2018年06月19日

クロツグミ天国 繁殖分布調査群馬遠征二回目

先週雨で終えられずに引き返してきた群馬の調査。週末に再チャレンジしてきました。無事2か所調査完了しました。

前回と比べて標高の低い場所が調査地でしたが,そのせいかクロツグミが多くてクロツグミ天国でした。


さらに標高の高い場所では少なかったメジロやヤマガラもたくさん記録できました。

まず1か所目は新ルートです。旧ルートは八ッ場ダムで水没するエリアで工事中で立ち入り不可になってしまっています。ダムのやや下流の場所に設定しましたが,アカショウビンなど聞かれました。ダムができると下流側はどうなってしまうのでしょうか?

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もともとは,渓流を見渡す展望台だったのだと思いますが,工事現場の展望台になってしまってます。

2か所目は嬬恋村。嬬恋だけに前半はキャベツ畑,後半は森林のコースです。前回はノジコやコルリが記録されていたのですが,今回は記録できませんでした。ノジコはよくわかりませんが,コルリはここでもシカの影響のようです。

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林床は藪がなく,あまり適した森でなくなってます。ウグイスも畑地帯で記録され,森ではほとんど記録できませんでした。そんな林床ではクロツグミが採食しているのが見られたので,クロツグミの多さにも関係しているのかもしれないですね。
秩父では急傾斜なので,藪がなくなると落ち葉などが流出してしまっているのですが,ここは噴火の堆積の影響なのかなだらかな山なので,落ち葉もとどまって,ミミズなども多いのかも。

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今回のカツ丼は今年一番かも。
衣はあまり好みな感じではなかったですが,肉がいい。厚い,柔らか,ジューシー。三拍子そろってます。

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posted by ばーりさ at 08:26| 活動報告

2018年06月15日

群馬の繁殖分布調査へ

調査責任者が決まらない群馬北部の調査地を調査してきました

最初は東大のK地くんにも参加してもらって嬬恋村と草津を調査。

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里近くの森なのにコルリがいたり,逆にメジロやヤマガラが少なかったりと普段ぼくが調査しているところよりも寒いところを調査している実感がわきます。

ダムがすごい色ですが,酸性の草津温泉が流れ込んでいて,それを中和するために大量の石灰を入れているためだそうです。川にも水鳥はセキレイ程度しか見なかったのはこういう温泉による水質が影響しているのだろうか?

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そして一人になって野反湖。ササ籔が豊富なだけにウグイスが多いです。100羽も記録されました。

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久々にメボソムシクイも聞きちょっと満足。


どこの調査地も前回の調査結果と比べると,ホオアカなど草地の鳥が見られなくなったり減ってしまっていたりしている印象でした。全国的にも草地の鳥が減っていて,これらの調査地もそんな感じ。

この地域,卵とじのカツ丼がメインのようなのですが,ここのお店はたれカツ丼でした。

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posted by ばーりさ at 16:46| 活動報告

2018年06月09日

雪もなくなり花真っ盛りの佐渡

前回はまだ雪がありましたが,今回はもうなし。
完全に初夏です。花もたくさん咲いています。

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鳥のさえずりの活度はだいぶ落ちてきてしまった感もありますが,大佐渡の音風景ともいえるクロジの声が響き渡っています。クロジの声は独特でいいですよね。


今回ははじめてウサギを見ました。冬には足跡はたくさんあるのですが,姿を見たのは今回が最初。かなり濃い茶色。この個体の特徴なのかそれとも佐渡のウサギの特徴なのか。カツ丼カメラでも撮れました。

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一度見てしまうとこんなものですね。滞在中にその後2回見かけました。

大佐渡の調査地は新潟大学が管理しているので,道はしっかりしているのですが,小佐渡の調査地の奥の方は畑管理する人がいなくなってしまったのか,道が自然に埋もれつつあります。年々自然のパワーが増している感じで,これまでは2年に1度くらいの草刈り作業で済んでいたのが,ここのところ毎年やらないとダメな感じ。
今回もブッシュナイフを振り回して,みっちり汗をかきました。そろそろ機械がほしい感じ。

DSC01486.JPG 草刈りのおかげで道が復活

今回は佐渡の調査地の反対側なので,これまであまり行かなかった相川に行ってカツ丼。たれカツの新潟県なのに,卵とじです。島の北側はもしかして卵とじなのかな? 来年の調査で別の店に行って確認してみたいと思います。

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posted by ばーりさ at 20:39| 活動報告

2018年06月06日

パナソニック補聴器との共同イベントを小下沢で

本日は,パナソニック補聴器とのイベントを裏高尾の小下沢で開催しました。参加いただいた皆様,お疲れ様でした。

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6月6日は「補聴器の日」だそうで,鳥の聞き取りを通して耳の状況を感じようということで,一部の参加者の方には事前に調整した補聴器を使っていただきました。
補聴器の方は,さらなる調整や慣れが必要なようで,装着すると聞こえる音に違和感を感じられていたようですが,それでもこれまで聞こえなくなっていた鳥の声(ヤブサメなど)が聞こえたということで,可能性を感じました。今後もパナソニックの方たちと取り組みをしつつ,「年を取ったから」との限界を感じずに,やりたいだけバードウォッチングや調査ができるようになれば,と思いました。

この企画に合わせて,パナソニックから「聴き取りテスト」というサイトがオープンしました。

スマホ限定ですが,さえずりナビの地図検索機能を利用して,基本60種が聞けるようになっています。
中身はバードリサーチなのですが,見た目はさすが大手作成という感じで洗練されています。

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見てみてください。



posted by ばーりさ at 13:11| 活動報告

2018年06月05日

神津島、式根島、新島、利島に行ってきました(佐藤)

5日間で4島という強行日程で、島の調査をしてきました。
これらの島は比較的近く、先週行った三宅島からこれらの島が一望できました。
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写真の右から利島、新島、式根島です。

これだけ近いにもかかわらず、鳥類相に違いがあります。
まずはヒヨドリの密度。新島や式根島などはどこにでもいたヒヨドリですが、
利島では少なかったです。同じく昨年調査を実施した伊豆大島でもヒヨドリは少なかったので、
本土に近い、伊豆大島、利島ではヒヨドリが住みにくい何かしらの理由がありそうです。
伊豆大島にはタイワンリスやキョンなどの外来哺乳類がいるため、それが原因ではないかと考えていましたが、
利島にはそれらがいません。利島にはニホンイタチがいるようですが、三宅島や八丈島にも分布しているため、哺乳類の分布だけでヒヨドリの密度を説明できそうにありません。
次にイイジマムシクイ。利島と神津島にはいましたが、その間にある新島と式根島にはいませんでした。
同様にアカコッコも利島と神津島では確認できましたが、新島、式根島では観察できませんでした。

このように利島はアカコッコ、イイジマムシクイ、タネコマドリなど、本土で見る事ができない鳥が多く生息している上にオオミズナギドリの繁殖地でもあります。夜中、センサスに行くと、たくさんのオオミズナギドリの声が聞こえてきました。

今年の伊豆諸島調査はこれで終了です。3週間で8島巡ってきました。これからデータをまとめていくので、まとまったら改めて報告します。
posted by ばーりさ at 14:26| 活動報告