暑いか大雨かといった熱帯地方のような天候が続きますね。ちなみに夏に砂浜で活動する際には、帽子と水分、日焼け止めは必須です。アジサシを見に行って倒れないようにしてくださいね。
九十九里浜のシロチドリ調査で、初めてタヌキによるシロチドリの卵捕食が確認されました。
タヌキは、好機主義的雑食性といわれ、得やすい食べ物をなんでも食べるスタイルです。砂浜の後背林に生息しているのでしょうか。確かに、卵は繁殖期には得やすい餌かもしれません。タヌキは、以前カワウのコロニーでも卵を盗んでいくところが撮影されました。地上営巣性の鳥にとってはなかなかの難敵なのです。
コアジサシのコロニーが近いので、コアジサシと一緒に食べられたのかもしれません。夜なのでコアジサシの威嚇攻撃もありません(鳴いているのはシロチドリです)。コアジサシコロニーを頼るシロチドリも一長一短があります。
なお、まもるくん(防護さく)による保護効果はあると思いますが、彼らも生態系の一部(ノネコは違います)で、これは普通の捕食行動です。むやみな排除はしないよう、コアジサシやシロチドリの状況もモニタしながら見守りたいと思います。
昨日は、順調に育っているシロチドリのヒナ2羽も確認しました。