2018年05月13日

コルリとコマドリが今年はいた! 秩父大山沢モニ1000調査(植田)

5月11日,12日と連日で秩父大山沢に行ってきました。
本当は5月下旬と分けて調査すべきなのですが,月曜日にはトンネル工事のために林道が封鎖されて,行けなくなってしまうので,無理して行ってきました。

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あたりまえですが,まだあまり葉っぱが茂ってないですね。でも夏鳥はすべて記録できて,ま,問題なく調査できたと思います。

今回は昨年いなくなってしまったコマドリとコルリが調査範囲外ではありますが,記録できたのが特筆すべき点でした。一昨年にシカ柵が広範囲に設けられて,その効果が出てきているのでしょうか? 策で囲っていない部分では逆にシカを見るようになった気もしますが…。モニタリングを続けたいと思います。

調査地へいく林道を歩いていると何やら不思議なものを発見。

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全部綿毛付きの種でした。どれだけあるんだろう。鳥にとって食べ放題の食物ですが,このまま食べてしまうと,綿毛で無駄な満腹になってしまうし,外して食べるのは大変そう。綿毛は飛ぶ機能だけでなく,捕食者対策の機能もあるんだろうか?

帰りは吉野家のカツ丼をはじめて食べました。
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ま,こんなものでしょう,という味でした。

posted by ばーりさ at 16:45| 活動報告

2018年05月01日

夏鳥のさえずりは平年並みか,やや早目(ライブ音の聞き取り調査)

5月になりました。山も新緑の良い季節です。
ライブ音の調査地でも毎日のように夏鳥の初認を記録できています。

今年は留鳥たちのさえずり季節は早く推移していることお知らせしましたが,今回は早い時期に渡来する夏鳥たちの状況について見てみました。
以下に示したのが秩父の留鳥と夏鳥のさえずり頻度のグラフです。赤い太い線が今年のさえずり頻度を示しています。

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ヒガラ,ゴジュウカラといった留鳥たちは早くさえずりが推移しているのに対して,アカハラ,キビタキといった漂鳥や夏鳥は平年並みかやや早目といった感じであることがわかります。ほかの調査地も同じような状況ですが(こちらをご覧ください)志賀高原や富良野など北の方では夏鳥のさえずりややや早い傾向にあるようにも見えます。

5月からはフィールドワークも忙しくなって,ライブ音聞き取りは不定期開催になってきますが,興味のある方は聞いてみてください(詳細はこちら)。


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posted by ばーりさ at 14:50| 活動報告

2018年04月26日

登山者に鳥の調査に興味を持ってもらうために 〜モンベルクラブフレンドフェア横浜に出展してきました〜

3月17日(土)と18日(日)にパシフィコ横浜で開かれたモンベルクラブ・フレンドフェア2018春 横浜でホシガラスの調査の宣伝のため出展してきました。9名もの会員さんに協力していただいたおかげで、たくさんの方に宣伝や紹介、鳥の分布や個体数を調べる活動の意義を伝えることができました。2日間で442家族(お一人の方も含む)の方に立ち寄っていただき、その多くの方が話を聞いていってくださいました。ホシガラスになったつもりで上空から見たハイマツの森の中から球果を見つけるゲームや、ハイマツの球果の実物、鳥の写真やホシガラスの分布図の映写などで集客する工夫もしました。この出展を機に、調査に参加してくれる方が増えればと願っています。

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ホシガラスの目撃情報募集の宣伝
 絶滅の危機に瀕しているわけではない鳥を調べることを不思議に感じる方が多かったと思いますが、今、どれくらい生息しているのか調べてデータを持っておくことの意義は、少し説明するとすぐに理解してもらえました。最初は怪訝な顔をされていた方に「良い活動ですね」と言ってもらえることが何回もあり、このイベントに出展して良かったと感じました。
ボランティアで出展に協力してくださった会員の方も、調査の意義を上手に来客者に話してくださっていました。パンフレットを持って帰ってもらう以上のことを多くの来客者の方に伝えられたのは、ボランティアの皆さんのおかげだと思います。本当にありがとうございました。
 バードフェスティバルのような場所だと、参加している方の多くが鳥の調査の意義を知っています。一方、普通のイベントだと自然や生き物に興味がない人が多く、こちらが伝えたいことが上手く伝わらない場合もあります。今回のモンベルのイベントでは、登山など野外活動を楽しんでいるバードウォッチャー以外の方が多く参加されているようで、良い宣伝になりました。

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配布したパンフレット。表面はホシガラスの目撃情報を集める調査の案内。裏面は、ライチョウやイワヒバリ、ルリビタキなど、高山の鳥の中でも目撃する可能性の高い種をピックアップしてその生態などの解説を載せました。調査案内だけのパンフレットよりは、受け取ってもらいやすくなっていたのではないかと。

缶バッチやゲーム、ホシガラスの食痕で集客
 パンフレットを配ったほか、「いきものパレット」さんにデザインしてもらったマグネット式の缶バッチを販売したり、缶バッチを景品にゲームもしました。上空から撮影したハイマツの写真の中から、自分がホシガラスになった気持ちで球果を探し、全部でいくつあるか当てる、というゲームです。オトナにはしんどいばかりのゲームですが、子供はみんな夢中で数えていました。正確に数えるには、どれを数えたか記憶しておく力と数をカウントし続ける集中力が必要です。難易度は高かったのですが、十数名の子がピッタリの数字を答えていました。
 また、ホシガラスを研究されている西教生さんからお借りしたハイマツの球果(国立公園などからの持ち出しは基本NG。許可をとられているものをお借りしました。)の実物と食べ痕を展示して、実際に実の詰まっている球果と食べた痕を持ってもらい、重さの違いを感じてもらうということもしました。これは、大人も子供も興味を持ってくれて、生き物への興味を引き出すことができたように思います。バードリサーチの調査の紹介パンフレットも台に置いて配っていたのですが、思いのほか、これを手に取り、中を読んでから、持っていく方が多かったのも驚きでした。今も定期的に入会してくれている方がいますが、モンベルクラブフレンドフェア横浜がきっかけで入会したり、調査に参加してくれるようになった方がたくさんいるとしたら、うれしいです。

調査プロジェクト ホシガラスを探せ!!
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/hoshigarasu/

posted by ばーりさ at 15:44| 活動報告

GW イソヒヨドリ・ガビチョウ・ホンセイインコ調査にご参加ください

ゴールデンウィーク。皆さんは何をして過ごされるでしょうか?
バードウォッチング? 家でのんびり? それとも家族サービスでショッピングでしょうか?

ショッピングに行かれる方は,ショッピングモールにイソヒヨドリがいないかどうかを,家でのんびりされる方は,家のまわりにホンセイインコやガビチョウがいないかを,山にバードウォッチングに行かれる方はガビチョウがいないかどうかを気にしていただき,情報をお寄せいただけないでしょうか?

これらの鳥は,今,東京で,全国で分布の拡大が注目される鳥です。東京都繁殖分布調査のサイドイベントとして企画しましたが,ホンセイインコ以外は全国にもいますので,全国からの情報も大歓迎です。

詳細はこちらのページよりご覧ください。
http://www.bird-atlas.jp/gw/

イソヒヨドリ
 1990年代は,全国的に海岸近くに分布している鳥でした。それが現在は内陸でも普通に見られるようになっています。東京では1990年代は記録はありませんでしたが,現在ではバードリサーチ事務所のそばでもみあっれるようになっています。さて,どのように分布しているでしょうか?

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ガビチョウ
 1990年代は南東北,関東から中部,九州に分布していました。それがかなり分布を拡げています。東京でも多摩丘陵に分布していましたが,現在は多摩川沿いを足がかりにかなり分布が拡がっています。さて,どのように分布しているでしょうか?

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ホンセイインコ
 1990年代は区部を中心に分布していましたが,現在は多摩地域で普通に見られるようになっています。さて,どのように分布しているでしょうか?

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posted by ばーりさ at 14:56| 活動報告

2018年04月18日

各地の留鳥のさえずりは早くから活発(植田)

4月1日から北海道富良野,長野県志賀高原,埼玉県秩父,富士山山中湖でライブ音の聞き取り調査を実施しています。

聞き取りをはじめて半月が経ったので,今年のさえずり状況をグラフ化してみました。

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 まだ,夏鳥は来はじめたばかりで,傾向が見えるのは早くからさえずっている留鳥たちですが,これまでの年と比べて早くから活発にさえずっているようです。

 夏鳥の初認もやや早目のようですが,この後はどうでしょう。引き続き観察を続けたいと思います。

posted by ばーりさ at 15:32| 活動報告