埼玉秩父の大山沢,秩父演習林の2か所のコアサイトで調査してきました。
大山沢はこの冬の大雪で道が悪くなっていて,車であがれないので,日の出前に調査地につけるように,3時前にスタートして1時間半の山歩き。コノハズクの声を聞くことができました。調査地はコマドリが活発。けれどもいる場所は枯れた笹薮の中。来年も活発だと良いのですが。コルリやウグイス,ソウシチョウは調査範囲内ではほとんど記録することが出来ませんでした。これもササが枯れているせいかもしれません。大雪の影響でシカが減っているんじゃないかと思いましたが,同じか多いくらいシカと出会いました。大雪のあいだは樹皮を食って生き長らえていたのか,シカの樹皮剥ぎが高いところでは地上から6mほどのところにあって,驚きました。4m位は積ったのかな。
秩父演習林ではセンサスとともに設置した巣箱もチェックしてきました。繁殖ステージはすでに羽根が生えたヒナがいるところから,産卵中の巣まで様々でした。いつもだとかなり同調しているんですけどね。一腹卵数も3〜8までありました。早いのか遅いのか,繁殖成績が良いのか悪いのか,よくわからない年です。
センサスの方は,こちらはコルリの声がよく聞かれました。ライブ音の聞き取りをしていると,今年はコルリのさえずりがちょっと遅れていて,今がちょうどピーク。ピーク時に調査したためにたくさん記録できたのかもしれません。また,ウグイスやソウシチョウは範囲外ですが,久々に記録。石田さんの話では雪で覆われていたおかげでブナ科の植物の芽生えが多いそうです。確かに林床には芽生えがたくさんありますが,まだ数cmの芽生えじゃ,薮の鳥の生息とは関係はないですよね。
秩父に行ったら小鹿野の「わらじカツ丼」この店の「わらじ」は小さいですが,サクサクで醤油のたったタレでなかなかおいしかった。
2014年05月23日
大雪の影響? 秩父の2か所のサイトで調査(植田)
posted by ばーりさ at 15:10| 活動報告