2022年03月24日

テレワークの活用と山口県でのヒバリのさえずり録音

バードリサーチでは今後、働き方の選択肢として、徐々にテレワークも活用していくことにしました。
早速、植村が地元の山口県で2日間テレワークをしてみました。
データ解析や書類作成、メールやSlackでのやりとりのほか、zoomで外部のミーティングに出席したり、東京の事務所で勤務中の職員とコーヒータイムをしたりと、いつも通り仕事をすることができました。
ただ、いつも使っているような大きなディスプレイがない環境だったので、小さな画面1つだけでの仕事には多少ストレスもありました。
今後は長く滞在する場所で大きめのディスプレイを使えるようにしたり、コワーキングスペースなど大きなディスプレイが使える場所を使用するなどの対策が要りそうです。


バードリサーチは基本的に9:30からが勤務時間なので、それまでの時間を使って、ヒバリのさえずりを録音しました。
私は大学の卒論で繁殖期と非繁殖期のヒバリのさえずりを材料にした研究をしたのですが、当時使っていた機材や当時の経験では得られたデータの質が良くなくて論文にまとめられずにいます。今回はいい機会だったので録音をやり直してみました。
今回の調査地はきらら浜自然観察公園の隣で、荒地になっているところにたくさんのヒバリが繁殖しています。
調査は朝7時ごろからの2時間を2日間行ったのみでしたが、順調に録音が進み、最低限欲しかったくらいの録音ができました。
卒論のときには2ヶ月かけて録音調査をしていたのですが、今回はわずか2日間で、当時の2ヶ月分と遜色ないくらいの録音を得ることができました!
10月くらいになったらまた同じ場所で録音調査をして(他の時期にも帰れば録音して)解析をしてみようと思います。
こういう過ごし方ができるのもテレワークの利点の一つですね。

IMG_1918.jpg
調査地の、ヒバリが少ないエリア。この場所は草丈が高いのでホオジロが多かった。ヒバリはもう少し地面が露出するような荒地に多い(そちらは写真を撮り忘れました笑)。周辺ではチュウヒやハイイロチュウヒ、コチョウゲンボウなども観察できました。


posted by ばーりさ at 13:13| 活動報告