現在、実施している東京都鳥類繁殖分布調査はこれまで約900メッシュで現地調査が行われました。
それらの結果と20年前のデータを比較すると、23区内で分布を拡大させている種がいました。そこで今回はその中の4種について23区のどのような場所で分布を拡大しているのかを調査します。
分布を拡大させている4種
世界でも有数な大都市東京の中でも人口が集中する23区では、現在でもいたるところで再開発が行われていて、日々変化しています。同様にそこに生息する鳥類も変化をしてきていて、この20年間で都心に進出している鳥類がいます。20年ごとに実施している東京都鳥類繁殖分布調査の23区内での結果を見ると、樹林性のメジロやシジュウカラは90年代の調査では観察されなかった多くの場所(メッシュ)でも2010年代では観察されています。同じく、森林性のオナガも23区内では分布が広がっていますが、郊外の方ではむしろ減っている可能性があります。オナガは分布域を変化させてきたのでしょうか。また、近年、分布を拡大しているホンセイインコ(外来種)も23区内で分布を拡大してきています。
自宅付近や勤務先での目撃情報をご提供ください!
分布を拡大しているオナガ、シジュウカラ、メジロ、ホンセイインコの分布状況を2把握するため、4種の鳥類調査を23区で実施します。23区にお住いの方、23区に勤務先がある方は是非、調査にご協力ください。1種のみの記録も大歓迎です。
また、特徴的で身近な鳥類が対象ですので、これまで調査への参加に躊躇されていた方も是非、この機にご参加ください。
詳細はこちらの特設ページをご覧ください。