2019年06月19日

カルガモのヒナは無事に育つか全滅するかの二極化している?

ヒナの無事な成長を願いながら親子を見守るカルガモ・サバイバル調査。間延びした観察期間のため、果たしてどのくらいの方が観察してくださっているか心配なのですが・・・、ここまでの中間報告をいたします。

カルガモのヒナは8月まで見られますので、引き続き、調査へのご協力をよろしくお願いします。

大池カルガモ家族190616.jpg
栃木県立中央公園(平野敏明)

この調査は生まれて間もないヒナを見つけた日に数をかぞえ、それから4週間ほどのあいだ時々ヒナの数の調査をするという方法で行っています。カルガモの産卵数は10〜14個とされているので、初認時点でそれより少ない場合はどう評価するかという問題はあるのですが、卵が捕食されることもありますし、今回は初認したヒナが生まれたときの数と考えることにしました。

まだ観察数が少ないのですが、集まった11事例を見る限りでは、カルガモのヒナは全滅かそれに近いくらいまで減ってしまうケースと、ほとんどが無事に育つケースとがあり、その中間で半分くらい無事ということにはなっていないようです。カラスなどの捕食者に狙われると、くり返し襲われ続けるためかもしれません。

カルガモ生存グラフ.png
カルガモの親が連れていたヒナ数と初認からの経過日数。

続いて、もうひとつのテーマであるオスの付き添い状況です。カモ類のオスは子育てに参加しないと考えられているのですが、東村山(東京)の1家族、多摩中央公園(東京)の1家族、栃木県立中央公園(栃木)の1家族、協同の杜(山形)の2家族で、ヒナの近くにオスのカルガモがいるのが観察されました。頻繁に観察されていた協同の杜では、一家族は孵化のころまでオスが一緒で、もう一家族はヒナ孵化する前から最後の1羽に減ってしまうまでの16日間、オスが一緒にいるところが見られたそうです。

このような付き添いオスがヒナの親かどうかが気になりますが、目印の付いていない個体の観察なので、今回はそこまでは分かりません。でも、夫婦そろって子育てしていると思いたいですね(笑)

山形ペアとヒナ.jpg
協同の杜 メス親とヒナのそばにいるオス(後藤金義)

多摩センター中ヒナとオス.jpg
多摩中央公園 メス親とヒナのそばにいるオス(神山和夫)
奥にいるのは50日齢くらいの10兄弟。

posted by ばーりさ at 11:50| 活動報告