4月から毎朝,秩父,富良野・山中湖,志賀高原と聞いてきたライブ音の聴き取り調査が,今日で終了しました。
聞き取りの結果は,以下よりご覧いただけます。
今年の傾向というとなかなか言いずらいのですが,少なくとも,後半に渡来するカッコウ類,メボソムシクイなどの夏鳥は遅めだったようです。赤線が今年で,それ以外が過去の記録,縦軸がさえずり頻度,横軸が調査日です。
それ以外の鳥たちは,というと,ちょっと難しく,どこの調査地にも渡来するキビタキについて見ると,遅めにさえずり出した秩父を除けば平年並みです。
そして,早めに渡来する夏鳥について見ると,例年よりも早めの傾向があるようです。
今後こうした早遅や日ごとのさえずり頻度の変化に影響する要因なども検討していけたらと思っています。