2016年10月20日

水鳥を数えるカウンターの工夫(神山)

冬になるとカモのカウントをするのですが、数が多いとカウンターが必要です。紅白歌合戦のおかげで、バードウォッチャーと言えば世の中の人たちが、「あのカチカチしている人たちでしょ」とイメージしてくれる、あの、カウンターです。

ただガンカモ類でもシギチドリ類でも、群れの中にいくつもの種が混じっている場合は、1種しか数えられないカウンターというのは不便なものです。そこで私は、100円ショップで売っているカウンターを2つ3つ接着剤でくっつけて利用していました。ボタンのひとつに緑の針金を巻いてあるのは、カチカチしているうちに、どれでどの種を数えているのか忘れそうなので、「針金に触れるボタンは一番多い種」などの印にしているからです。
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これはなかなか便利だったのですが、片手で双眼鏡を持ち、もう一方の手でカウンターを握る場合は2連結カウンターが限界でした。
双眼鏡貼り付けられるような小型カウンターがあると便利なのなぁと思っていたところ、100円ショップのダイソーでいいものを見つけました。デジタルminiカウンターです。

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こんなふうに双眼鏡に付けると、鳥を見ながら4つまでのカウンターを使えます! ボタンはストロークが深くてクリック感があるので、押し損ねることもありません。欲を言えば、押したときにピッと音がして、電気的な接触が悪くなっていないかを確認できると安心なのですが。
部屋でカチカチ試してみたところでは使用感に問題はなさそうなので、今週末にフィールドテストをしてきます。

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2016-10-23追記。
実際にカモを数えてみたところ、カウンターは双眼鏡の接眼レンズに近い位置に付けた方が、カチカチしたときに双眼鏡が揺れないことが分かりました。数えやすくて、使い物になりそうです。付属のベルトは外して、コクヨのひっつきむし(壁にポスターなどを貼るための非硬化性パテ)で付けています。
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posted by ばーりさ at 12:06| その他