12月中旬に道東の調査に行っていました。
新しい鳥類を探知する調査機器の開発なのですが、海面が見えるとダメとか、崖があるとダメとか、雨や雪もまだダメなのですが、上手くいくと便利な調査機器になるので、ムラッ気はあるが爆発力のあるスポーツ選手のような感じでした。今後の開発に期待です。
今回は調査機器の性能を見るため主にオオワシ・オジロワシを対象とした調査でしたが、風がないと全く飛びませんでした。ある程度の強風を利用して沿岸で餌などを探しているようです。
風力発電所も風況が重要なので設置場所と生息場所が重なることもありえます。
また帰りに寄った野付半島では、港や道路脇の電信柱にワシ類がとまっていて、こちらは漁船からのおこぼれや道路で轢かれた死体狙いのようです。
今年の春に以下の様なお知らせが環境省から出ていました。
環境省:(お知らせ)平成26年度国内希少野生動植物種シマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ及びオオワシの傷病個体収容結果について
https://hokkaido.env.go.jp/pre_2015/26_2.html
風車事故、交通事故、列車事故、鉛中毒と様々な人が関係する危険があり、共生のための問題は山積です。自然が近い北海道ならではの問題かもしれません。
調査地の崖下にはラッコが浮いていました。また反面、豊かな自然も北海道の魅力ですね。
2015年12月24日
道東に行ってきました(守屋)
posted by ばーりさ at 13:55| 活動報告