2017年06月19日

ID-BIRD渡良瀬遊水地(守屋)

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今回のID-BIRDは、ラムサール条約登録湿地でもある渡良瀬遊水地で行いました。
日曜朝の7時に総勢10名現地集合。
私の自宅は東京都清瀬市ですが、4時ごろに出発し高速を使用したら余裕をもって現地につきました。

今回は、一見すると同じように見える2つのアシ原でラインセンサスをおこない、ウグイス類の数が異なるのか、また簡単な植生調査をしてもらい環境の違いも見てもらいました。

メイン講師は、渡良瀬遊水地で調査をしている平野敏明さんです(ミニくる宇都宮中央公園も主催してます)。
時間がないので、ぶっつけで調査を始めようとしたのですが、コヨシキリがいたり、オオセッカがいたりと聞きなれない鳥も多いため、まずは皆でルートを一回歩いて調査を開始することにしました。
平野さんや私が質問に答えたり、歩くルートから両側50mが観察範囲であるため測距器で50mを測って距離感を体感してもらいました。
結果的に、調査精度を上げるのに大変良かったと思います。あたり前ですが下見は大事ですね。
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今回は400mの2つのルートを歩いてそれぞれ記録をしてもらいました。なるべく同じ鳥を数えないように調査範囲の鳥を数えるのは、慣れないうちは至難だったと思います。
観察されたウグイス類は、ウグイス、オオセッカ、オオヨシキリ、コヨシキリ、セッカの5種でした。
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また簡単な植生調査を2つのルートの途中で行いました。アシ原に入り、定規や自分の体で調査区画を作り、同じ面積のアシやオギの数、高さ、またカサスゲなどの下層植生の被度を記録しました。

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活動センターに場所を移し、ちょっと休んでから平野さんから渡良瀬遊水地の歴史やこれまで調べてきた鳥類について説明してもらいました。いろいろな環境があるせいか繁殖する鳥も多いですね。

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私からは、センニュウ科とヨシキリ科についての解説と調査結果の簡単なまとめを行いました。2つのルートのウグイス類の平均の個体数は、上の表のようになりました。オオヨシキリ、ウグイスの多かったAルート、コヨシキリ、オオセッカ、セッカが多かったBルート、環境の調査でも2つのルートでアシ原や下層植生の密度などが異なり、環境の違いが鳥の生息に関連していそうだということを見てもらうことができました。
我々が現在行っている全国繁殖分布調査も、ただ野鳥の数だけを見るのではなく、その野鳥が生息するために必要な環境も見ているということでもあります。どのような結果になるか楽しみですね。

しかし、朝からルートセンサスをし、アシ原に突っ込んで現地調査した後の講義はツライですね。
プログラムや工程は工夫する必要があるかも…。
今回の経験を活かして、調査員養成講座に反映させていきたいと思います。


posted by ばーりさ at 18:47| 活動報告