2023年09月29日

セキレイ類は3種とも動物食

駅前のコンクリート三面張りの水路でセグロセキレイが採餌しているのを観察しました。手持ちのカメラで最大にズームして、餌をとる瞬間を撮影してみましたが、黒くて小さい丸いものをつまんでいることはわかるものの、それが何なのかは全然わかりませんでした。時間があるときなら水路に入って何がいるのか見てみようかなという気が起こるかもしれませんが、新幹線に乗る前だったのでそこまでは余裕がなく、「不明」のものを食べていた、として食性データベース用に記録しました。

食性データベースにはセキレイ類の投稿もたくさんきているので、これまでに寄せられたセキレイ類の採餌記録を見てみました。これまでの記録では、ほとんどが動物食の記録です。先行研究でも、セキレイ類はかなり動物食の傾向が強いようです。
セキレイ類採餌記録.png

セグロセキレイ3.JPG

キセキレイで1件あった植物の記録は「凍った池の水面を歩き、散らばったイヌシデなどのタネをついばむ」というもの。また、この図には入れていませんが、ハクセキレイで1件だけ加工食品の採餌記録がありました。落ちていた唐揚げをついばんでいたそうです。「不明」となっている記録は全てが「嘴の長さより小さい」ものでした。
餌の大きさについてみてみると、こちらも3種ともはっきりした違いはありませんが、ハクセキレイは「嘴の長さより小さい」ものを食べた記録が全体の50%で他の2種よりも高いことがわかりました。

セキレイ類食性_大きさ分布.png

セグロセキレイ1.JPG

分からなかったという記録も動物だった植物だったという記録と同じく貴重な記録なので、ぜひ登録してください!食べ物が不明でも、餌取りをしていた場所のデータなどとして使えます。今回は、3種のセキレイ類がどのような場所で餌を食べるのか、場所のデータを使った解析もしてみました。どのくらい多様な場所で採餌をしているかについて調べてみたところ、ハクセキレイが他の2種と比べると多様な環境を使っているという傾向がありました。まだまだ記録が少ないので、もう少し記録が増えたら改めて調べてみようと思います。

セグロセキレイ2.jpg



posted by ばーりさ at 16:16| 活動報告