ドローンを使ってガンカモ・ハクチョウの数を数える調査のことは何度かお伝えしていますが、今後こうした調査が広まった場合に、ドローンを飛ばすことでガンカモの群れを攪乱してしまわないよう、飛行のガイドラインを作成しておく必要があるでしょう。
環境省の研究総合推進費で行われている「フィールド調査とロボット・センサ・通信技術をシームレスに連結する水域生態系モニタリングシステムの開発」の一環で、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田さんが中心になり、ドローンがどのくらい接近するとガンカモ類は警戒行動を起こすのかの実験をしていて、バードリサーチもこれに参加しています。
環境省の研究総合推進費で行われている「フィールド調査とロボット・センサ・通信技術をシームレスに連結する水域生態系モニタリングシステムの開発」の一環で、宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団の嶋田さんが中心になり、ドローンがどのくらい接近するとガンカモ類は警戒行動を起こすのかの実験をしていて、バードリサーチもこれに参加しています。
昨日は北浦で接近実験をしてきました。ドローンで個体数調査をするときは、群れ全体を写せるように高い高度から撮影するのですが、この実験ではカモたちには申し訳ないですが、水平方向と垂直降下の両方で、カモに何mまで近づくと、どのような警戒行動を起こすかを記録します。北浦のカモたちは落ち着いていて、ドローンが相当に接近しない限り気にしていないようすでした。詳しい報告は後日公開されます。
調査地の北浦(茨城県)。
真上から接近する実験中に撮った写真。眠っていたオオバンとマガモに高度10mまで近づいたので、かなりプロペラ音がしているはずですが、マガモ1羽が首を傾けて上を見ているだけで、ほとんどの個体は眠ったままでした。すぐ近くにはオオバンを足につかんだオオタカがいましたが、結構のん気なものです。