2016年01月07日

近況報告2014≫オオタカにおける繁殖適地環境の段階的評価モデルの構築

バードリサーチの研究支援プロジェクト(2014)で、
皆様からご支援いただいている研究の近況報告が届きました。
夏川遼生さんによる「オオタカにおける繁殖適地環境の段階的評価モデルの構築」です。

オオタカがどんな環境に営巣し、繁殖しているのか?彼らの生息環境についてはこれまでも多くの研究が行なわれてきました。しかし、オオタカの生息環境を効果的に保全していくためには、彼らが繁殖している環境の中でも、より適している環境と、そうではない環境を明らかにし、その違いを示すことが大事です。夏川さんは、自身の調査に加え、多くの協力者からの情報提供を受け、プランを企画した時点で56か所の営巣地の情報をそろえていました。繁殖の継続性と巣立ちヒナ数のデータから、生息環境を段階的に評価し、これまでの研究よりも、より詳しくオオタカにとって適した環境を割り出そう、という研究です。
(詳細はコチラ

いただいた中間報告をご紹介します!
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オオタカにおける繁殖適地環境の段階的評価モデルの構築
(近況報告)


タイトルが「段階的評価モデル構築」ということで、いる/いない→繁殖が成功しやすい/失敗しやすい→巣立ち雛数が多い/少ないの3段階解析を行っていますが、今のところ、この内いる/いないについては、現地調査、環境解析、統計モデルでの解析のすべてが終了しています。実は途中、PCの容量を超えたようでRが動かなくなるアクシデントもありましたが、ようやく終わりました。
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写真1.GISでの環境解析の様子

 現地調査は多くの方々にお手伝いいただき、急傾斜地での営巣林の植生調査やオオタカの巣立ち雛数のカウントなどの調査を行うことができました。
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写真2.営巣林の植生調査の様子

 後は、繁殖に成功しやすいかどうか、雛数が多いかどうかなどの繁殖成績に影響する要因を明らかにして、オオタカが暮らしやすい環境はどのような環境なのかを明らかにしたいと思います。

posted by ばーりさ at 11:40| 研究支援(近況報告)