2018年07月21日

中央公園7月21日調査報告

今日も早朝からうだるような暑さ。
鳥たちの姿も疎らです。

いつもの年なら、ハシブトガラスの若鳥の群れで騒々しい時期。
しかし、今年は多少増加したもののそれほどでありません。
今朝は、上空通過を含めても17羽。昨年並みです。
一昨年の同時期には36羽なのでだいぶ少ないことが分かります。
どうも2013年や14年をピークに減少傾向にあるようです。

シジュウカラは2か所で鳴き声が確認され少なくとも3羽のみ。
しかし、過去の同時期の記録をみると例年とほぼ同じでした。
若鳥は群れで行動するため出会う機会が少ないのかもしれません。
あるいは、昆虫の多い郊外の林へ行っているのかも?

それでも大池では元気に飛び交うカワセミの姿。
人間をあまり警戒せず、お気に入りの岩と手すりを行き来していました。

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   (手すりにとまるカワセミの雄)

鳥はイマイチでしたが、昆虫たちが楽しませてくれました。
日本庭園では真っ赤なショウジョウトンボが3頭草の先で翅を休めていました。

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     (ショウジョウトンボの雄)


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     (アカボシゴマダラ)

エノキの近くでは地上で吸水するアカボシゴマダラ。
この外来種。あっという間に増えてしまいました。
在来種のゴマダラチョウは今ではほとんど見られなくなりました。
昆虫の世界の変化の速さに驚くばかりです。

ここしばらくは鳥が少ないことを記録する調査が続きそうです。
さて今夕は、近くの居酒屋で暑気払い。
どんな鳥の話題で盛り上がるでしょうか。
楽しみです。

参加者4名 記録種数11種 記録個体数128羽
次回は7月28日午前6時からです。担当:BR平野






posted by ばーりさ at 11:57| みにクル報告(宇都宮)