2017年09月07日

秋のシギチドリモニタリング調査:みにクル(守屋)

シギチドリのモニタリングは、干潟や砂浜など海辺の場所と沼や水田などの内陸の場所があります。

今日実施した水田の調査地は、徐々に稲刈りが終わり水田が広く切り開かれてきました。
シギチの中でも淡水の環境を好む種を期待していたのですが、今回は、ヒバリシギの幼鳥とジシギ類が観察されました。

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ヒバリシギ(photo by 柴田絵里)

広大な水田地帯に1羽のみとは寂しい限りですが、よく見ると赤っぽい色や白色や黒い羽軸の背面のカラフルさ、お腹の白さなどが美しいです。シギは開けたところでじっくり観察することができます。
10月初旬ごろまでは渡り鳥の季節が続きますので観察にお出かけしてはいかがでしょうか。

また、このちょっと前の時期から水田地帯でよくいるのがジシギ類です。
識別の困難さから避けられることも多いのですが、この時期数種がいてまたとない観察のチャンスです。

さらに、見てもよくわからないという方のために朗報もあります。
今年の日本鳥学会大会で、「みんなで調べるジシギの渡り」(筑波大学総合研究棟A:9月15日 18:30-20:30)というジシギ類の自由集会があります。興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
posted by ばーりさ at 18:41| 活動報告

2017年09月01日

さえずりナビのバージョンアップ版を開発中です(神山)

iPhoneアプリで提供している「さえずりナビ」ですが、今年中にスマホでもPCでも使えるWebアプリに進化して公開できる予定です。バードリサーチでは「フィールドノート」というWeb版の野鳥データベースを会員の皆さんに提供していましたが、さえずりナビの野鳥記録機能はそれと統合され、さらに一般公開許可している記録がリアルタイムで地図上に表示されます(一部の希少種は許可しても公開されません)。
もともとの機能である野鳥のさえずり検索のほうは、あまり変わりませんが、聴くことのできる鳴き声が増えています。
開発にもうしばらくかかりますが、どうぞご期待ください。スクリーンショットの地点登録ウインドウの背後にある地図は、一般公開許可されている野鳥記録地点が、地図をズームアウトしたときに集約されているところです。ズームインすると個別の記録地点が現れます。

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posted by ばーりさ at 16:35| 活動報告

2017年08月31日

苫小牧のさえずりは平年並み,でもウグイスが…(植田)

 先日,足寄雨龍のICレコーダの聞き取り結果をお知らせしましたが,苫小牧の聞き取りも終了しました。あと,残るは長野のカヤの平ですが,まだレコーダが戻ってきていないので,しばらく休憩です。

 苫小牧はレコーダの設置が遅れてしまったので,早い時期の鳥(クロツグミやヤブサメ)が早かったか遅かったかはわからないのですが,その他の鳥については,さえずり始めは平年並みでした。

苫小牧初認.png

 1つ大きな違いはウグイスのさえずりが記録されなかったこと。去年,一昨年も,ほとんど記録されなくなっていたのですが,ついにまったく記録されなくなってしまいました。

 モニタリングサイト1000の苫小牧サイト(5か所の調査定点のうち1つはICレコーダの設置地点)の調査結果を見ても2014年以降は定点の50m以内では記録できておらず,調査範囲外の情報を入れても記録はわずかになってしまっています。ウグイスと同様の環境に生息する鳥の動向とともに,今後の経過に注目していきたいと思います。

ウグイス.png

posted by ばーりさ at 10:57| 活動報告