暖冬とは言え、それなりの冷え込みです。
しかし、日本庭園のウメの木の蕾は膨らみ、もう一輪咲いていました。
サンシュユやマンサクの花芽も大きくなっていました。

(早くも咲きだした白梅の花)
今日は17日の市民観察会の下見を兼ねていました。
博物館のスタッフの方も加わり総勢8名。
久々の参加者数です。
ただ、やはり鳥たちは全体的に少ないようです。
特に、例年公園の代表的な冬鳥のシロハラは少ないままです。
今朝はやっと1羽、植込みの地上で落ち葉をかき分けていました。

(シロハラの10日ごとの最多個体数の比較)
シメは昨年よりは多くなってきました。
1月上旬の最多個体数は先週の6羽。
今朝は3羽。カエデやユリノキで採食する姿が見られました。

(シメの10日ごとの最多個体数の比較)
一方で、シロハラと並んで代表的なツグミ。
今朝は上空通過も含め5羽を記録。
年末から年始に急に増加しました。
公園から約1.3qの距離にある里地では100羽前後の群れも。
年末の北日本の降雪の影響で南下したのかもしれません。

(ツグミの10日ごとの最多個体数の比較)
今朝は久しぶりにエナガ2羽が記録できました。
観察していると、1羽がしきりに樹皮を齧って皮を剥ぎとっていました。
口一杯になるとスギの茂みの方へ。
もう巣造りの準備なのでしょうか。
ただ、今の季節の巣材運びは一時的なようです。
今春はまた繁殖すると良いのですが…。
参加者8名 記録種数22種 個体数199羽
次回は1月16日午前7時からです。担当:BR平野