2020年06月11日

手賀沼に行ってきました(佐藤)

非繁殖期にも見に行きましたが、今回は繁殖期の手賀沼のコブハクチョウの現状を見に手賀沼を一周しました。
手賀沼に隣接している公園などでもコブハクチョウは観察する事ができ、中には芝生の上に寝ている成鳥もいて、ほとんど人を警戒していないようでした。雛を連れている親もいましたが、近くに人がいてもそんなに警戒する様子はなく、人に慣れていました。

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非繁殖期に多くのコブハクチョウがいた場所にも行きましたが、この時期も多くの個体(70羽程度)がいました。しっかり観察はできていないのですが、ここでは雛を観察する事ができなかったので、恐らくこの群れのほとんどの個体が繁殖していないのでないかと思います。

また、手賀沼周辺の農地内でも稲をついばんでいるコブハクチョウがいました。手賀沼のコブハクチョウは年々個体数が増加していて、手賀沼に隣接する農地の被害が懸念されていますが、
農業協同組合新聞によると柏市では、偽卵による個体数を減らす研究を進めているそうです。

今回、繁殖期に見に行くことでコブハクチョウの繁殖生態を垣間見る事ができました。特に多くの個体が繁殖していなさそうだったので、その理由を文献などで探ってみようと思います。
posted by ばーりさ at 17:19| 活動報告