埋められ、十分な海水交換もないなかで、誰かが流した水の汚れをつかまえて沈んでいく…。
なんか申し訳ないような、気の毒な気もします。

ラムサール条約に登録されている谷津干潟ですが、都市環境の中でそのありようは大きく変わっていて、再生や管理などの議論がなされています。しかし今後どのような谷津干潟を目指すのかは、様々な関係者がいて方向性を決定するのは時間がかかりそうでした。
私は、よい自然を見せるだけの場所ではなく、人と自然がどのように付き合っていかなければならないのか考えさせる場所でもあるのかなと感じました。

貝肥料を使ったアイスプラントを特産にしようという話も目新しくてよかったです。
うまくいけば、これもラムサールブランドになるのかな。

posted by ばーりさ at 13:17| 活動報告

三宅島の調査、開始しました(佐藤)

伊豆諸島調査もいよいよ終盤に入りました。
残りは三宅島の調査が2回と青ヶ島の調査が1回です。今回は三宅島調査の1回目を8名で実施しました。
三宅島のバスの停留所を見ると、「バードアイランド三宅島」と書かれています。
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そう、ここはバードアイランド。しかし、なぜ三宅島がバードアイランドなのか、よく分かっていませんでした。
それが今回、調査してみて、バードアイランドである理由が分かった気がします。
他の島と同じようにラインセンサスをすると、三宅島は鳥の密度が高いです。恐らく、調査結果をまとめればその違いが数字で示せると思います。
また、八丈島ではなかなか見る事が難しかったオーストンヤマガラも三宅島では比較的、見る事ができます。
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密度の違いなのか、警戒心の違いなのかはわかりませんが、この辺もデータが集まったら、見てみたいと思います。

調査が終わった後は、アンケート調査をかねていろんな場所でバードウォッチングをしました。
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今回はブッポウソウが観察されました。繁殖はしていないだろうとの事ですが、三宅島はいろんな渡り鳥が通過する場所でもあるので、時期によっていろんな鳥を観察する事もできます。
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今週の木曜日からは三宅島第2弾です。こちらも8名で調査に行ってきます!
posted by ばーりさ at 11:18| 活動報告

2017年06月10日

やはり藪の鳥は無し 大山沢2回目調査(植田)

 「ア ア ア」聞きなれない声が響きます。夕暮れ迫る大山沢。今日は秩父演習林で調査だったので,明日の大山沢の調査に備え,早々現地に入り,車中泊することにしました。



 声は木の上の方からするようです。木の揺れる感じからして,どうもサルのようです。さらに暗くなってくると,ジュウイチの声。明日も早いのでジュウイチの声を聞きながら寝ることにします。

 今回の2回目の調査の一番の目的は1回目の調査でコマドリしか記録できなかった藪の鳥が記録できるかどうかです。
 去年の時点でも,もう茎だけになってしまっていたスズタケですが,今年はさらにその密度が低くなってしまっています。

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 こんな場所で藪の鳥は生息できるのかに注目して調査してきました。慎重に探したにもかかわらず,去年も確認できなかったウグイスはもちろんのこと,コルリ,ソウシチョウも確認できませんでした。半面,アカハラ,クロツグミ,トラツグミ,マミジロとツグミ類が4種も記録されました。地面が開けて,ツグミ類には良い環境になりつつあるのでしょうか?来年以降も注目していきたいと思います。

 そしてカツ丼。山道を2万歩も歩いたら肉が必要ですよね(そうでなくても食べますが)。肉と衣の一体感に欠けるところが減点対象でしたが,ほかは申し分のないカツ丼でした。

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梅雨入りした山はキノコもにぎやかでした。オレンジキクラゲと黄色シメジ(仮称)
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posted by ばーりさ at 19:13| 活動報告