今月、環境省からの委託を受けて、2回にわたりオンラインでカワウの管理に関する研修会を開催しました。
対象は行政担当者向けとなっており、個体数などの調査に関わられている自然保護団体や、漁協などの方にはご案内していないのですが、200名を超える参加がありました。
新型コロナウイルス感染症がひろがる前は、この研修会は対面形式で開催されており、東京のほか全国各地で開催されていました。オンライン開催よりも内容充実で、現地視察や、グループワークによる管理計画の作成実習などが組まれて2泊3日で開催されていました。その頃は多くても30名程度の参加だったと思いますので、それに比べると今年度はかなり参加者が多くなっています。
今年度の参加者の半数は都道府県、半数は市町村の担当者でした。オンラインでの開催は、旅費などがかからないので、県外に出る機会の少ない市町村の担当者が参加しやすいというメリットがあるのだと思います。加えて、カワウの管理における市町村の役割が大きくなってきていることも背景にあります。場当たり的な対策はカワウの管理の場合マイナスに働くことが多いので、現場に近い市町村の方がカワウの管理に関する基礎知識を身につけて関わるようになることは、とても良いことだと思っています。
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過去の研修会の内容や講義資料の一部は、
下記のWebページでご覧になれます。
環境省 カワウの保護管理ぽーたるサイト
カワウの保護管理に関する資料 研修について
https://www.biodic.go.jp/kawau/02_kenshu.html