2022年04月15日

南は最早,北は遅い? 今年のツバメ渡来状況

4月も半ばとなりましたので,3月末にお知らせしたツバメの状況をアップデートしました。
こんな感じです。

ツバメ2018-22比較.png

中部太平洋側までは,これまでで最も早いレベルの早さでした。
前回の報告では,それより北も「早そうだけどまだまだ情報数が少ないんだよね」とお話ししていましたが,関東や中部日本海側は,4月に入って第2波がきて,東北はその後,記録が増えたこともあり,関東や中部日本海側は早いとも遅いとも言い難い感じになってしまい,東北は遅めという状況が見えてきました。

まだ渡来しきっていない3月下旬から4月初めに寒くなって停滞して,その後暖かくなって再び渡来が増えたので,このようなことになったのではないかと思います。

なお,毎年,こういう寒くなる時期があるのですが,去年や一昨年は,その時期がちょっと遅く,4月初めから中旬の時期だったので,ツバメはその前に渡来してしまったのだと思います。
反面,4月中旬前から暖かくなったので,先日ブログで報告したように,ライブ音の聴き取り調査の森の鳥のさえずりが早くから活発だったり,初認が早かったりするのだと思います。
寒さがぶり返すタイミングによって,種(や地域)によって,初認が早かったり遅かったりするようなのは,集計は難しいですけど,面白いので,なんとかうまくまとめたいと思います。
posted by ばーりさ at 15:59| 活動報告