相馬市の松川浦に冬のシギ・チドリ類調査にいっていました。
雪もなく、高速を通ると1時間ほどで福島市から相馬市に入ることができました。
シギは、沿岸部にハマシギが60羽ほどかたまって休んでいました。
風は強くはありませんが寒かったです。
冬期の湾内はカモ類が多く、マガモ、カルガモ、オナガガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、コガモ、ホオジロガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、スズガモ等を観察できます。
湾内の干潟は沈んでなくなったところも多いのですが、小さな入り江に堆砂して干潟が大きくなっている所もありました。
人も近づかないし、なかなか良い環境なので渡り時期に期待したいです。
後背の水田地帯にコハクチョウとオオハクチョウが100羽ほど採食していました。
この地区は震災の翌年は、まだ大きな瓦礫が残っていました。
瓦礫を撤去し、表土をはいで除塩、客土して、整地して、細かなごみを大勢の人で取り除いて、3年ぐらい前から稲作が再開し、ハクチョウが落籾を拾えるようになったのだなと思うと感慨深いものがありました。