2019年11月22日

ベトナム後半(守屋・佐藤)

ベトナム後半の11~14日まではカンザーで活動しました。
カンザーはマングローブの森を巡る観光地にもなっており、ホーチミン市内からエコツアーも催行されています。リゾートっぽいホテルもありましたし、我々は高くないホテルでしたが、格段にホテルの設備は良かったです(お湯が出る)。また、バードリサーチ研究支援プロジェクトで支援した越山さんのフィールドです(成果の絵本はこちらでも紹介)。まさか実際に行くことになるとは思いませんでしたが、聞いていたような植林とは一見思えないような森でした。

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カーフェリーで川を渡ります。

さて、我々の目的は水鳥の状況をASEANに報告することなので、水鳥の数を数えてまわります。

ヴァムサットという塩田跡といった環境では、コチドリ、コアオアシシギやタカブシギなどが観察され、日本の水田にいるようなシギが多かったです。奥には、ツアーセンターのような建物がありレストランがありました。そしてバクリュウよりも高い塔が...、しかも変な構造。ここでもマングローブの樹冠を見ながら夕方までサギやウのねぐら入りを数えました。ハイイロオウチュウなども観察できました。
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次の日の管理事務所で会合後、インドトキコウのねぐらがあるということで案内してもらいました。クリークを小型ボートで爆走し、マングローブの湿地帯をくぐりたどり着いた湿地には、目的の鳥はおらず、残念だったねみたいな雰囲気。このまま(あの道をまた)帰るのかと思って、ふと右を見やるとインドトキコウが群れで飛んでいて声を出してしまいました。

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絶滅危惧種ではないが減少傾向にあるインドトキコウ

さて、ちょうど干潟は大潮で大きく出ていました。広大な干潟は砂地で干出すると固く、地元の人が沖までバイクで潮干狩りに行っていました。そしてイヌが駆け回る...。
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シギ類が最も多いところで2500-3000羽ぐらいいました。そして8割ぐらいがオバシギです。他はダイゼン、シロチドリ、メダイチドリ、オオメダイチドリ、チュウシャクシギ、ダイシャクシギ、オオソリハシシギ、オグロシギ、キョウジョシギ、コオバシギ、トウネン、ハマシギ、ソリハシシギ、イソシギ、アオアシシギ、アカアシシギ、カラフトアオアシシギ、コサギ、ダイサギ、カラシラサギ、クロハラアジサシ、オニアジサシなど、渡りの時期はもっと種類も数も増えそうです。
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オバシギが群れ飛ぶさまは壮観でした。

ただ、干潟には縦網も張られていました。魚狙いと網を直していた人は答えたそうですが、網は一晩中張られており、水鳥のバイキャッチ(混獲)もあり得そうでした。
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干潟に設置された150cm×400mの縦網

中継地や越冬地として重要な場所と考えられ、さらに調査して周年のデータを整備すればラムサール条約に登録するのは難しくないと思われました。モニタリングを担える体制が聞いた限りではなさそうでしたので、今後とも何か関わっていければと思いました。

カンザーは海に近いので海鮮が豊富でした。牡蠣も食べていいのかどうかわからないけど食べました。食事に関しては、私(守屋)は問題ありませんでした。すべて美味しかった。
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カブトガニは食べませんでした。

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佐藤、大変お世話になったDr. Hung、守屋、シンバさん(Photo by Simba)

posted by ばーりさ at 19:50| 活動報告