2014年01月11日

中央公園1月11日調査報告

今朝も厳しい冷え込み。
それでも小鳥たちは元気に動き回っていました。

今日は久しぶりにカワラヒワがニレの木に群れていました。
その数27羽。
しかし、例年に比べるとやや少ないようです。
林に木の実が多いせいでしょうか。

シメやツグミも増えません。
シメは1羽のみ。
ツグミは記録できませんでした。

近年、ここでの記録率が増加傾向にあったジョウビタキ。
しかし今冬はほとんど見かけません。
今朝も0でした。

一方、多いのはヒヨドリです。
今朝は22羽を記録しました。
特にヒヨドリが好きな木の実が多いわけではないのですが…。

今日は木の実で面白い話題が二つ。
一つはハシボソガラスが主役です。
調査終盤にハシボソガラスがユリノキにとまっていました。
みると、ユリノキの実をくわえ、中から種子を取り出して食べていました。
hashibosogarasu_140111.jpg
(ユリノキの実を啄むハシボソガラス 撮影:Oさん)

シメやシジュウカラが食べるのは良く見かけます。
しかし、ハシボソガラスが食べるのは初めてみました。
美味しいのだろうかと訝しく感じました。
食べ物がなくて仕方なしに食べているのでしょうか。

もう一つは博識のWさんです。
シジュウカラがヒマラヤスギの種子を食べる話をしているときのことです。
気が付くとWさんが顔をしかめて、さかんにペッペと口から何かを吐き出しています。
聞くとヒマラヤスギの実を食べてみたとのこと。
アカマツの種子は香ばしく美味いのですが、この実は食べられたものではないと。
松脂臭くて大変苦いらしいのです。

教訓。ヒマラヤスギの実は大きいけれど食べるのは止めよう!
でも、また一つWさんに新たな知識が加わったことは言うまでもありません。

今日の参加者5名 記録種18種 記録個体数196羽
次回は1月18日 午前7時からです。担当:平野

posted by ばーりさ at 12:33| みにクル報告(宇都宮)