京都の芦生に行ってきました。ここはモニタリングサイト1000のコアサイトになっているのですが,シカの影響で下層植生のない森だったので,2003年の調査開始後,ウグイスやソウシチョウが記録されてこなかった場所なのですが,最近少し,記録され始めているというので,環境の変化など見に行ってきました。
今日の野営地はこちら。いい雰囲気の場所ですよね。
夜になると間近にヨタカが現れたり,遠くでコノハズクの声がしたりで,雰囲気だけでなく,本当にいいところでした。
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でも,ウグイスがほとんどいない場所だけに,暮れかかってくると,だいたいどこでも聞こえてくる,ホトトギスの声が,ここでは聞かれませんでした。
そして,3時に起床。いつもの調査地なら白んでくる時間帯ですが,ここは西日本。真っ暗です。もう一度寝るのも何なので,お湯を沸かして,コーヒーを飲みつつ早めに出発。そうこうしているうちに,空が赤くなってきました。
谷部はこんな感じで,植生が全くないのですが,急傾斜地には,スギの稚樹などがはえていて,そんなところからソウシチョウの声がしていました。以前のスズタケが繁茂していたころとは比べものにならないのでしょうけど,こうした場所を足掛かりに,ソウシチョウのような利用環境の幅の広い種から徐々に復活するのかもしれませんね。
今後のモニタリングの結果を見ていきたいと思います。
今回のカツ丼はこんな感じ。
関西らしく,カツの上に卵とじを載せるタイプ。珍しくサンショを使ったもので,おいしかったです。