2018年02月26日

谷津干潟のサイエンスカフェに参加してきました(守屋)

昨日は、谷津干潟のサイエンスカフェで話をしてきました。

テーマは、興味を持って水辺の鳥に関わってほしいと期待して、最も身近な(?)シギであるハマシギの繁殖地、中継地、越冬地の様子を三人で分担して話題提供しました。

環境省の辻田さんのアラスカの繁殖地の調査に参加した話では、アラスカでは年々雪解けが早まっているのですが、ハマシギの営巣開始はそれに合わせて早まっていけていないようです。エサとなる昆虫は雪解けとともに発生が早まっているそうなので、今後もそのズレが拡大していくとシギのヒナの成長に影響があると懸念されているようです。
また、漫湖水鳥湿地センターの富田くんはロシア側の繁殖地・中継地の話をしてくれました。日本に来ていそう(通過していそう)な4つの亜種を紹介してくれました。カムチャッカハマシギとサハリンのハマシギは、日本でいつも見かける形態とは異なる点もあり、夏羽ならなんとか発見できそうな気がしました。どの亜種が、どのようなルートをどんな時期に利用して移動しているのか詳しくわかってないことも多く、今後の研究や観察記録が期待されます。
私はハマシギの越冬地としての日本の話をし、越冬期の優占種であること、国内でも冬に徐々に個体数が減少しており準絶滅危惧種であることを紹介しました。

最後に多くの質問があり、繁殖地の話というのは皆さん興味があるのだなと思いました。個人的にも日本が主要な越冬地・中継地であることから積極的に保全などに取り組まないといけない種ということを改めて痛感しました。
ハマシギのカウントイベントや『亜種カムチャッカハマシギを探せ!(マニアむけ)』とか企画したいですね。また今後はロシアやアメリカ、他の越冬地とも連携してハマシギの謎に取り組んでいきたいです。

とにかく繁殖地でハマシギを見てみたい!と思いました。


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谷津干潟観察センターのカフェのおにぎりセットは海苔がカニとダイゼン?でした。
ホンビノス貝のクラムチャウダーやうどんも味わえます!

posted by ばーりさ at 14:30| 活動報告