2018年01月11日

ハクチョウ幼鳥率調査(12〜1月)速報 幼鳥は南に多い

12月30日のブログでもハクチョウの幼鳥率調査のお願いをしましたが、成鳥・幼鳥の個体数を毎年送ってくださっている調査協力者の皆さんもおられますので、これまでに届いているハクチョウの成鳥・幼鳥の記録のうち、越冬地の個体数が安定する12月と1月上旬に20羽以上を調査している記録をグラフ化しました。調査結果を送ってくださった皆様、ありがとうございます。

オオハクチョウは8地点の調査があります。北海道から岩手県・宮城県までは幼鳥率が10%未満ですが、新潟県北部と福島県・千葉県では10%を超えており、南へ行くほど幼鳥が多くなる傾向がありそうです。なお、新潟県北部というグラフタイトルにしてあるのは、ハクチョウ類の一大越冬地である新潟中部の記録が含まれていないためです。

オオハク幼鳥率20180111.png

コハクチョウは15地点の調査がありました。オオハクチョウより南で越冬するので、岩手県・宮城県以南で調査が行われています。そして、コハクチョウでも南に幼鳥が多い傾向が見られました。岩手県・宮城県から新潟県北部では幼鳥率が10%以下の調査地が多いのですが、石川県、埼玉県、滋賀県では10〜20%になっています。

コハク幼鳥率20180111.png

まだ全国ハクチョウの越冬地の一部の記録しかありませんが、さらに多くの地点の記録を追加すれば、日本の南北での幼鳥率の違いがはっきりしてくるかもしれません。(神山和夫)

追記: この記事で使っている箱ひげ図の見かたの説明文を、次の記事に書きました。

posted by ばーりさ at 23:11| 活動報告

2018年01月05日

渡良瀬遊水地でチュウヒ類就塒調査

1月4日に渡良瀬遊水地でチュウヒ類就塒調査を実施しました。
この調査は1994年に地元の有志によって始められたものです。
近年は、バードリサーチとオオタカ保護基金に引き継がれています。

今年は、13名が5か所にわかれて調査。
久々の再会に話が弾みます。

チュウヒ調査風景.jpg
      調査中の様子

集合時にあった風も調査を開始するころには弱まり、絶好の調査日和でした。
美しい夕焼け空をバックに飛び交うチュウヒとハイイロチュウヒ。
いつ見ても絵になります。

調査後は、暗闇のなか車のライトの下で結果の集計。
チュウヒは概ね昨年並み、ハイイロチュウヒは少し多めでした。
予備調査の段階でやや少なかったチュウヒもそれなりに記録されました。
ピーク時と比べると少ないものの参加者一同一安心です。

調査終了後は来年の再会を誓って解散。
今度は私たちが各自の塒へ…。
(BR平野)



posted by ばーりさ at 14:02| 活動報告

2018年01月04日

ヒドリガモの幼鳥率調査をやってみませんか?

みなさま、お正月はいかが過ごされたでしょうか。今年も1〜3月のあいだ、ヒドリガモのオスの幼鳥率調査を実施中です。オス成鳥は体側に白いラインが見えますが、これは翼の雨覆で、オス幼鳥ではこの部分が褐色をしています。

ヒドリガモは青草を食べるためでしょうか、西日本の方がたくさんいるので、私は帰省先の大阪でカウントをしてきました。しかし幼鳥がとても少ないのです。もっと南にいるのでしょうか?

調査方法と識別方法は、こちらのホームページをご覧ください。
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/hidori_yochoritu/

ヒドリガモが公園や河川敷の芝生を食べている場所で、近くから観察するのがおすすめです。陸上で動いているときは、成幼の識別ポイントになる雨覆がよく見えますが、水面で休んでいると見えなくなることがあります。

大阪府
 1/2 芥川 成鳥:幼鳥=13:0
 1/3 治水緑地 成鳥:幼鳥=83:2
 1/3 鶴見緑地 成鳥:幼鳥=28:0
 1/3 深北緑地 成鳥:幼鳥=25:1

東京都
 12/24 水元公園 成鳥:幼鳥=52:0
 (調査期間外)

水元ヒドリ.jpg
posted by ばーりさ at 18:05| 活動報告