2018年12月28日

研究誌Bird Researchアワード2018

最後は今年,研究誌のアクセスの多かった論文です。

1位 鳥類の生活史・生態・形態的特性データベース
http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/birdresearch/7.R9
7巻のこの論文が1523ダウンロードで断トツ1位でした。
モニタリングサイト1000の解析のために,陸生鳥類の生態情報を集約したデータベースで海鳥は入っていませんが,いろいろな解析の際に便利なので,ダウンロードが多いのだと思います。


2位 リュウキュウサンショウクイの分布拡大
サンショウクイ.JPG
http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/birdresearch/7.A33
今年の冬,各地でリュウキュウサンショウクイ多いみたいですね。そんなこともあってか,この論文が第2位。1163ダウンロードです。リュウキュウサンショウクイ,観察されたら,ぜひご報告ください。将来こうした論文に反得されます。
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/sanshokui/index.html


3位 カラス類はどんな出し方のごみを荒らすのか
http://doi.org/10.11211/birdresearch.12.a19
カラスのゴミ出しの論文が3位でした。こういう対策に役立つ論文は,きっとダウンロードしている層もちがうんでしょうね。そんなこともわかると良いのですが。


4位 四国西部におけるサンジャクの野生化
サンジャク.JPG
https://doi.org/10.11211/birdresearch.14.S1
ちょっと以前の論文が続いていましたが,今年の論文がようやくランクイン。ニュースレターでも閲覧数の多かったサンジャクの論文です。こういう新たに記録されるようになった鳥の注目度は高いですね。


5位 オジロワシおよびオオワシの飛行行動の違い
http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/birdresearch/6.A43
風車のバードストライクに関係するからか,この論文も毎年のように上位に入っています。


今年も研究誌は9本の論文を掲載することができましたが,来年も,興味深い論文を掲載していきたいと思います。何か面白いデータをお持ちの方は,ぜひ,ご投稿ください。


では,よいお年を。


posted by ばーりさ at 20:01| 活動報告