今日は清々しい朝。この時期,ぼくはツミの営巣地を探して,近所の緑地をまわっています。
その調査で気づいたことが1つあります。それは,モズが復活しているのではないかということです。
子供の頃は,東京の多摩地域ではどこにでもいたモズですが,めっきりみることがなくなっていました。それが最近また見るようになっているのです。今年,これまで見られなかった2地点でモズを観察できるようになっています。
これは,うちの近所だけではないようです。現在実施している東京都の繁殖分布調査の結果を見ても,1990年代に激減したのが,やや復活傾向にあることが見て取れます。
東京都全体の原因はわかりませんが,うちの近所では,雑木林の更新のための伐採が復活の理由のように思います。
モズが見られるようになった,1か所はこんな感じです。
もう1か所もこれほど面積は大きくないですが,更新伐採がされた場所です。
知りあいが観察している雑木林でも,一部伐採したらモズが見られるようになったと聞いていますので,こうした環境の変化にモズはすぐに反応できる能力があるのでしょうね。山でも伐採地があると,モズが入ってきたりしますから…。