2022年04月07日

モズが増えてきた多摩の雑木林

4月になり,今年も通勤前のツミの分布調査がスタートしました。1週間たって,調査地を一巡し終えました。
ツミは3か所で確認しましたが,定着して繁殖行動に入っているのは1か所のみ。季節前線ウォッチでは,確認が早くなっている種が多いですが,ツミは年々繁殖が遅くなっているイメージがあります。

一巡して気になったのは,モズをみる林が多くなったことです。この傾向は数年前からあって,東京都鳥類繁殖分布調査でも,分布が拡大していることがわかってきていますが(https://www.bird-atlas.jp/news/bbstokyo2016-21.pdf),今年はさらによくみかけます。さっそく巣も2か所で見つけました。

雑木林の更新やナラ枯れ対策もあって,木の切られた林も多く,これまでは,そんなところがモズの生息地になっていたのですが,それが伐採はされてないけれども,近くに畑などの開けた場所にも生息地が拡大している感じがします。

雑木林.jpg


今後,どうなるかに注目しつつ,観察続けたいと思います。

posted by ばーりさ at 11:56| 活動報告