2023年10月17日

ヒヨドリは蜘蛛の暮らしを知っているU 〜雨の日に出てくる時間が早いことも〜

 昨年8月のニュースレターで,事務所の看板に,夕方になるとヒヨドリがクモを食べにやってくることを報告しました。

 今年もヒヨドリは去年よりも早く,5月中旬頃からやってきていて,クモが大きくなった6月中旬からは,高頻度に来るようになりました。





 高頻度に来たせいで,クモがいなくなってしまい,その後,ヒヨドリも来なくなってしまったので,予定していた,長期間の調査ができなかったのですが,観察していて興味深かったことがありました。それは雨の日はヒヨドリが来る時間が早いことです。

ヒヨドリ出現時刻.png

 晴れか曇りの日は,18時台に見られることが多く,それ他の時間帯は少ないのですが,雨の日は,16時台をピークにその前後に見られることが多く,腫れや曇りの日は多かった遅い時間に観察されることはありませんでした。
 これはクモの行動を見ると,一目瞭然で,クモは晴れや曇りの日は,19時には,必ず出てきていますが,それより早い時間帯はあまり出てこないのですが,雨の日は,17時には必ず出てきているのです。


クモ時刻.png

 今年は,事務所のそばで日中でも時々ヒヨドリの声がすることがあったので,もしかすると,遠くから見ていて「クモいるね」と雨の日は早い時間からやってくるのかもしれませんが,おそらく,雨の日にクモの行動が違うことを知っていて,早い時間帯にヒヨドリがクモを食べにやってくるのではないかと考えています。


 でも,なぜ,クモは雨の日に早く出てくるのでしょうか? ぱっと思いつくのが,雨の日は暗いことで早くから暗くなるから,早めに出て来るのではということです。ただ,照度計で測ってみると,確かに多少暗くはあるのですが,それが原因というほど差があるわけではないんですよね。

名称未設定-1.png

確かに,夜になると看板の蛍光灯も灯って,明るいし,明るさだけが制限になっているのは考えにくいですよね。日が暮れると湿度が上がりますし,そいういったいろいろな変化で出てくる時間が決まるのかもしれないです。


posted by ばーりさ at 14:29| 活動報告