2020年06月17日

江戸川区の調査をしてきました(佐藤)

東京都鳥類繁殖分布調査でまだ未調査メッシュが多い江戸川区の現地調査と、亀戸中央公園などを調査してきました。
江戸川区は23区調査で、メジロやホンセイインコの目撃例が少ない場所(下図 赤く塗られているのが江戸川区)だったので、この2種に注目をしました。
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結論から言うと、ラインセンサス4メッシュ(約4km)に加え、公園などを歩いて調査しましたが、一度もメジロ、ホンセイインコに出会いませんでした。ただ、公園内で見られる鳥の看板にもメジロが入っており、いてもおかしくない環境であった事から、タイミングが悪かったのかもしれません。2回目のラインセンサスでも確認できなければ、調査後も粘って探してみようと思います。
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一方、23区内でメジロやホンセイインコと同様に分布を拡大しているオナガやシジュウカラは何カ所かで確認できました。これもこれまで集まった23区の結果と一致しました。

23区で分布拡大している4種(オナガ、シジュウカラ、メジロ、ホンセイインコ)のうち、メジロとホンセイインコはまだ進出できていないのかもしれません。何かが彼らの進出を拒んでいるのか、それともこれから進出するのか、気になるところです。


posted by ばーりさ at 17:21| 活動報告

2020年06月15日

2020企画:東京23区の鳥類調査−23区に進出した4種の分布を明らかにします−中間報告(佐藤)

東京23区内で分布を拡大している4種の調査(参加型調査)を5月下旬に開始しました。これまで99名の方にご参加頂き、140メッシュの結果を送って頂きました。参加して頂いた皆様、ありがとうございます。
本調査は6月30日まで実施しています。23区にお住まいの方や職場が23区の方、シジュウカラ、オナガ、ホンセイインコ、メジロを目撃したら是非、観察記録をご提供ください!特に足立区、荒川区、台東区、墨田区、葛飾区、江戸川区のデータが不足しております。データ送信は特設ページからお願いします。


重複した場所もありましたが、全部112メッシュの結果が集まりました(図1)
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本調査で集まったデータに2019年までの東京都鳥類繁殖分布調査の結果も合わせるとそれぞれの詳細な分布状況が分かってきました。


オナガの分布
オナガ中間報告.png
1990年代と2010年代で同じ調査をしている東京都鳥類繁殖分布調査の両年代の結果を比較すると、オナガは1990年代は23区ではあまり繁殖しておらず、2010年代では23区の西側に進出しているように見えました。一方、今回の結果ではほぼ全域で確認されました(図)。中央部で白いメッシュ(今回の調査でデータが提供されたが、生息確認されていない区画)がやや目立ちましたが、このあたりは本当にいないのでしょうか。6月中に確認しに行ってみたいと思います。


シジュウカラの分布
シジュウカラ中間報告.png
シジュウカラは1970年代まで23区の東側ではほとんど観察されていない種でしたが、90年代では沿岸部でも観察されるようになり、今回はほぼ全域で報告がありました。ただ、江戸川区と足立区のデータが少ないため、このあたりまでシジュウカラが分布しているのかはこのデータでは分かりません。データの少ない地域にいかれたら、是非、シジュウカラがいないか周りを確認してみてください。

ホンセイインコの分布
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1970年代では確認されておらず、1990年代でも局所的に確認される程度で、その観察結果の多くが上空通過でしたが、今回は23区西側で広く確認されていて、7メッシュでは繁殖確認されています。今のところ、東側ではほとんど確認されていませんが、採餌などには行っているかもしれません。東側で目撃した際には是非、情報をお寄せください。


メジロの分布
メジロ中間結果.png

1970年代から西側から徐々に分布を拡大しているメジロは西側のほぼ全域で確認されました。
一方、東側からの情報は少ないので、この地域ではまだ局所的で分布している程度なのかもしれません。
このまま分布を拡げていくと、20年後には全域でみられるようになるかもしれません。

最後に
100名近くの皆様に参加して頂き、とても嬉しいです。今回、ご提供頂いたようなデータはこれまでも蓄積されていて、それらを分析する事によって、今回、注目した4種が23区で分布を拡げている事が分かりました。また、これらのデータが集まる事で、どのような要因で分布が広がったのか(街路樹が増えたからなのか、公園が増えたからなのか、屋上緑化も影響しているのかなど)を、環境データと照らし合わせる事で分かってくるかもしれません。詳細な分析をするためにも引き続き、調査にご参加ください。また、分布が広がった要因に心当たりのある方は是非、佐藤までアイディアを教えてください。分析する際、参考にさせて頂きます。












posted by ばーりさ at 18:10| 活動報告

2020年06月11日

手賀沼に行ってきました(佐藤)

非繁殖期にも見に行きましたが、今回は繁殖期の手賀沼のコブハクチョウの現状を見に手賀沼を一周しました。
手賀沼に隣接している公園などでもコブハクチョウは観察する事ができ、中には芝生の上に寝ている成鳥もいて、ほとんど人を警戒していないようでした。雛を連れている親もいましたが、近くに人がいてもそんなに警戒する様子はなく、人に慣れていました。

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非繁殖期に多くのコブハクチョウがいた場所にも行きましたが、この時期も多くの個体(70羽程度)がいました。しっかり観察はできていないのですが、ここでは雛を観察する事ができなかったので、恐らくこの群れのほとんどの個体が繁殖していないのでないかと思います。

また、手賀沼周辺の農地内でも稲をついばんでいるコブハクチョウがいました。手賀沼のコブハクチョウは年々個体数が増加していて、手賀沼に隣接する農地の被害が懸念されていますが、
農業協同組合新聞によると柏市では、偽卵による個体数を減らす研究を進めているそうです。

今回、繁殖期に見に行くことでコブハクチョウの繁殖生態を垣間見る事ができました。特に多くの個体が繁殖していなさそうだったので、その理由を文献などで探ってみようと思います。
posted by ばーりさ at 17:19| 活動報告

2020年06月09日

大丹波川で調査をしてきました(山ア・佐藤)

6月7日、東京都鳥類繁殖分布調査の一環として、大丹波川で調査をしてきました。大丹波川は西東京の奥多摩町を流れており、河合駅の近くで多摩川と合流します。イワナやヤマメなどが生息しています。また、近くにはキャンプ場もあります。
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前夜に東京では大雨が降りましたが、この日は止んでいていたので早朝から調査ができました。途中から日が差してきました。
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この日は2コース調査を行いました。川の流れる音で最初は鳥の鳴き声が聴きとりづらくて苦戦を強いられましたが、徐々に慣れてきました。2kmほど歩いて、ウグイス、オオルリ、キビタキ、ミソサザイ、ヤマガラ、キセキレイ、センダイムシクイ、カケス、トビ、アオサギ、カワウなど約20種以上の生息が確認されました。
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緊急事態宣言が解除されたといはいえまだ安心できる状況とは言い難いので、マスクを着用し、なるべく離れて調査をしました。しかしこれからの季節はマスクをしながら調査をすると熱中症のリスクが高くなるかと思います。今後はこういった事にも十分気を付けながら調査を行っていきたいと思います。
posted by ばーりさ at 18:29| 活動報告

志賀高原は活発に,秩父は不活発に


4月から毎朝実施している森の鳥の聴き取り調査。終盤戦に入ってきました。

これまでの主要種のさえずりの状況は,http://www.bird-research.jp/1_katsudo/forest/hikaku.pdfでみることができますが,場所別に確認種数とさえずり頻度の季節的な変化をまとめてみました

それがこれです。
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北海道の富良野や,亜高山帯の志賀高原は,まだまだ確認種数もさえずり頻度も増えている傾向にありますが,埼玉の秩父や山梨の山中湖では,もう頭打ちで,秩父の確認種数は減少し始めています。これからさらに暑くなってくると,こうした地域の鳥たちの活性はさらに下がってしまうのでしょうね。

セミの声も聞かれだし,初夏から夏へと進んでいる感じがします。
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posted by ばーりさ at 15:44| 活動報告