この土日は、千葉県北部の銚子近くにある溜池に行ってきました。いちばんの目的は夏目の堰に来ているハクチョウを見ることでしたが、水田地帯の溜池にマガモがわんさかいるのに感激しました。ハクチョウの方は今朝(12/6)現在で69羽。少なくとも6羽のオオハクチョウと、残りはコハクチョウです。先週やっと飛来が始まったばかりで、1月にかけて1000羽以上になるそうです。
ところで、ガンカモの数がとても多いと、双眼鏡をのぞきながらカウンターで数えるのが難しくなります。私の場合、双眼鏡の視野の上下にカモの群が納まっていれば左右にスキャンしながら数えることができますが、上下の視野をはみ出して広がっている群を数えるのが苦手です。
そこで写真を撮ってパソコンの画面で数えるのですが、何枚もの写真をつないでパノラマを作るのが面倒でした。でも、今年はいい方法が見つかりました。
マイクロソフトのICEというフリーソフトが、簡単にパノラマ写真を作ってくれます。何年も前からあるソフトらしいのですが、最近になって存在を知りました。
下の写真は、香取郡東庄町の溜池で撮影した15枚の写真をICEで合成したものです。ぜんぶマガモで、約3千羽です。(600羽まで数えて、その5倍と目算しました。手抜きですいません。)
ICEに上手にパノラマ写真を合成してもらうコツは・・・
★ICEが隣り合った写真の重複部分を分析できるように、写真同士を30%くらいオーバーラップさせる。
★合成の手がかりになる背景の風景も写真に含める。水面とカモだけはだめ。
★同じ地点から撮影する。移動しながら撮ってはいけない。
★1.Import 2.Stitch 3.Crop 4.Exportという4ステップの操作があるが、3.Cropは飛ばして、4.Exportする。Cropはパノラマ写真を見栄えよく長方形にするため自動で足りない部分を補完しますが、カモの数が増えてしまうことがあります。
こちらは夏目の堰のマガモ。オスの目線が優しい(気がする)。
2015年12月06日
ガンカモ調査のためのパノラマ写真
posted by ばーりさ at 20:35| 活動報告