2017年08月18日

北海道雨龍の今年の鳥たちの繁殖は,やや早目?(植田)

先日,北海道足寄のICレコーダの聞き取り結果をご報告しましたが,その後も毎日,朝のノルマを達成できて,予定通り,北海道道北の雨龍の聞き取りを本日完了することが出来ました。

結果は以下の通り。
雨龍.png

各種鳥類の初認時期の2010年からの変化を示しています。昨年2016年はいずれの折れ線も下の方に来ています。これは2016年は各種鳥類の初認時期が早かったことを示しています。
それに対して,今年は,去年よりは遅かったものの,全体的に見ると,やや早目な感じです。

先日報告した足寄は,ヤブサメは早かったものの,全体的には平年並みでした。雨龍の結果はそれと違っています。この違いは何がもたらしているのでしょうか?
これまでの蓄積データ,そして,明日から聞き取りをする北海道苫小牧のデータなどを合わせて考えていきたいと思います。

posted by ばーりさ at 11:40| 活動報告

2017年08月15日

書籍紹介:カラスと人の巣づくり協定

著者の後藤さんから,表記本をご寄贈いただきました。
ありがとうございました。

この本は,山形で問題になっている電柱へのカラスの影響について,カラスの生態などをもとに対策を考えた本です。電柱に営巣して巣材が電線に触れると停電などの事故につながるので,対策が必要です。
これまでに行われてきた巣の撤去は,撤去→再営巣→撤去というイタチごっこになってしまいカラスにとっても人にとっても望ましくなく,人工巣台を使った営巣場所の提供が効果的であることを示しています。調査から対策につながる道筋か示され,それがわかりやすく紹介されています。

また,巣の基部に泥が巣材として使われているというのがちょっと驚きでした。泥を巣材に使うなんて,ツバメとゴジュウカラぐらいかと思ってましたが,カラスもそうなんですね。関東のカラスもそうなんでしょうかか? それとも寒い地域のカラスの特徴なのかな?

S25C-917081513590.jpg

------------
カラスと人の巣づくり協定
後藤美千代
築地書館 (20170)
ISBN-978-4-8067-1540-5
¥1600
posted by ばーりさ at 14:10| 活動報告

2017年08月04日

ヤブサメの初認は早め,イカルやアカハラは遅め,それ以外は例年並 〜北海道足寄聞き取り結果(植田)

今年もICレコーダ 聞き取りの夏。
北海道の足寄,雨龍,苫小牧,長野のカヤの平に繁殖期のあいだ設置していたICレコーダが戻ってきたので,その聞き取り作業をはじめました。

ICレコーダにはタイマー機能があって,日の出付近の3時間の録音を毎日していますが,そのうち日の出前後の10分間,日の出50分後から1時間後までの10分間の,1日あたり20分間を聞き取っています。こういうことは自分にノルマを設けてコツコツやっていかないと進まないので,毎日2日分の聞き取りをノルマとしています。
毎日きっちりノルマを果たさないと,それが負債となって,週末の時間を削りとることになるので,朝の1時間をこの作業に充ています。

そして今朝でまずは足寄の聞き取りが完了!
主要な鳥の初認日をグラフにしてみました。

足寄.png

ヤブサメは早かったものの,アカハラ,イカルといった早い時期に初認される鳥の初認は遅めで,それ以外の種については平年並みという感じでした。

初認がすごく遅かった2011年や2013年,早い時期に初認される鳥が早かった去年のように,例年と大きな違いがあると,楽しいのですが,ま,そんな年ばかりではありません。

明日からは雨龍の聞き取りに入ります。2週間後くらいには,その結果もご報告できると思います。

posted by ばーりさ at 10:27| 活動報告