2020年02月08日

2月8日中央公園調査報告

暖冬に慣れた体には寒さがこたえる朝。
集合場所の沈床池も全面凍結です。
鳥たちも寒さのせいか少なめです。

それでも身近な鳥たちが楽しませてくれました。
このところ数が少なかったメジロ。
今朝はシジュウカラの群れとともに木々の間を忙しげに動き回っていました。

見ているとヤツデに集まってきました。
多い時には5、6羽がとまることも。
花のあとの若い実にくちばしを差し込んでいるようです。
残った蜜を飲んでいるのでしょうか?

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     (ヤツデに集まるメジロたち)

いつもアオジやジョウビタキがみられる住宅との境の生垣。
今朝はシジュウカラの群れが鳴きながら集まっていました。
と、近くの枝にモズの雄の姿が。
どうも、シジュウカラはモズを警戒していたようです。

調査終盤ではオナガの小群と遭遇。
少なくとも8羽を確認しました。
ユリノキの幹に数羽が集まってはキョロキョロ。
樹皮や樹洞に隠れている虫たちを探しているようです。

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  (樹皮の下からクモを捕らえたオナガ)

夏の間、この公園では普通の住人のオナガ。
しかし、秋から冬はほとんど姿を見ません。
巷では減っているのではとの話も聞こえてきます。

そこで、03年から18年までの16年間の1年ごとの記録率の変化まとめてみました。
記録率は、16年から低くなっています。
しかし、同様の変化は05〜07年でも見られています。
そのため、今のところ生息状況が悪化しているのかどうか判断できません。

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  (2003年から18年度までのオナガの記録率の推移)

今シーズンの調査はあと7回。
19年度はどのような結果になるのか楽しみです。

解散後、1羽のキジバトが枯れ枝をくわえては木の又に入っていくのを観察しました。
キジバトは冬でも繁殖する鳥です。
寒さに負けず、繁殖に成功すると良いのですが…。

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      (巣材を運ぶキジバト)

参加者:6名 記録種20種 記録個体数144羽
次回は2月15日午前7時からです。担当:BR平野





posted by ばーりさ at 12:16| みにクル報告(宇都宮)