2018年07月11日

オオタカ調査で帯広へ

先週の名古屋,小松に続き,帯広へ行ってきました。
 帯広の営巣地はカラマツそして平地。スギの営巣地がつづいていると,巣が見やすいし,巣へのアクセスも楽。ヒグマがいるところがちょっと怖いけど(今回も1頭見られました)。

こんな感じです。

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 数年前の台風で営巣地の防風林の木がかなり倒れ,その処理がオオタカに影響を与えているそうです。この営巣地もすぐそばまで伐採が入っています。防風林というと単なるその防風目的の林と思ってしまいますが,材をとるための林業地でもあるそうで,伐採は材の管理やそもそもの目的でもあるので,仕方ないのですが,大径木林がそれなりに残っていて,これまではうまく営巣地を移動させながらオオタカが繁殖してきたのが,台風対応で伐採が多くなると代わりの営巣地がなくならないか心配です。

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 多くの巣は巣立っているか,巣立ち直前でした。北海道のオオタカは渡りをするのに,留鳥の本州と繁殖ステージがそれほど遅くないのが意外です。
 また,今年はヒナが多いということで,3羽の巣が多くありましたが,普段は3羽は珍しいそうで,そうするとヒナ数は本州より少なくなります。今の時期だけみていると,獲物になる鳥は本州よりも多そうなのにちょっと意外でした。渡りと春先の鳥の少なさが卵数に影響するのかな。

 今回もカツ丼に連れて行ってもらいました。北海道らしいシイタケと筍のカツ丼です。ぼく的にはちょっと煮込みすぎで衣がブワブワになっているのはマイナスポイントですが,美味しかった。カマンベールソフトなるものもご馳走になりました。もっとすごいもの想像しましたが,普通に美味しかった。



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posted by ばーりさ at 05:37| 活動報告