今年も特定シギ・チドリ9種(キョウジョシギ、トウネン、キアシシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、メダイチドリ、ムナグロ、オオソリハシシギ、ホウロクシギ)の春の初認調査を行っております。
今年は暖冬といわれています。地元では桜が満開したと思ったら雪が降りました。シギ・チドリたちの飛来に例年と何か違いはあるでしょうか。暖かいので早めに飛来するかもしれません。
春の早い時期に日本に飛来してくるホウロクシギとオオソリハシシギの3月末までの渡来状況を昨年と比べてみました。
ホウロクシギは、昨年は宮城県で位置的にずば抜けて早い記録がありますが、九州でも初記録は昨年の方が早いようです。
中国、近畿辺りでも昨年の方が早く、関東周辺では今年の方が早くなっていました。
今年は3月20日ごろに短期間に飛来しているようです。
オオソリハシシギは、九州では越冬することもあります。今年は有明海でも越冬していたようです。暖かい冬には越冬分布も異なるかもしれません。
今年は3月22日に東京湾でも報告されていて、昨年に比べると報告数も多く早い渡来と思われます。
これから渡ってくるシギチドリに今回の寒の戻りはどう影響するでしょうか。
マイフィールドに訪問するシギ・チドリの情報をお寄せいただければ幸いです。
季節前線シギチドリ
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